「算数ができない」は国語力を疑うべき

2012年8月4日

今日は全くと言っていいほど書く内容がうかばず、今午前1時58分です。なでしこジャパンのブラジル戦の観戦も我慢してPCの前で数時間粘っていますが、全くと言っていいほど書く内容が浮かびません。もう辛すぎるので、超短いブログでご勘弁を。

ということで、普段思っている「算数ができない」ということへの私の見解について。

算数ができないという問題のウラガワには、実は国語力が絡んでいることが非常に多いのだが、それについて本人も保護者も自覚をしていない場合が多い。特に、「計算は出来るんだけれど、文章問題が苦手なんです」と言うのは、言い換えれば「国語力がありません」と言っているのとほぼ同じ。つまりこういう場合、算数のドリルをいくら繰り返したところで、根本的な解決には繋がりません。

算数が出来ない子というのは、実は算数そのものに問題があるのではなく、算数の文章問題などによって国語力の低さが露呈していることに他ならないのです。

もちろん、中には算数のドリルを解いたり塾に通うことで、苦手が払拭される子もいます。そういう子は、算数の問題を解くための基本的知識が足りなかったり、問題を解く経験値が少なかったがゆえに苦手だと思い込んでいただけで、ちゃんと基礎からやって経験値を上げていけばすぐに出来るようになる。国語は得意(小学校の国語ではありません)だけれども、算数は苦手という子は、実はそんなに心配することはない。

何が言いたいかというと、小学校のうちはとにかく国語を大切にして欲しいということです。この子は算数が苦手だなと思ったならば、まず国語力を疑って欲しい。国語力に問題がないようならば、その子の算数はちゃんとやっていけばどうにかなります。でも、国語力(言語能力)が厳しいならば、いくら算数だけを特訓してもあまり意味がありません。

ちなみに、勘違いしないで欲しいのは、国語力=読書で上げられるモノではないということ。もちろん読書をすることで、国語力の一部である語彙力が培われるけれども、理解力や文章読解力が読書だけでみるみる向上することはありません。この辺を詳しく書く体力と気力は今日は残っていないので割愛します(いつか書きます)。

ということで、今日はこの辺でご勘弁。