なぜ定期テストでは点数がとれても、模試では点数がとれないのか。

なぜ定期テストでは点数がとれても、模試では点数がとれないのか。

2015年7月15日
受験勉強
勉強法

今週の木金土で、全学年の学力テストまたは入試模試を行います。中3生にとっては2回目の入試模試です。中2の3月に実施した1回目の入試模試では、時間が足りずに点数を落とす人が多かったので、今回は時間配分に注意しながら解きましょう。前回の入試模試を引っ張り出してきて、もう一度ざっと解きながら、どの問題にどれくらいの時間がかかるのかに視点を置きながら復習してみると良いかもしれません。

多くの受験生が抱える悩みの一つに、「定期テストでは点数がとれるけれど、模試などの実力テストになったら点数がとれなくなる」ということがあります。つい最近も、現在高2の卒塾生からこれと同じような悩みの相談を受けたところです。今年の中3生にも当てはまりますね。定期テストでは、トップ校に行くための一つの基準である5教科9割越えは当たり前になってきたけれど、模試はというと、多くの生徒が偏差値60〜64くらいをウロウロしていて、トップ校基準の偏差値65以上をとれる生徒はまだまだ少ないのが現実です。

今日は、なぜ定期テストでは点数がとれるのに、模試では点数がとれないのかという理由を検証してみたいと思います。

定期テスト=短期記憶、模試=長期記憶

定期テストは現在習っていることが出題されるのに対して、模試では過去習ったことが中心に出題されることです。現在習っていることならば、一夜漬けのような短期記憶でもどうにかなりますが、過去習ったことは、もはや短期記憶の中にはありません。早い話、忘れてしまっているのです。

定期テストは短期記憶でどうにかなるので、繰り返し学習して長期記憶に落とし込むことをしなくても点数がとれてしまいますが、そればかりを繰り返していると長期記憶の部分に知識が蓄積していかないので、模試では悲惨なことになってしまうというわけです。

基礎にひとひねり加えられたのが模試

模試は過去に習ったものが出題されると書きましたが、過去に習ったものが定期テストレベルで出題されるわけではありません。定期テストレベルのようなストレートに基礎を問う問題ではなく、ひとひねりもふたひねりも加えられて出題されるのが模試であり、入試です。ただでさえも忘れてしまっている過去のものを、ひとひねりもふたひねりも加えられた問題で出題されては解けるハズがありません。

定期テストでは点数がとれても、模試で点数がとれない最大の原因がコレです。とっくに忘れてしまっている内容が、パンチを加えられた応用問題となって登場するからです。

過去のものを復習しない限り模試の点数は上がらない

長期記憶として定着させる

これらの原因が理解できると、模試の点数を上げるにはどうすればいいのかが見えてきます。まず、忘れてしまった記憶を呼び戻すことからスタートするのです。それが復習にあたります。ただし、一時的に復習しただけで満足してしまっては、また時間が経てば忘れてしまいます。ポイントは、長期記憶化するまで復習することです。

長期記憶化するまで復習するためには、反復が欠かせません。一度やって満足して終わりではなく、「もういいよ、分かったよ」と飽きてしまうまで反復して勉強すると、長期記憶として定着します。

類題演習を重ねる

超基本事項しか問われない定期テストでは、類題演習を重ねなくても点数がとれてしまいますが、模試ではそういうわけにはいきません。先ほども述べましたが、模試で出題されるのは、基本にひとひねりもふたひねりも加えられた問題です。ひねられた問題を解けるようにするためには、ひねりのある問題を練習するのが一番です。練習しなくても解ける人ももちろんいるのですが、それは一部の天才肌の人だけです。そういう人をのぞけば、入試レベルの類題演習を積み重ねていくことで、ひねりのある問題にも対応できるようになり、結果的に模試の点数が上がっていくのです。

夏は絶好の復習の季節

受験生にとってなぜ夏が大切だと言われるのか。それは、夏休みの間は現在進行形である学校の授業が完全にストップするからです。その分、模試のための(入試のための)過去を復習する時間に費やすことができます。夏の間に過去のものをどれだけ復習できるかどうか。しかも、長期記憶化できるくらい、深く、繰り返して勉強できるかどうか。夏にどれだけ過去のことに取組んだかどうかで、今後の模試の伸びに確実に影響してきます。