自習室の参考書類(特に理社)をそろそろ新しくしようと少しずつ準備をしています。現在ある参考書類はゆとり教育時代の古いものが多く、新しい指導要領が載っていないものもあって、使えなくなってきていました。
本日理科の自習室用参考書が届いたので、ブログでもご紹介します。ちなみに、英語や国語は辞書を買うのに、理科社会は全く事典や参考書を揃えない人が結構いるのですが、理科社会こそ事典を揃えましょう。理社を勉強していて、わからない言葉や内容があったら、すぐ事典を開いて調べる癖を付けるだけでも、理社の力は付きます。
知りたいことがすぐ分かる!:スーパー理科事典 四訂版
まずは受験研究社のスーパー理科事典 四訂版です。1冊の値段が7,344円と学参書の部類ではかなりお高いのですが、今回思い切って購入しました。まず一言謝っておいていいですか?「今年度までの卒塾生、今まで揃えていなくて本当にゴメンナサイ。」それくらい、このスーパー理科事典は素晴らしい。まるで図鑑のように図や解説が豊富で、眺めているだけでも知的好奇心がくすぐられます。
スーパー理科事典おすすめの使い方はズバリ復習です。中1生中2生なら、学校や塾で新しい単元や内容を習った後、スーパー理科事典のその単元のページを読みます。テキストを読み込むというよりも、読書をしているような感覚で肩の力を抜いて読むくらいで良いでしょう。教科書の内容よりもかなり詳しく書かれていて、学校や塾では触れられない深い知識まで知ることができます。「かこみ記事」に書かれたコラムも是非読んでみてください。内容に関連したおもしろい記事や生活に密着した記事など、理科がますます面白くなることがたくさん書かれていて、とても興味深いです。
中3生が受験対策で使用するには少々内容が深すぎますが、索引も充実しているので、曖昧だった語句などを調べるには良いかもしれません。図解も豊富なので、文章+図で理解ができます。
値段は高いですが、理科好きな子や横浜サイエンスフロンティアなど理系の学校に進みたい子には是非手元に置いて欲しい1冊です。値段以上の価値はあります。ちなみに中学生だけでなく、理科が好きな大人でも十分読み応えがある内容です。
塾生は自習室においてあるので、是非一度手に取って読んでみてください。
中学総合的研究理科
続いて中学総合的研究理科です。これまではシグマベストの精解と資料を置いていたのですが、改訂版が発売されないので、今回からはこちらに切り換えました。先ほど紹介したスーパー理科事典よりも、こちらの中学総合的研究理科の方が参考書っぽい作りになっていて、日常的な学習から受験勉強まで幅広く使える実用書です。
3年前に厚木高校に合格した卒塾生が、受験勉強のときにこれを愛用していました。先ほどのスーパー理科事典が、生粋の理科好きのための理科図鑑なら、こちらの中学総合的理科研究は、理系文系問わずトップ校を目指す中学生のためのオーソドックスな参考書と言えるでしょう。各単元とも、要点が端的にまとめられていて、学校や塾等で習う範囲から大きく逸脱していません。定期テストのための勉強や、中3の受験時に、中1中2の復習をする際にもってこいです。量は少ないですが、定着具合を確認するための一応練習問題も載っています。
トップ校受験生の必携の1冊です。
図でわかる中学理科(未来を切り開く学力シリーズ)
最後は図でわかる中学理科 1分野(物理・化学)―中1~中3 (未来を切り開く学力シリーズ)と 2分野です。おなじみの未来を切り開く学力シリーズで、今も塾の自習室に1分野、2分野とも揃っていますが、今回新たに改訂版を買い直しました。これは、うちの自習室の中でも、塾生に密かに人気がある参考書です。文字も図も大きく、非常に分かりやすくまとめられているので、特に理科が苦手な子がよく使っています。
先ほどの中学総合的研究がトップ校受験生必携の書なら、こちらの図でわかる中学理科は、理科が苦手な人〜基本的な入試対策まで幅広く使える参考書です。定期テスト対策や日々の復習にももってこいだし、受験勉強での復習(特に全くの基礎から復習する場合)にも使えます。参考書の中でも練習問題も一定量ある方で、練習問題に対する解説も丁寧でわかりやすいので、理科が苦手な子でも理解することができるでしょう。
普段使いなら、これが一番使えるかもしれません。
最後に
塾生はどんどん自習室の参考書類を使ってください。上記の4さつを見比べて、また実際にこれらを使って勉強してみて、自分に合う参考書を見つけてみてください。これから自習室の参考図書類や問題集をもっと充実させていきます。