やっぱり夏は受験の天王山じゃなかった!本当の天王山を迎えるために、今やるべきこと。

2012年8月25日

長かった夏休みも、もう残すところ1週間となりました。夏休み前に立てた計画通り、受験勉強は進みましたか?え?進んでいないだって!?そういう人、きっと多いでしょう。夏休み前は、「夏休みは長期間だからあんなことやこんなこともいろいろできるぞ!だから、夏が終わればめちゃくちゃ成績が伸びているハズ!」などと欲張ってしまう傾向がありますが、どれだけ一生懸命勉強をしたとしても、実はそれほど多くのことはできないのが夏休みってものです。

長かった夏休みといっても、実質は1ヶ月とちょっと。夏休みの間、例え一生懸命勉強したとしても、それで模試の偏差値がうなぎ上りに急上昇して志望校が合格圏内に入るほど、受験ってものは甘くはありません。神奈川県の高校受験のように、2月に受験が行われるのであれば、夏が終わってもあと6ヶ月は受験勉強が続きます。このブログでも事あるごとに書いてきましたが、本格的な受験勉強は、むしろ夏が終わったあとの9月以降にやってくるのですよ。

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夏は受験の天王山・・・なんかじゃない。

夏に張り切っていつも以上に勉強をしたのはいいけれど、『夏休み終了=受験勉強終了』とおバカ極まりない勘違いをして、夏休みが終わった途端にいつも通りの生活に逆戻りする・・・という受験生、実は少なくないです。「夏は受験の天王山」だとか、「夏を制するものは受験を制する」と、予備校や塾がなぜか夏だけ受験生を一生懸命煽っているのは、受験産業にとって夏が一番のかき入れ時だからです。夏が終わると一気に煽らなくなりますが、だからと言って受験勉強の手を緩めていいって話ではありません。塾や予備校が煽ってこようと煽らなかろうと、受験生は、本当に大切な時期は9月以降だということをしっかりと自覚しなければいけません。

本当の受験の天王山とは、紛れもなく冬です。世の中がクリスマスだお正月だと浮かれている時期に、受験の天王山がやってきます。その冬を万全の体制で迎えられるように、秋から冬にかけてしっかりと準備をしなければいけません。

受験の天王山の冬には、過去問や実際の入試問題を解きまくる必要があります。本格的な模試だってバンバンあります。つまり、冬は実戦的な勉強をする時期です。それまでに、基礎的なことや苦手分野を一つ一つ潰していかなくてはいけない。それが秋以降にやることです。

「あ~、この夏はかなり頑張ったなぁ」と自己満足に浸るのもいいのですが、その前にしっかりと現実を見ましょう。夏が終わった今、まだ基礎的な部分をマスターしていない科目や、苦手にもかかわらず放置状態になっている分野を洗い出すのです。で、それを9月以降に徹底的に、マジで、やっていきましょう。