合格に必要なことは、あえて楽な道を選ばないこと。

2013年4月10日

taisho_img03新学期が始まって間もないが、早速中3生に雷を落とした。理由は、宿題をテキトーにやってきた生徒がいたから。うちの塾は生徒の宿題をくまなくチェックしているから、筆圧の加減とか、途中式の有無とか、答え合わせの仕方なんかで、真面目に宿題に取り組んだかどうかなんて一目瞭然で分かる。誤魔化せるはずなんてない。

宿題をテキトーにやってきた生徒は楽をしたかったんだろうが、楽な道を選んで良い結果に繋がることなんてほとんどない。実際、先ほどの生徒は、楽な道を安易に選んでしまった結果、泣く程怒られ、全部やり直しの刑を喰らったのだから、それこそ最悪な結果に繋がった。

簡単な道があれば、そちらを選びたくなる気持ちは分からないでもない。老若男女、誰でも楽な道があると知れば、そちらに飛びつきたくなる。「たったこれだけで英語がグングン上達する」という謳い文句の英語教材が飛ぶように売れたり、「○○をするだけで売り上げが倍増する」というインチキ臭いビジネス本が売れたりするのも、無意識のうちに楽な道ばかりを探している人間の悲しい心理を表しているんだろう。

でも、本当に上達したり成功したいなら、楽な道を選んじゃいけない。皆が楽な道を選び続ける中、自分は厳しい道を選び続けると、間違いなく人より高いレベルに到達できる。「たったこれだけで英語がグングン上達する」という教材で、本当にビックリする程英語が上達した人にこれまで一度もお目にかかったことはないが、地道に英単語をたくさん覚えたり、1日何時間も英語を継続して勉強することで、英語がグングン上達した人ならたくさん知っている。

受験だって勉強だって同じ。本当に志望校に合格したいなら、楽な道を選んではいけない、絶対に。楽な道としんどい道があれば、自分はあえてしんどい道を選び続ける。そうすることで、確実に人よりも力は付いてくるし、楽な道を選ぶ人には見えない景色が見えるようになる。

楽な道を選ばない。それだけで、合格に近づくようになる。勉強ができるようになる。

だから、うちの塾では、徹底して楽をさせない。楽な道を進もうとする生徒を徹底して阻止し、もがきながら苦しみながらも、遊びたい欲望や投げ出したい欲求に耐えながら、あえて厳しい道を進ませる。そうすることが、実は志望校合格への一番の近道になるから。