今日で春期講習が終わりました。講習最終日の中学部は、恒例の終了テストです。この終了テスト、講習中に毎年全学年全科目のものを、夜なべして作成しています(おかげで今日は朝から既にヘトヘトでした)。講習で学習した内容の定着具合を測るためだけでなく、特に中1中2は入試に対応できる力を付けるためのテストで、かなりこだわって作っています。
新中2生と新中3生の数学のテストを受けているのを見て思ったのは、時間配分がヘタだということです。特に新中3生はヘタすぎます。一生懸命解くのは良いのですが、テストは制限時間内にどれだけ点数が取れるかどうかのテストです。難しい問題に時間をかけすぎた結果、結局その問題は不正解、時間が足りなくなり解ける問題も解けなかったでは、実力よりも点数を大幅に落としてしまいます。もちろん難しい問題を何とか解こうとジタバタすることも大切ですが、それは普段の学習の中でジタバタしましょう。模試・定期テストや入試など結果が求められるテストでは、まずテスト全体をザッと見渡して、どの問題にどれだけ時間がかかるかを頭の中で計算し、解ける問題から手早く解いていくことが大切です。
話は変わってこの終了テストは、春期講習体験生の入塾適性検査も兼ねています。全科目とも半分の5割以上取れることが入塾の条件になります。授業をよく聞いて、課題や復習をしっかりとするなどきちんと勉強していれば、5割は超える内容です。ただ、入塾適性検査の結果だけでなく、体験中の授業への取り組み方、本人のやる気を総合的に判断させていただいています。
最近、「評判が良いから」「早く入らないと席がなくなるから」「ホームページを見て」などの理由で、本人よりも親御さんが熱心に入塾を希望されているケースが多いです。大変ありがたいことなのですが、塾に通って勉強するのは親御さんではなく本人なので、本人の学習意欲が感じられないと、入塾をお断りさせていただいています。
「やる気があります」と口で言うのは簡単なのですが、実際に行動するとなるとできない子がたくさんいます。課題をサボったり、授業を真剣に聞いていなかったり、わからない問題を質問せずにそのままにしたりすることは、実は心の中で「勉強は面倒くさい」と思っていることが行動に出ているのです。そういう子は、入塾してもいずれ辞めていってしまいます。うちの塾は、やる気をおこさせるための塾ではなく、やる気がある子のための塾だということを、どうかご理解ください。
ということで、明日は春期体験生の入塾面談のため、塾は空いていますが授業はお休みです。教室の掃除・整理をするため、明日は自習室も使えませんので注意してください。
通常授業は4月7日(火)〜です。現在中学部はどの学年も満席なのですが、体験キャンセルが発生次第、キャンセル待ちをされているご家庭に4日(土)中にご連絡を差し上げます。よろしくお願いします。