今年こそ受験勉強に全国入試問題を取り入れた方が良いと思う理由。

2016年7月6日

2017年度用の全国入試問題正解が、ようやく塾に届きました。毎年コレが届くと、いよいよ今年も始まったなと気持ちが引き締まります。
Cmq0NJyUIAA1tSQ.jpg_large

これまで、このブログで何度も何度も全国入試の有効性と活用法を説いてきました。特に「偏差値70以上も夢ではない。驚くほど力が付く全国入試問題正解の使い方。」は、2年前に書いたものにも関わらず、今現在も多くの人に読まれています。

しつこいようですが、今回も全国入試問題正解の有効性を解く記事です。毎年何度もオススメ記事を書くのは、それほど効果があるからだと思ってください。

全国入試問題正解を塾で取り入れたキッカケ

塾で全国入試問題集を取り入れてからちょうど今年で5年目。導入のきっかけは、神奈川県の高校入試改革に合わせての導入でした。新しい入試制度下ではどんな問題が出題されるかが分からず、どんな形式でどんなレベルの問題が出題されても良いように準備をする目的で全国入試を受験教材に取り入れました。

結局入試改革初年度は、旧入試制度下での共通入試と似たような入試問題でしたが、それでも次の年以降も全国入試を使用し続けました。入試改革初年度の簡単な入試問題を受けて、他の塾がこれまで通りの神奈川県の過去問のみで入試対策をしている中、うちの塾は神奈川県の過去問を購入すらせず、ひたすら全国入試問題集で格闘し続けたのです。

その戦法が功を奏したのが、新入試制度2年目、現高3生が受験生だった頃の入試です。数学の大幅な出題傾向の変化、そしていきなりの理科の難化と、神奈川の高校入試が現在の入試へと急激に舵を切った年でした。いわゆる「理科ショック」が起こり、理科の平均点が30点前半、トップ校受検生でも理科で半分の50点も取れない現象が起こった年、うちの塾生の理科の開示平均点は66点でした。

もし、塾で全国入試問題正解を使用せず、神奈川県の過去問だけに頼っていたのなら、きっとその時の入試でも、他の受験生と同じように数学や理科でもろくも崩れ去ったでしょう。不合格者の一人や二人くらい出していたかもしれません。

今年も何が起こる分からない変化の年

先日県教委からアナウンスがあったように、前回の入試でのあり得ない採点ミスを受けて、次の入試からはマークシートが導入されます。マークシートが導入されるということは、出題傾向に何らかの変化がある可能性が極めて大きいということです。一足先にマークシートが導入された都立入試でも、マークシート導入の前後で出題傾向の変化が見られました。

参照:)
都立入試のマーク導入前と導入後の学力検査の違いを調査してみた件

「マークシート導入=問題が簡単になる」という図式は必ずしも成り立ちません。たとえ記述問題量が減り、選択問題数が増えたとしてもです。簡単になるかならないか、記述問題が減るのか減らないのか、出題傾向ががらりと変わるのかマイナーチェンジレベルなのか、今のところ誰にも分かりません。

何が起こるか分からない年だからこそ、盲目的に過去問だけに頼るのは危険です。今年こそ、再び全国入試問題が効く年です。

特色検査実施校受検生こそ全国入試問題を解いておくべき

学力検査がマークシートになったとしても、特色検査は従来通りの記述形式で実施されます。昨年度もこのブログで何度も書いていますが、特色検査実施校を目指している受検生こそ、全国入試問題正解をたくさん解いておきましょう。

参照:)
特色検査が解けるようになるための、最強の勉強プランを発表しちゃうよ。
特色検査対策に国私立高校入試の理社が効くよという話

独学でトップ校を目指す人は、何よりも全国入試問題で勉強するべき

塾に行かずに公立トップ校を目指している人こそ、全国入試問題集を解きましょう。

塾に通わない人の一番の課題となるのが良問選定と演習量不足ですが、全国入試問題集がこれら2つとも解決してくれます。全国入試は全都道府県の入試問題の寄せ集めです。実際の入試問題を数多く解くことで、入試問題を解くために必要な実力をダイレクトに鍛えることができるのです。

5教科全て全国入試問題に取り組むのが理想ですが、もし、5科目もできないということであれば、最低でも英語・理科・社会の全国入試を解くことをオススメします。もし、3教科でも多いよということであれば理社の2科目です。神奈川の場合、理社の全国入試は必須です。逆に言うと、理社は全国入試問題と基本を押さえるための問題集があれば、あとは何も要りません。それらをきちんとやり込むことで、本番で8割以上は確実に狙えます。

お問い合わせ

慧真館公式LINEをお友だちに追加後、1:1のトーク画面から「問い合わせ」など簡単なメッセージを送信してください。1営業日以内に、メッセージを返信いたします。

カテゴリー

ブログ