いったいいつから受験生になるの?受験生になるためにやるべき4つのこと。

2016年11月10日

メイン中学の3年生の定期テストが昨日終わったのですが、今日も普通に自習室にやってきて模試直しに励んでいる中3生がいました。
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このスピード感と当たり前感、いいわー。めちゃくちゃいいわー。

定期テスト1日前に「内申点にかかわる最後のテストだから」とか言って、必死こいて勉強しながら頑張っているつもりになっている人が多いですが、いやいやそれって普通だから。テスト1日前なんてみんな頑張るから。

本当に大切なのは、定期テスト1日前よりも1日後。つまりほとんどの人が家でダラーっとしていて頑張らないときに自分だけ頑張ることによって、周りとの差が生じてきます。

塾生にも口酸っぱくして言っていることですが、とにかく1日も早くまずは受験生になりましょう。志望校がどうのこうの、勉強の仕方がどうのこうの、判定がどうのこうのというのは、受験生になったあとの話です。

受験生になるためにやるべきこと

勉強する時間を決める

受験生たるもの、まずは勉強しないと何も始まりません。今までであれば、ダラダラとテレビを見たりスマホをいじったりしていた時間を、勉強時間へと移行させましょう。特に最初のうちは、塾のある日は塾以外に何時間、塾のない平日は何時間、土日は何時間と、具体的に勉強する時間を決めておくこと。

こんなことを言うと、「勉強は時間じゃない、質だ。」と反論してくる人がわんさかと沸いてくるのですが、受験生になりたての人に勉強の質もへったくれもありません。質は、量をこなすことであとからついてくるものです。最初から求めるものではありません。

まずは勉強する時間を決め、その時間をきちんと勉強で埋めるのです。そうすることで、勉強量は自然と確保されます。

やることリストをつくる

まずは思いつくままに、やらなければいけないことをリスト化していきます。いわゆる「やることリスト」です。

やることリストをつくるときの注意点が一つ。できるだけリストを細分化させます。たとえば「理科の復習」とリスト化するのではなく、「中1化学、中2物理、中1地学・・・」などのように単元ごとにリスト化していくのです。「中2数学の復習」ではなく、「確率、関数、証明・・・」とリスト化します。

やることリストをつくったら、その中からすぐに取り組むべきものを2〜3つ絞り込みましょう。その2〜3つが、あなたが受験生として最初に手をつけていく課題です。その2〜3つが終わったら、やることリストから次の2〜3つを選ぶ。これを繰り返していきます。そうすることで、受験勉強ではタブーの行き当たりばったりの勉強を防ぐことができます。

早いうちに過去問を解く

あなたの今の実力がどの程度のものであれ、まだ過去問を解いたことのない人は、できるだけ早いうちに過去問を解きましょう。過去問と言っても何年分も解く必要はありません。去年の1年分だけで十分です。

早いうちに過去問を解く理由はたった1つ。入試問題のレベル、そして今の自分との差を知ることです。要求されているレベルが分かって始めて、これから何をしなければいけないのかが分かります。

自分の志望校に合格するためには何点必要なのか。そして今の自分は何点取れるのか。それを知ることから本当の受験勉強はスタートします。

参考:【2016年度入試】各高校の合格者平均とボーダーライン+特色検査平均点のまとめ

学習環境を整える

受験勉強を開始するにあたって、学習環境を整えましょう。グッチャグチャになっている机の上を整理したりするだけでなく、たとえば志望校の写真やポスターなど、志望校に関係するものを机の近くに貼っておくと、一気に受験モードに火が付きます。

参考:これは本当に驚いた!湘南に合格した生徒の学習環境から学ぶ3つのこと

自宅では集中して勉強ができない人は、塾や図書館の自習室を使い倒しましょう。特に意志の弱い人にとって、どのような環境で勉強するかは非常に重要です。

参考:なぜ人は家にいると勉強できないのか

まとめ

中学受験や大学受験とは違い、高校受験は短期決戦です。短期決戦であるがゆえに、1日でも早く本格的に受験勉強を開始することが有利になるのは誰にでも分かるでしょう。

昨日、神奈川県の公立入試まであと98日だという記事を書きました。今日、受験生として勉強に打ち込める日数は1日減って97日になりました。

あなたは何日間受験生でいられるでしょうか。
何日間、受験生として勉強できるでしょうか。

その日数の長さこそが、当日の合否を決めるのだと思います。