中2生に言いたいことpart2→「まずは適当な勉強からいち早く脱却せよ」

中2生に言いたいことpart2→「まずは適当な勉強からいち早く脱却せよ」

2016年4月16日
日常
塾の日常

今日は特色検査分析をちょっと小休止して、塾の日常について書きます。4月に入ってからほぼ毎回の授業で叱られてばかりの中2生についてです。つい最近も中2生に宛ててこんな記事を書いたばかりですが、中2生はまだまだ改善するべき問題が多いです。まだまだどうにかなるかもしれないと思っているうちは厳しいことも言い続けます。逆に、もうどうにもならないと思った途端に、私は何も言わなくなります。

勉強が適当すぎます

中2生の一番の問題点は、何に付けても「適当すぎる」ということです。宿題をやるにしても、適当な字で適当に解いて適当に丸をつけ、適当に提出している塾生がいます。明らかに宿題を丸写ししている者もいます。宿題だけではありません。英単語テストにしても漢字テストにしても、理社の確認テストにしても同じです。適当に勉強し、適当にテストを受け、そして当たり前のように再試になり、その再試の勉強すら適当にし、そしてまた不合格になるの繰り返しです。この春に中学校に上がったばかりの中1生でも、そんな適当な勉強をしている生徒は皆無です。

中2生全体の名誉のために一つ付け加えると、もちろん適当ではなくきちんと勉強している塾生もたくさんいます。特に小学部から通っている古株の生徒ほど、宿題も丁寧に行い、テストでも毎回のように満点を取り合格しています。きちんとした学習が既に習慣付いているのでしょう。しかし残念なことに、他の学年に比べると適当さが目立つ塾生が多いのもまた事実です。

そう言えばつい先日、このような会話のやり取りがありました。英単語テストがあまりにもひどかった塾生と講師との会話の一部です。

講師「この英単語テストのために、本当にきちんと勉強してきたのか。」
塾生「まあ、だいたいやりました。」
講師「だいたいじゃなくて、きちんと満点取れるまで勉強したのか。」
塾生「えぇっと、満点は分からないけれどとりあえずやりました。」
講師「じゃあ次のテストで満点はとれるのか。」
塾生「まあ、多分・・・」

「だいたい」「とりあえず」「多分」のような言葉でしか表現できないこの会話が、いかにこの生徒の勉強が適当なものかを物語っています。

うちの塾は、英単語テストや漢字テスト、理社の確認テストの類いは満点が当たり前です。英単語テストや漢字テストであれば、予め出題範囲を予告しています。しかも1回のテストで出題される英単語はたかだか15問、漢字でも18問です。予め何が出題されるか全て分かっているテストで、しかも新出単語や漢字が20個にも満たないような量で満点が取れない暗記力レベルの人が、どうやって今の難しくなった神奈川の入試に対応できるというのでしょう。どんな科目のどんな内容が出題されるかどうか分からない特色検査なら尚更です。

うちの塾が満点合格制にしているワケ:暗記力は鍛えられる!

さて、良い機会なので、なぜうちの塾が「満点合格」を当たり前としているのか、その考え方を書いておきます。

まず一つは、全てをきちんと定着させてから先に進んでいくためですが、これは当然すぎるのでこれ以上説明は要らないでしょう。

二つ目は、満点合格とすることで、「満点を取るための勉強方法」をきちんと身に付けてもらいたいからです。小学部からうちの塾に通っている塾生であれば、小学生の頃から満点を取るためには何をどう勉強すれば良いのかということを散々教えられていますね?満点を取るためには、自分で自分をテストする「自己テスト」を必ず繰り返して行うのです。自己テストは、覚えているかどうかをチェックするだけでなく、思い出す力も同時に高められるので、ただ紙に書きなぐったり目で見て勉強するよりもはるかに効率的かつ効果的な勉強法です。自己テストの効果は、アメリカでベストセラーになった脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!でも科学的に証明されています。

たった20問にも満たないような量のテストで満点を取ることは、それほど難しくはありません。その決して難しくないテストを通して身に付けた満点を取るための勉強方法は、定期テストでも、また受験勉強でも確実に生きてきます。つまり、自学力の向上にダイレクトに繋がっていくということです。

そして三つ目は、記憶力を鍛えるためです。いくら入試問題が暗記中心から思考中心へと移行しつつあるとは言え、やはり高校入試や大学入試は記憶量がまだまだ得点に大きく影響します。記憶力が乏しいと、入試と名のつくテストにおいて、絶対的に不利な状況になってしまいます。

そしてこの記憶力は、ほとんどの人にとって鍛えられるものです。記憶力が弱い大きな原因は、暗記トレーニングの不足です。記憶力は、暗記の定期的な反復により、記憶を司る脳を繰り返して刺激をしてやることで向上していきます。最初は10個の単語でも覚えるのがやっとこさの人でも、繰り返し繰り返し単語テストを行っていくことで、暗記のコツを掴むのと同時に記憶力自体が向上することにより、いつの間にか10個くらい楽勝に覚えられるようになっていきます。

以上3つの理由により、満点合格制にしているのです。「だいたい」「多分」としか答えられないような勉強を繰り返したところで、記憶力も自学力も何も向上していきません。向上するのは、「その場を何となくやり過ごすノウハウ」だけです。そんな状態では特色検査実施校はおろか、西湘レベルからでさえも遠のいてしまいます。

まとめ

厳しいことを書いてきましたが、冒頭にも書いた通り、まだまだ改善の余地がある、そして必ず改善できると思っているのでこのようなことを書いています。

とにかく、一部の中2生は「適当な勉強」からいち早く脱却しましょう。宿題をきちんと解く→丸付けをして間違えた問題は分かるまでやり直し、小テストは満点を取れるように自己テストを繰り返す、理社の確認テストのために前回の授業の復習を完璧にする、授業は集中して人の話を目で聞く。何も難しいことだとは思いません。繰り返しますが、中1生でもできるようなごくごく当たり前のことです。まずは当たり前のことを当たり前にできるようになってください。当たり前の勉強すらできない状態のままで、受験勉強や特色検査対策のような高度な勉強はできません。

この春他塾から転塾してきたばかりの塾生も複数いますが、適当な勉強を繰り返すのであれば、どの塾に通おうが同じです。うちの塾に転塾してきたからといって、今までと同じような適当な勉強を繰り返していても絶対に学力は伸びません。正しい勉強法で、正しい努力ができるようになって初めて学力は伸びるのです。

ぼやき

前回中2生に向けて記事を書いた後もそうだったのですが、改善の必要な塾生ほどこのブログを読んでくれておらず、改善の必要がそれほどない生徒ほど熱心に記事を読んでくれていて、真摯に受け止めようとしてくれています。前回の記事後、意識の高い中2生がこぞって塾の本棚にある新書の類いを借りていきました。注意をすればするほど、熱心な生徒だけがますます良くなっていくというジレンマ。。。