志のある若い他塾からのお客様。

2017年12月7日

今日は、茨城県の塾の先生が、うちの塾の数学の教え方を学びたいとのことで、見学にいらっしゃいました。中2の数学の授業と中3生の自習の様子を見学してもらった後、うちの塾で実践していることを、実際に使用している10問テスト等を見てもらいながら2時間くらいお話しさせていただきました。

今日お越しになった先生は、学生講師から塾の仕事を始められて、現在は社会人2年目のまだまだ若い先生です。特に独立を目指していらっしゃるということではなく、ご自分の勉強の為にと、お休みの日に身銭を切ってわざわざ茨城から神奈川の西の果てまで勉強しに来られたのです。凄いですよね。こちらの方が頭が下がる思いがします。

思い返せば、私自身も26〜27歳の若造の頃、全国津々浦々の塾に見学に行かせていただきました。塾というのは、まるでガラパゴスのように、それぞれの地域でそれぞれの塾長の信念のもと、独自の進化を遂げている特異な業界です。同じように高校受験を扱う塾でも、一つとして同じシステム・同じスタイルの塾はありません。だからこそ、他塾に見学に行くと、自分にはなかった新しい視点や考え方にたくさん気づくことができます。

今の慧真館があるのも、あのとき26〜27歳の生意気な若造を、温かく受け入れ、塾を見学させてくださった先生方がいたからです。あれから10年。今はすっかりと逆の立場になりました。これからの塾を背負っていく志のある若い先生を、あの時の自分が受け入れてもらったように、温かく受け入れていきたいなと思っています。

さてさて、今までも色々な塾の先生や学校の先生に見学に来ていただいていますが、最初に言っておくと、基本的にうちの塾の授業自体はめちゃくちゃオーソドックスであり、奇を衒うような授業をやっているわけでも誰も知らない驚きの教授法をしているわけでもありません。

また、これも意外に思われることですが、授業は他塾さんと比べても遅いです。中3の理科はようやく中3の全範囲を終えたばかりだし、英語もようやく文法がひと段落ついてこれから読解の授業に入るところ、数学に至っては、この前ようやく三平方の定理に入ったところです。超おっそいでしょ(笑)でも、別に今年が異例というわけでもなく、毎年同じようなペースです。

あと、今日の先生もそういう感想を持たれたそうですが、「意外と宿題少ないんですね」とよく言われます。なんか大量の宿題を出しているイメージがあるようですが、普段の授業の宿題は、出しても数学で1ページくらい、ほかの科目は宿題を出さない日の方が多いです。

授業はいたってフツー。進むペースは他塾と比べてかなり遅め。宿題も少ない。それでも、毎年中3生の平均偏差値は65くらいにはなります。

その理由は、毎回のテストです。数学なら10問テスト、英語なら単語テストや中3の文法特訓、国語なら漢字テストや語彙テスト、理科社会なら確認テスト。これらのテスト1つ1つを、かなりのこだわりを持って毎回作っています。ただ作っているだけでなく、それを生徒がやり切るシステムを整えています。だからこそ、結果を出しているのです。

今日見学に来られた先生にも、数学の10問テストや英語の文法特訓を始めた最初のキッカケから、問題を作成する時のこだわりや作り方、問題の選定方法、なぜこれで結果が出るようになるのかなどを、包み隠さず話をさせていただきました。あとは、中3生が今のように自分で勉強できるようになるプロセスも。

「そりゃ、力がつくはずですよね。」と、納得して帰っていただきました。

以前にもこのようなツイートをしましたが、正直まだまだ話せます。あと3時間は余裕です(笑)

他塾の先生に改めて自塾の取り組みを話すことで、自分の頭も整理できて、また他塾の先生がうちの塾の取り組みをどう見るかも知ることができるので、私の方もかなり刺激になりました。

見学希望の方がいらっしゃいましたらご連絡ください。あまりにも失礼な方でない限り、タイミングが合えばきちんと対応させていただきます。あと、「10問テストのこだわりを5時間語ってもいいよ。聞いてやるよ。」という特異な性質の方がいらっしゃったら、是非ご連絡くださいね(笑)