10月全県模試の団体偏差値は66でした、が。

2017年10月12日

10月1日実施の全県模試の結果がWEBのサポートサービスで判明しました。個別の帳票が返ってくるのは明日以降になります。

10月1日の全県模試は、今の中3生にとって初めての塾内以外の場所で受験する会場模試でした。勝手知ったる塾内受験ではなく、違う雰囲気の中で受験をすることは、電車の時間や持ち物をチェックしたり等を含め、本番に向けて良い経験になったのではないでしょうか。

5教科の団体偏差値は66でした

まずは偏差値から。5教科の団体偏差値は、前回の8月の入試模試より1ポイントダウンの66でした。正確に言うと0.5ポイントのダウンです。

科目別は、

(8月→10月)
英語:64→60
数学:68→68
国語:61→59
理科:64→67
社会:64→65

という結果でした。文系の英語と国語で偏差値がダウンしてしまいました。特に英語が酷いですね。

今年の中3生は、2年前の8期生に非常に良く似ています。ちなみに2年前の10月入試模試の結果を書いたブログ記事を読み返してみたところ、ほとんど今の中3生にも当てはまることばかりでした。ブログは良いですね。過去の記録を簡単に振り返ることができます。

2年前の記事:中3生の模試の偏差値が1下がってしまいました:国語力が乏しい中3生への、これからの勉強法アドバイス

国語力が乏しい8期生たちには、英国の分を理社で補うという戦法をとりました。その結果、1月になっても結局国語の偏差値は58程度しかとれませんでしたが、理科では団体偏差値が70、社会も64までになり、本番の入試でも理社で逃げ切ることができました。

参考(2年前の1月の記事):団体平均偏差値65達成!公立受検者の8割が旧学区トップ校に出願します。

今年も理社で頑張ります

今年の中3生も、8期生同様国語力に難があります。国語ができない学年は、じわじわと英語もできなくなります。今回の全県模試ように、少しでも英語の試験の難易度が上がったりすると、もう耐えられません。一気に点数が崩れてしまいます。今回の英語でまだ踏ん張れた子というのは、国語力の高い子です。国語と英語は比例します。

今年も理社で戦いましょう。国語力が弱い子にはそれしかありません。理社を思いっきり鍛えていきましょう。理社の戦い方は、このブログでも何度も何度も何度も書いているように、分野別基本テキスト→分野別全国入試最低10都道府県→都道府県別全国入試で弱点確認です。これで偏差値70はいけます。

今の時期の数学の偏差値はアテにしない

ちなみに数学の偏差値が2回続けて68と高く出ていますが、この時期の数学の偏差値は私はこれっぽっちも信用していません。塾生にも同じことを口酸っぱくして言っています。「この時期に数学の偏差値が良いからと言って、本番でも同じくらい取れると思うなよ。今より数学が取れない前提で、他の科目の目標点数を考えなさい。」と。

今の模試の数学の問題は、入試本番なら正解するのが難しいところ、例えば問2の図形問題、関数の(ウ)、空間図形の(イ)などで、簡単に点数がとれてしまいます。これらの問題は、実際は模試のように簡単ではありません。それを考慮しておかないと、数学で点数を稼げる前提でいると、後で「こんなはずではなかった」となってしまいます。

塾生には、よほど数学が強い子でない限り、実際は今の点数より−10〜-15点になると言っています。数学は今より点数が取れない前提で、他の科目で点数を稼ぐことを目標にしましょう。

まずは徹底した模試直しを

ちょうど昨日の授業で、中3生の多くがまだ10月の模試直しをしていないということを知って、久しぶりに中3相手に説教です。


授業でもブログでも何度も言ってきましたが、入試模試で最も大切なのは、受験後です。受験前でも受験中でもありません。ましてや返却される帳票でもありません。受験後に模試直しも何もしないと、決して安くはない模試代をドブに捨てているようなものです。

入試模試を受ける意味、模試直しの仕方については、次の2つの過去記事をよくよく読み返してください。そして、1秒でも早く、模試直しをしなさい。

次回は11月、W合格もぎを受験します

次回の模試は11月のW合格もぎです。全県模試に嫌気がさした訳でもなんでもなく、日程上の問題です。次回の全県の11月5日は、ちょうど中3生ラストの定期テストの直前で、模試をやっている場合ではないからです。全県模試さん、もしこのブログを読んでいらっしゃったら、来年度から11月の受験日程を再考してみてくださいね。