モチベーションを持続する方法

2012年8月21日

早いもので、8月もあと10日を残すばかりとなった。夏休みの最初は気合が入っていたうちの塾の受験生も、最近はなんだかお疲れ気味な様子。受験って、モチベーションの維持が一番難しかったりする。人の能力(たかだか15歳やそこらの能力)なんて、そんなに大きく違いはないのだから、結局モチベーションを持続させることができるかどうかが受験の勝敗を握るのだと思う。

とは言っても、モチベーションを持続するのって本当に難しい。普段、「もっとヤル気を出して勉強しろ」と子どもにうるさく怒っている大人だって、ずっとヤル気を継続させながら仕事に打ち込んでいる人はごく少数だったりする。モチベーションって、要は気持ちのコントロールだから、上手に気持ちを勉強に持っていけるための『環境』をいかにつくるかということが大切だと思うのです。

ということで、モチベーションを持続するための3つの方法について。

  • 志望校の写真をいつも見えるところに貼る。

恋い焦がれるほど行きたい学校がある人には効果テキメンです。写真を見る度に、「そうだ、俺はここに合格するために、苦しい勉強を頑張っているんだ」って再認識できます。何のために辛い勉強をしているのかという目的をいつもビジュアルで認識できるので、モチベーションを保ちやすいと思います。

  • 成長を実感できるように、記録をする。

ウチの塾でも受験生にやらせているのが、記録することです。定期試験の勉強とか、受験勉強とか、長期戦になる勉強の際にはとにかく毎日勉強日誌をつけさせています。記録をつけることは自分の行動を振り返る上で非常に重要です。今日はその目標のために何ができたのか、もしくは何ができなかったのか、一日を振り返って満足したり反省したりできます。また、記録がたまっていくと、頑張ってきた道のりを改めて実感できたり、自分の成長を感じられたりします。モチベーションを保つためには、自分の成長を実感できることが大切です。

  • ヤル気が出る言葉、格言をノートなどに書いておく。

ヤル気が出る言葉とか格言ってありますよね?ためしに「ヤル気の出る言葉」でググってみると、恐ろしいほどズラズラと出てきます。その中から、コレはと思うものをいくつかいつも使うノートに書き留めておきます。これ、結構効きますよ。やっぱり、人は言葉とか格言とかによって心を動かされたりするものです。

この3つだけでも、やらないよりはモチベーションを保ちやすいです。

でも、受験生にとっての最強のモチベーションって、やっぱり「不合格になるかもしれない」って恐怖だと思います。強烈な恐怖は逆にモチベーションを下げることになりかねないけれど、適度な恐怖はモチベーションを保つためには不可欠です。そのために、適度に恐怖心を煽ってあげるのも一つの手です。