結局個人塾は講師が全て

2012年12月24日

先週は相方がインフルエンザにかかってしまい、てんてこ舞いの一週間を過ごしておりまして、ブログの更新が一週間まるまる滞ってしまいました。熱心な読者の皆様、期待を裏切り続けてしまってごめんなさい。相方も今日から無事に復帰したは良いのですが、これでゆっくりとブログが書けると思いきや、今度は怒濤の冬期講習が始まってしまいました。今後もなかなかブログをゆっくりと書く時間が作れないとは思いますが、気長にお付き合いください。

大手塾ではなく、うちの塾みたいに個人で経営している場合、講師が何人もいるわけではありません。そこが個人塾の最大の強みであり、最大の弱みでもあるのです。強みになる部分は、ズバリずっと同じ講師が入塾から卒業まで一貫して指導するところ。これは大手塾では決して真似できない、個人塾ならではの素晴らしい環境です。

うちの塾であれば、小学4年生から中学3年生まで指導しているので、一番長い場合で最大6年間も同じ生徒を同じ講師が指導します。6年間も指導し続けていれば、生徒の性格や考え方の癖など、正直全てお見通しなワケです。どうやって叱ったり褒めたりすれば響くのか、なぜその問題が間違ってしまうのかなど、もう手に取るように分かります。生徒の表情を一目見るだけで、その日の調子もほぼ把握できてしまうのです。ここまでくれば、ただの「塾の先生と生徒」という薄い関係ではなく、まるで身内のような強い信頼関係を築くことができ、薄っぺらい指導ではなく厚みのある指導ができるようになります。生徒の性格や癖や状態等を全て分かっていると、本当にその子に合った指導ができる。これは個人塾ならではの最大の強みです。

一方で講師が固定されていることが、個人塾の弱みでもあります。今回のインフルエンザの件のように、講師が倒れたら授業は全てストップしてしまいます。大手だと代講の先生が来たりしてカリキュラムは予定通り進みますが、個人塾は代講なんかいるはずもありません。個人塾の講師は病気になったらそこで終了。個人塾は、講師の体調が生徒の勉強にも大きく影響してしまう、何とも恐ろしい一面を持ち合わせているのです。何か大きい病気になってしまえば、もう個人塾の講師にもう明日はありません。そういう意味では、個人塾の先生というのは、体が故障したら即選手生命が絶たれるスポーツ選手と同じような身分の職業です。

結局、個人塾はそこで教えている講師が全てということです。ということで、体調管理に万全の注意を払いながら、これからの冬期講習頑張ります。