質問箱の色々な質問に対して、140字以上で回答してみます。

2018年5月31日

ブログネタ用にと質問箱を再浮上させていますが、連日たくさん質問が届いています。

Twitterで一つ一つ回答していくよりも、ブログの方が文字制限を気にせずに自由に書けるので、今日は頂いた質問の中から3つの質問に対して、ブログでまとめて回答してみたいと思います。

高校生の定期テスト対策のやり方がわからない


中学生のときは、どのようにテスト勉強をしていましたか?まさか全く勉強していなかったということはないでしょう。基本的に高校生でも中学生でもテスト対策の方法は同じです。学校の授業を復習しながらインプットし、問題集を解いてアウトプットを重ねていくだけです。違うところがあるとすれば、科目の多さと難易度の高さです。

中学校では基本的に英数国理社の5科目、もしくはそれに技能5科目が加わった9科目です。しかし高校では、社会だけでも世界史と現代社会の2科目、理科も物理基礎・化学基礎・生物基礎の3科目に分かれているので、定期テストの科目数も中学校の比ではありません。しかも、その内容も中学校よりはるかに難易度が高くなります。

このように、中学と高校では、科目の多さと難易度の高さにギャップがあります。質問者さんが、もし偏差値の高い高校に進学したのなら、そのギャップはさらに大きくなります。

中学生のときは、学校の勉強に困った経験なんてほとんどなかったでしょう。テスト1〜2週間前にちょこちょこっと勉強するだけで、ある程度の点数がとれていたかもしれません。

しかし高校はそう簡単にはいかないのです。普段の学校の授業は、中学生の時と同じくらい余裕で理解できていますか?「この先生の授業、ちょっと何言ってんのか分からない」と感じることはありませんか?中学生の時と同じように、学校配布の問題集はスラスラと解けていますか?

普段の学校の授業が中学の時と同じ理解度ではないのにも関わらず、中学生の頃と同じように、1〜2週間前から定期テスト勉強を始めて点数が取れるわけがないのです。「定期テスト対策のやり方が分からない」「高校では定期テストで点数がとれない」とぼやく人は、実はやり方が分からないのではなく、中学生の頃と同じ感覚でしか勉強していないからです。

科目数も多く内容も難しい高校の勉強は、定期テスト期間でないときから予習復習を欠かさずに授業内容を理解しておかないと、テスト1〜2週間前にちょろちょろっと勉強して間に合うはずがありません。

本当に「やり方」が分からないのか、もしくは「やり方」以前に内容の理解が伴っていないのか、まずそこから自分を見つめ直してみてください。

理科社会の基礎固めを行うために良い市販の問題集


とりあえず理科について回答します。

理科が苦手な人のための基礎固めの方法やオススメの市販問題集(参考書)は過去記事「理科が超絶苦手な人のための、受験勉強の第一歩。」にまとめてあるので参考にしてください。
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塾のテキストでもピンとくるものがないとのことですが、神奈川の大手塾に通われているということなので、一応悪くはないテキスト(良いとは言っていない)を使っていると思います。少なくとも市販のテキストより良いものであることは間違いないので、おそらく問題はテキスト(問題集)ではなく、問題集を解くための知識理解のためのテキスト(参考書)の部分なのでしょう。

そうであれば、過去記事で紹介した「図でわかるシリーズ」がオススメです。図でわかるシリーズと動画を利用して理解をした上で、塾のテキストをもう一度解いてみてください。きっと解きやすくなると思います。

志望校についてですが、お嬢さんの現状が分からないので鎌高が高望みかそうではないかは分かりません。しかし、まだ受験勉強は始まってもいない時期です。一般的に言うと、今の時点でワンランク上の高校が「高望み」に当たるとは思いません。3ランクも上なら「高望みだな」とは思いますが。

まだ5月です。3年生の成績もまだ決まっていないし受験勉強だって何一つやっていない。まだまだどうにでもなる時期ですよ。

オススメのオンライン予備校


オススメのオンライン予備校ですか。全てのオンライン予備校を認知しているわけではないので、無責任にこれがオススメと言うことはできません。ごめんなさい。ネット授業はある程度の有名どころであれば、基本的にどこを使ってもあまり大差はないと思います。

ただ、オンライン予備校を使う前に、通常の塾とオンラインとの違いをよく理解しておく必要があります。オンライン予備校と通常の塾は全くの別物です。同じように考えてはいけません。何がそんなに違うのか。色々とありますが、一番はカリキュラムの面です。

通常の塾であれば、カリキュラム、つまりいつまでにどこ部分をどれくらいどのレベルで勉強するか、などの学習計画は塾が考えます。生徒からすると毎日ただ授業が行われているように見えると思いますが、一回一回の授業の進度や内容は、受験から逆算して綿密に計算され尽くしたものなのです。しかしオンライン予備校の場合、カリキュラムは塾が考えてくれるわけではありません。膨大な講座の中から、自分が今必要なものをその都度考えて、受講していかなければいけない。

オンライン予備校の一番難しい部分はこの部分です。この部分がクリアできれば、正直どこのネット授業でも力は付くし、逆にこの部分を間違ってしまうと、いくら神授業が見放題でも一向に力が付かないということになります。

オンライン予備校を検討しているのなら、カリキュラムのアドバイスをしてくれる人をまず探しましょう。学校の先生でも家庭教師でもなんでも良いですが、アドバイザーがいないとオンライン予備校は失敗しやすいです。

最後に

まだ質問は残っているのですが、今日はここまで。まだまだ質問募集中です。良い質問があれば即ブログネタとして採用しますが、Twitterで答えられるものは従来通りTwitterで回答します。

ちなみに、今回のブログには取り上げませんでしたが、何気に特色検査分析の記事の依頼が多かったりします。今のところ湘南は記事を書く予定ですが、他の高校については未定です。

では!