目標がないヤツは勉強しておけ

目標がないヤツは勉強しておけ

2012年12月4日
教育論
塾長の教育論

昨日久しぶりの休みを利用して、高校の時の同級生と新宿で落ち合い、一緒に酒を飲んだ。自分も彼も奈良県の出身で、地元の高校を卒業している。他の同級生はほとんど関西にとどまっている中で、彼はこちらに出てきて頑張っている数少ない友達の一人だ。同郷であること、同じ高校出身であること、地元を離れて関東に出て働いていること、こちらで骨を埋める気であること等、彼とは色々とシンクロする点があり、話は面白いように弾む。ほとんどくだらない話しかしていないのだが、その中でもとても共感できる話があった。

将来の子どもについての話をしていたときだ。ちなみに彼はまだ独身。もちろん子どももいない。私は結婚こそしているが、子どもはナシだ。もしも娘ができたら溺愛するだの、息子ができたらどうするだのと、要はアラサー男2人のくだらない妄想話である。

息子ができたら基本的に放置すると豪語していた彼が、ふと「目標がないなら、勉強だけはちゃんとしておけって息子ができたら言うかな。」と言った。その理由を尋ねると、こんなふうに答えていた(ように思う。酔っ払っていたからあまりよく覚えていないが。)

明確な目標がない人のほとんどは、どこかの会社に就職して会社員として生きていくことになる。会社員になるのなら特に、学歴がないと面接の場の土俵にも上がれない。

Fランク大学出身者にだって、大学を卒業していない人にだって、優秀な人はいる。そんなことみんな分かっている。人事部の人間だって分かっている。でも現実問題、採用活動にはいろいろな制限がある。時間的制限や予算の制限、人手の問題等があり、エントリーしてくれた人全員と会い、じっくりと面接をするわけにはいかないのだ。そのために色々な条件を付け加えて、実際に面接をする人を絞り込む。その色々な条件にあたるのが、「学歴」というワケだ。

結局は確率の問題だ。高学歴な人が誰でも優秀だというワケではないが、確率論で言うと、高学歴の人たちの集団の方が優秀な人材と出会える確率が高いのは確かだ。いくら優秀でも、学歴がないと、勝負する土台にも乗ることができない。最低でも土台に乗ることができるように、しっかりと勉強して学歴だけは身につけておいて損することは絶対にない。そう息子には言う。

ちなみに彼は私と同じ高校を出て、国公立大学に進み、今は一流企業のグループ会社で働いている。そんな彼が言うと、妙に説得力がある。

以前、「とにかく、才能ないヤツほど勉強しておけ」という記事を書いた。突き抜けた才能がないヤツほど勉強しろと。彼の言うとおり、目標のないヤツも、だからこそ勉強しておくのに超したことはない。目標がないからこそ、目標ができたときにその土俵に上がれるように、勉強しておけと言う彼は、将来立派な父親になるかもしれない。あ、その前にまず結婚か。