夏期講習が終了したわけですけれども。雑記いろいろ。

2015年9月1日

8月27日で夏期講習がようやく終了となりました。結局、全くブログを書けずに講習が終わってしまいましたが、今日からまたぼちぼちブログを書いていきます。

久しぶりなので何をどう書いていいのか分かりませんが、とりあえずこの夏期講習期間中に感じたことをダラダラと書いてみようと思います。

全く自分をごまかすことなく勉強することからはじめてみてはどうでしょう

新しい入塾生や体験生の勉強を見るたびに思うことです。勉強するときに少しでも自分をごまかしている限り伸びない。逆に言えば、自分へのごまかしを一切排除して勉強することができれば、確実に伸びるということです。

ごまかしには色々あります。最悪な場合だと、問題を自力で解かずに、解答を丸写しする(さすがにコレをやってくる子はうちの塾にはほとんどいませんが)。間違った問題をやり直しせずに、放置する。覚えるべきこともきちんと覚えない。定着があやふやなところも復習しない。これらが勉強に対するごまかしの典型的な例です。このようなごまかしを一切排除することができるかどうか、つまり、勉強と真摯に向き合うことができるかどうかが、まず伸びるための第一歩です。

勉強のやり方が分からないとか、やってもなかなか伸びないという人のほとんどは、多少なりとも自分をごまかしながら勉強してきた人です。だましだまし勉強していくと、その場はやり過ごすことができたとしても、必ずどこかでしわ寄せがきます。もうどう頑張っても騙せなくなるときが必ずやってきてしまうのです。

うちの塾に入ったら成績が伸びると言われています。実際、伸びます。なぜか。「今でしょ!?」を連発する(古い?)カリスマ講師がいるわけでもないし、フィンランドのなんちゃらメソッドのような最新鋭の教育法を取り入れているわけでもありません。ただ、ごまかしができないからです。だまされないからです。ごまかして勉強したり、だましだましやっていたりすると、鉄槌を喰らわせるからです(注:やや大袈裟です)。たったそれだけのことですが、それが勉強には一番大切なことだと思います。

遺伝子に抗うことができるのは、行動のみ

一度授業を聞いただけで全て理解できるタイプと、二度三度も、場合によってはそれ以上繰り返してやらないと理解できないタイプの生徒がいます。運動神経がいい子と悪い子がいるのと同じように、勉強も能力が高い子とそうでない子がいるのは事実です。勉強の能力は、ほぼ遺伝子によって決まると言われていますから、自分ではどうしようもありません。一生懸命頑張っても、一度授業を聞いただけで全て理解できるタイプにはなれないのです。

だから、努力の方向を間違わないことです。「一度授業を聞いただけで全て理解できるタイプ」になるために、努力するのではないということです。二度三度、場合によってはそれ以上繰り返してやらないと理解できないタイプの人は、常に人の2倍3倍、場合によってはそれ以上やり続けないといけないのです。ちょっと努力したからと、その努力をピタッと辞めてしまっては、また元の木阿弥になってしまいます。

「常に努力し続けないといけないのか」と、絶望に似た気持ちになってしまう人もいるでしょう。そうです。もし、もともとの能力の高い人と同じ土俵で戦おうとするのなら、常に努力をし続けなければいけません。元々持ち合わせた遺伝子に抗うことができるのは、行動だけです。行動をやめてしまっては、結局遺伝子のままに落ち着いてしまうのです。

本をたくさん読みました

この夏期講習中、ブログを休止していた分、本をたくさん読みました。文庫本で軽く20冊は読んだと思います。ちなみに、個人的に一番面白かったのは、ソロモンの偽証シリーズ。中学生にもおすすめですが、今相方が読んでいる途中なので、まだ慧真館文庫の中には置いていません。あと、中学生に是非読んで欲しいと思ったのが、重松清の十字架 (講談社文庫)。ソロモンの偽証も十字架も、どちらも中学生の自殺がテーマです。こちらは慧真館文庫に追加してあります。ほかにも地味に本が増えています。一度チェックしてみてください。

あと、うちの塾生の保護者様の中に、図書館司書の方がいらっしゃいます。今も現役で公立高校の司書さんをされている方です。その司書さんから直々に、小中学生におすすめの本を塾に寄与していただいています。さすが司書さんだけあって、どれもこれも面白い本ばかり。是非慧真館文庫を覗いてみてください。