昨日無事にyoutuberデビューが果たせたわけですが、改めて自分で動画を見返してみてめちゃくちゃ声が小さいことにビックリしました。しかも途中何言っているのか分からないところがあったりして、見るに堪えないシロモノですね。試行錯誤しながら、少しずつクオリティーを上げていきますので、それまでは皆さま温かい目で見守っていただけたらなと思います。
ちなみに、動画のサムネイルに「トップ校への道!」と書きましたが、神奈川県の公立入試に限定して言うと、トップ校を目指しているのなら英語で確実に点数を稼がなければいけません。2年前の記事にはなりますが、その理由は「高校別合格者の科目別平均点から探る、トップ校合格への勉強戦略」に詳しく書いてあります。今でもこれはトップ校を目指す上で非常に重要な戦略となるので、是非もう一度読んでみてください。
今日の記事では、動画で伝えきれていないことを細かく書いていきたいと思います。いや、ブログじゃなくてそこは動画上げろよと思われるかもしれませんが、そこは生暖かい目で・・・。
神奈川の英語は時間配分勝負!
動画でも小さい声で話をした通り、神奈川の英語は時間配分勝負です。全体の得点の45%を占めるラストの大問3つでいかに点数を稼ぐか、そこにいかに十分な時間を充てられるかどうかで、点数が大きく変わってきます。
問7〜問9の所要時間は30分
ラストの大問3つで点数をきちんと稼ぐためには、30分程度の時間が必要です。どんなに少なくても25分は欲しいところです。それよりも時間が少なくなると、焦りから正確に読解できずにミスを誘発してしまうか、時間オーバーで全て解き切ることができずに終わってしまい、大量失点に繋がります。
逆に30分あれば、平均1つの大問に10分の時間をかけることができます。問8の資料読み取りは実際のところ10分もかからないので、問7と問9の長文読解を10分以上かけて慎重に解くことができます。配点がどれも5点と大きく、不容易に失点できないこの大問3問に十分時間を掛けられることが、どれだけ入試において有利に働くかはもうお分かりでしょう。
問2〜問6を10分で解く練習を
ラスト3問に30分確保するには、リスニングを除く前半の問2〜問6をいかに早く正確に解くかが鍵となります。
試験時間は50分。そのうちリスニングは約10分です。そして問7〜問9のために30分残すとなると、問2〜問6の大問4つを10分程度で解く必要があります。動画でも説明しましたが、問2〜問4は語彙・文法問題、問5と問6は英作文1つずつ。「問2〜問6を10分で解くなんてムリムリ」と思う人もいるとは思いますが、訓練次第では普通に10分以内で解くことは可能です。
英文法を体系的に復習して基礎固め
ではどんな訓練が必要なのか。
まず、中1〜中3の文法事項がサッパリではお話になりません。文法事項を体系的にもう一度おさらいしましょう。この時に重要なのは「体系的に」復習することです。最近の学校の教科書は、文法事項を体系的に学べる形式になっていないため、短時間で受験英語を復習するには効率が非常に悪いと言えます。
塾で文法を体系的に学んでいる人やそのようなテキストを持っている人はそれを復習すれば良いですが、学校に沿った勉強しかしていない人や体系的な文法問題集を持っていない人は、文法のテキストを用意しましょう。
市販のものでオススメなのは、以下の2冊。
くもんの中学英文法の方が、高校入学後の英文法の基礎を築けるとは思いますが、英語が苦手な人はもう一度ひとつひとつわかりやすくの方が良いかもしれません。ここは好みで。
体系的に復習する際に大切なのは、短期集中で終わらせるということです。この1冊を受験まで4ヶ月も5ヶ月もかけてやろうなんてノンビリ構えていると、結局ほとんど身につかないまま終わってしまいます。やると決めたら1ヶ月や2ヶ月でマスターできるように集中して取り組みましょう。そして理解が薄い部分を繰り返し取り組んだ方が、結果的に身につきやすいです。
慧真館オリジナルプリント文法特訓
うちの塾では、英文法を体系的に学ぶことと並行して、問2〜問6の類題を7分以内で解く「文法特訓」というプリントを毎回英語の時間の冒頭に解いています。
↓サンプルはこちら(9月に授業で使用したものです。3年生の文法事項も含まれます)
sample1
sample2
実際の英作文は条件英作文で、この文法特訓のプリントのように日本語からの英訳ではありませんが、日本語からの英訳がスラスラできるようになっておくことが実際の入試のような条件英作文を解くための絶対条件です。7分間という制限時間は、実際の英作文での思考・読解の時間ロスを考慮した上の時間設定にしています。
塾に通っていない人だったり、通っていても十分な入試対策をしていない人のために、文法特訓もブログ上で定期的にアップしていこうかなと思っています。プリントアウトして是非活用してください。ちなみに解答・解説はありません。必要ならばご連絡ください。
この文法特訓と文法の基礎固めをきちんと繰り返していけば、問2〜問6を10分以内に解くことは十分可能です。
まとめ
英語の入試対策の勉強は、まずこの問2〜6までを10分以内で正確に解き切る勉強をしましょう。長文読解の対策は、それができるようになった後です。そもそも、問2〜問6までが10分以上かかるようならば、いくら長文読解の勉強をしたところで、最後までたどり着けず時間オーバーで終わりになってしまうのがオチです。
方法論や具体的な勉強方法はブログや動画で紹介していきます。今まであまり塾で扱っているプリント類や授業内容などを外には出していなかったのですが、別に大したこともやっていないし、紹介したところで誰の不利益になるわけでもないので、これからはどんどんと発信していきたいと思います。
質問や要望などあればコメント欄かツイッターでお願いします(100%応えられるかどうかはわかりません)。
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