新中3の意識レベルと英語の偏差値がヤバすぎる。

2018年4月3日

今日で春期講習が終わりました。

新中3生には、それこそ春期講習が始まる前から、きちんと勉強するということはどういうことかを口酸っぱく話してきました。何をするべきか、何をしてはいけないのか、自分の頭でちゃんと考え、自ら行動することの重要さを毎日のように話してきました。適当な勉強は何の効果も生まないこと、来年の入試に1ミリたりとも繋がらないことも、耳にたこができるほど話してきました。

そして今日が春期講習の最終日。講習終了テストの日でしたが、まぁ中3=受験生らしさは皆無です。覚えるべきことも覚えていない、つい最近単語テストをした単語すら書けないほどの短期記憶、問題に粘り強く喰らいついて考えもしない・・・。つい最近小学校を卒業したばかりの新中1生と意識レベルでなんら変わりはありません。いや、もしかすると、中1生の方が中学校の勉強が始まって張り切っている分、3年生よりも勉強に対する意識が高いかもしれません。

中3の中でも、意識を高く持って変わり始めている子もいます。春期講習中、朝の10時から夜の22時まで、1日12時間も塾で勉強していた子もいます。しかし頑張っている子は、中2の頃から人一倍意識が高く、学力レベルもトップクラスの子です。逆に変わらなければいけない子、現状の学力レベルと志望校の差がかけ離れている子に限って、何の変化もありません(だからますます差が広がっていく一方なのですが・・・)。

毎年そうです。その学年で一番努力をした子が、一番偏差値の高い高校に合格します。「あいつは元々デキるから」「あいつは天才だから」トップ校に行くんじゃないんです。元々デキるように見えるアイツは、君たちがゲームやスマホやテレビなどで時間を浪費していたときに、自分の将来に向けてせっせと努力していたから学力が付いたのです。何もしなくても頭がいい人は、うちの塾にはいません。

偏差値と言えば、3月に受験した全県模試(正確には新中3合格力判定模試)の結果が判明しました。5教科の偏差値平均が64.8。この結果だけを考えると、去年や一昨年の3月時点とほとんど変わりません。

しかし今年の11期生となる新中3生の3月模試の特徴は、非常に上下の差が激しいということです。現時点で偏差値70を超えている生徒も複数いますが、偏差値60に達していない50台の生徒がそれ以上います。毎年最も多くなる偏差値60台が今年は一番少ないという、異様な学年です。過去を振り返ってみても、11期生のようないびつな学力層集団だった学年はありません。

さて、この学年をどうしていこうか、考えただけでゲロ吐きそうなほどしんどいです。が、ゲロ吐いている場合ではありません(汚くてすみません。お食事中の人すみません)。

まずは偏差値50台の生徒をどう引き上げていくか。この層のネックは「英語」です。英語の偏差値がすこぶる低い。全体的な英語の偏差値は62.1とそこまで悪くはないのですが、偏差値50台の生徒たちの英語の偏差値が低すぎるのです。

このブログでなんども書いてきたように、トップ校に行く生徒は英語ができて当たり前。2018年度入試の10期生の英語平均点も88点を超えていたように、入試英語で80点後半、90点台をとって当たり前なのです。英語で点数を稼げないということは、それだけで致命的となります。

本当のことを言うと、この学年の英語ができない原因は、実は英語ではなく国語、いや「言語」にあるのですが、その話を今すると長くなるので割愛します…。

新中3生。まずは徹底的に英語にメスを入れていくのと同時に、彼らの低すぎる意識をなんとかしていきます。