図書コーナーをリニューアルした話と、政治がテーマの3冊の本の紹介と。

2018年6月1日

塾の2階の図書スペースがだんだんと手狭になってきたので、新しい本棚にリニューアルしました。

こちらがリニューアル前の今までの本棚。

このお値段それなりの本棚に本をどんどん突っ込んでいたら、とうとう棚板が本の重みに耐えられなくなって頻繁に落ちるようになっていました。

ついこの前も、本を何度も借りにくる本好きな小学生がいつも通り本を物色していたとき、ガターンという派手な音と共に棚板が落ち、小学生がヤバイという顔で一生懸命棚板と本を元に戻していた姿を見てあまりにも切なくなったので、新しい本棚を購入することに。

そしてこちらがリニューアル後の本棚。

随分とオシャレになりましたね!今回は絶対に棚板が落ちなさそうな頑丈なものを選びました。あとは小学生でも選びやすいように、前のものよりも背が低めになっています。これで背伸びしなくても大丈夫です。

本棚の上には新しく仕入れた本を置いています。

この新刊の中の「三島由宇、当選確実!」は、有名な児童文学作家のまはら三桃さんが書いた、選挙をテーマにした珍しい小中学生向けの小説です。小学5年生の女の子を主人公にした物語を読みながら、衆議院議員選挙の仕組みや政治のことを学ぶことができます。公民で政治を勉強する中3生に特にオススメ。小学生向けに書かれた文章なので、簡単に短期間で読めるにも関わらず、結構勉強になります。

ちなみに選挙がテーマの物語といえば、原田マハさんの「本日はお日柄もよく」もオススメです。これはスピーチライターの目線で選挙を描いた物語。選挙そのものの仕組みを学ぶというより、「言葉が持つ力」について、深く考えさせられます。中高生〜大人の人に読んでもらいたい作品です。めちゃくちゃ感動しますよ!

図書コーナーの文庫本のところに置いてあるので、気になる人は是非読んでみてください。

これらの小説を読んで、選挙や政治についてもっと学びたくなったら、やっぱり最後は池上彰さんの「池上彰の政治の学校」です。

政治という堅苦しいテーマをこれほどまでに分かりやすく説明してくれる人は、池上さんの他にはいないでしょう。この本は、社会の教科書のように政治の仕組みをただ無機的に解説しているのではなく、私たちはどうあるべきか、何を考えどう行動するべきなのかという部分まで教えてくれます。中学生でも読める新書のうちの一冊です。いや、中学生で読んでおくべき新書のうちの一つと言った方がいいかもしれません。是非読んでみてください。

学ぼうと思ったこと、興味を持ったことに対してとことん学べるような図書コーナーにしていきたいと思います。目指すは湘南T-SITE3号館!塾生はもちろん、保護者の方もどんどん利用してくださいね!