中3生入試模試の団体平均偏差値64到達!

2015年9月15日

8月の入試模試(W合格もぎ)の結果がようやく返却されました。
今年の中3生も例年通り、これまで3月・7月・8月と3回の入試模試を経験してきましたが、8月になってようやく塾内平均偏差値が64に到達することができました。

これまでの団体平均偏差値の推移

中3生3月入試模試で団体平均偏差値60だったというショボいご報告。」で報告した通り、初回の3月は平均偏差値が60というなんともショボすぎる成績でした。その原因は色々あるのですが、やはり1番の原因は、5教科の偏差値が65を超えている生徒が全体のたった15%だったことでしょう。3月時点でも約69%の生徒が偏差値60を超えていたのですが、その大半は60をちょっと超えた程度で甘んじていました。

このブログ上では紹介しませんでしたが、2回目の7月模試では団体平均偏差値が63までいきました。3月から3ポイントのアップです。「たった3ポイントじゃん!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、個人ではなく塾生平均の偏差値、しかもそれが60以上となると、3ポイントアップさせるだけでもそれはもう大変なことです。3ポイントアップした原因は、やはり5教科の偏差値65越えの生徒が3月の時点より増加したことです。偏差値65以上は、3月の約15%から約33%にまでアップし、偏差値60以上も3月の約69%から約83%にまで増加しました。

そして3回目の8月模試。7月の後半から8月にかけての夏期講習の成果が問われる模試です。勉強の成果はすぐに出るものではありませんが、夏休み中の学習、特に中1中2の復習をいかにやってきたかと全く関連性が無いワケではありません。結果は、塾生の団体平均偏差値が7月より1ポイントアップして64に。特に、5教科の偏差値65越えの生徒がちょうど50%、つまり塾生の半分になったことが大きな成果です。偏差値60以上の割合は、7月入試模試時点の83%のままでした。

団体平均偏差値64は凄いのか。

ここで、団体平均偏差値64は凄いのか、はたまた普通なのかという問題について取り上げます。私自身の目標としては、毎年団体平均偏差値65以上を目指しています。ちなみに昨年は12月の時点で団体平均偏差値65を達成しました(参照:中3生の平均偏差値が65を超えました。本当にありがとうございました。

偏差値とは簡単に言えば、上位からの割合を数値化したものです。偏差値50を中心として、25〜75までの間に受検者の約99%が入ります。目安として、偏差値70が上位から約2.2%、偏差値65が上位から約6.5%、偏差値60が上位から約15.8%となります。つまり、単純に受検者が100人いるとすれば、偏差値70が2〜3人、偏差値65が約6〜7人、偏差値60が約15〜16人という計算です。

100人の受検者がいれば、上位10%にはランクインするレベルにまで学力を伸ばしたい。私が塾生平均偏差値65を目指す1つは、そういう理由です。2つ目は、うちの塾が採用しているW合格もぎの小田原高校の合格目安が、偏差値64とされているからです。塾生の一部である上位層だけではなく、塾内で平均を維持していれば、小田原高校以上に行ける学習塾を目指しているからです。

これからの課題は理社!

塾生平均偏差値65を達成するためのこれからの課題は、やはり理社でもう少し偏差値を伸ばすことです。現在の理社の平均偏差値は、62〜63程度。これからあと数ヶ月という短期間で偏差値の底上げを図るなら、狙いは理社の2科目です。

理社の成績が芳しくない原因は、実力不足ではなく、復習不足・知識不足に依るところがまだまだ大きい。正直、英語や国語はこれからの伸びはあまり期待できませんが、理社は入試直前まで伸びていく科目です。理社で偏差値60後半を安定して取ることができれば、団体偏差値65達成も十分あり得ます。

これは、塾生一人ひとりにも言えることです。短期間で偏差値を上げたい。どうしても現在の実力以上の高校に行きたいとすれば、やることは理社です。がむしゃらに理社をやるのです。まずは、復習不足・知識不足による失点がないように、基本的な事項は全て暗記・理解しましょう。復習不足・知識不足の失点を減らすだけで、この時期の理社の偏差値はぐんぐん伸びていきます。

何を勉強すれば良いのか分からないという人は、このブログの過去記事をじっくりと読み漁ってください。必要なことは十分書いてきているはずです。そんなん読んでられないよという人のために、一言で理社の偏差値アップのポイントを表すのならば、「全国入試問題正解」をやりなさいということです(参照:偏差値70以上も夢ではない。驚くほど力が付く全国入試問題正解の使い方。)。ただ、いきなり全国入試問題正解に手を付けようとしても、基本となる知識がないと、ハッキリ言って時間の無駄になります。まずは、全国入試問題が解けるレベルにまで、いち早く基礎を完成させること。うすいテキストでも、学校のワークでも何でも良いです。基礎を十分作った後で、全国入試問題正解を解いていきましょう。

やる気がある人は、是非公立高校の47都道府県を全制覇してください。確実に、入試模試の偏差値が上がります。このブログのお問い合わせからも、毎週のように「受験勉強の仕方が分からない」「どうやって偏差値を上げればよいのか分からない」という相談メールが来ます。トップ校を目指しているのなら、やることは1つです。全国入試問題正解の制覇。それだけです。