8月全県模試の団体偏差値は66でした。

2018年9月4日

夏期講習最終日に行った8月の全県模試のウェブ判定での結果です。ちなみに塾生個人への帳票は、明日9/5(水)に返却します。

7月までの入試模試団体偏差値推移はこちら
7月のW合格もぎの団体偏差値は64でした。

全県模試の団体偏差値は66でした

11期生の8月の全県模試の団体偏差値は66でした。小数点以下まで正確に書くと、66.1です。各教科の内訳はこうです。

英語:65.6
数学:65.7
国語:58.2
理科:66.2
社会:61.8
3科目:65.6
5科目:66.1

でした。

これまで偏差値60付近を低迷していた英語の偏差値が、ここにきてようやく上昇してきました。

7月のW合格もぎの団体偏差値は64でしたの記事を書いたときに、以下のように書きました。

あとは、英語の団体偏差値がこれではマズいので、こちらもメスを入れていきます。理社はこれからいくらでも伸びるし、伸ばします。

まあこんなに短期間で結果が出るとは思っていませんでしたし、今回は少々できすぎた感はあるものの、夏に取り組んできたことが少しずつ成果となって現れてきたようで良かったです。

8月の全県は偏差値がやや高めに出るので要注意

単純に数字だけを見れば7月〜8月と、たった1ヶ月間で偏差値が64から66にまで上昇したことになるのですが、いくらうちの塾生が夏期講習期間に一生懸命頑張ったからと言って、そんなにすぐに結果が出ることはそうそうありません。

去年の同時期のブログでも書きましたが、この時期の全県模試は、まだまだ問題も実際の入試問題よりもはるかに簡単で、また8月ということもあり、ほとんど受験勉強もしていない受験生が、「夏休みだしそろそろ入試模試でも受けとくか」という軽いノリで初めて模試を受験するというケースも多いので、問題の易しさのわりには平均点も低く、よって上位層は偏差値のインフレが起こりやすくなります。

うちの塾生にも、また中3生の保護者会でもよく注意をしていますが、特に上位層ほど、この時期の入試模試の偏差値はあくまで参考程度にしておいた方がいいです。偏差値が高く、判定が良かったからといってそれを100%真に受けないようにしてください。

これからの課題

これからの課題は次の2つ。

  • 各生徒の偏差値をそれぞれの志望校安全圏へと近づけていくこと。
  • 理社の底上げと引き続き英語の強化。

志望校安全圏へ

まずは1つ目。平均偏差値こそ例年通りですが、今年の生徒は自分の志望校に対して合格圏や安全圏に達している生徒が少ない特徴があります。1月に行う最後の入試模試までに、確実に安全圏や最低でも合格圏に達するように、個々に働きかけをしていくことになります。

ちなみに、私のポリシーとして、合格ラインのボーダーギリギリを狙う作戦や、ビリでも何でも入りさえすれば良いという考え方は嫌いです。大学受験ならまだしも、高校受験はそこがゴールではありません。むしろ入学してからの方が余程大切。だったら、志望校に入学後もついていけるような学力を受験勉強の段階で養っておくべきと考えているし、生徒や保護者にもそう伝えています。

理社の底上げと英語の強化

次に、やはり理社の底上げと英語の強化には引き続き取り組んでいきます。特に英語については、今回の偏差値は平均すると65という結果でしたが、まだまだ偏差値60そこそこ、あるいは60を切っている生徒もいるのが事実です。

これまで何度もブログで書いてきましたが、トップ校を目指している生徒で、英語の偏差値が60そこそこ、もしくは60を切っていてはまず戦えません。トップ校を目指すなら、全県レベルの英語の偏差値は最低でも65以上、理想は70程度にもっていきたいところ。

夏の間に中3の英文法を全て履修し終え、文法特訓を始めたわけですが、まだまだ英文法がボロボロの状態。これからは文法特訓を繰り返しながら英文法を強化しつつ、少しずつ長文精読の授業に移行していく予定です。

あとは理社ですね。理科の偏差値が66ということですが、模試レベルの理科ならとれるだけであって、神奈川の入試レベルの理科でも得点できる実力はまだついていません。社会なんてまだ基本すら完成していない。これを、神奈川の入試レベルでも戦えるレベルにまで引き上げていく作業が必要になります。

次は今月末の9月全県模試ですが、その前に定期テストが控えています。まずは定期テストでしっかりと結果を出すこと。そして成績を確保すること。内申点が低めな11期生には特に大切なことです。