特色検査対策に国私立高校入試の理社が効くよという話

2014年11月20日

23日の日曜日から始まる特色検査対策講座の準備に追われていて、昨日はブログを更新できませんでした。中3の定期テストがやっと終わったと思ったらまだ中1中2生の定期テストが残っていて、恐ろしいほど仕事に追われている毎日ですが皆様こんばんは。

学力検査70点以上取れる基礎力は必須

今までもこのブログで書いてきたように、厚木・小田原・平塚江南の特色検査は「学力検査延長型」に分類される。このタイプの特色検査で重要なのは、1にも2にも5教科の学力検査対策を万全にすることだ。ずっと前に小田原・厚木・平塚江南志願者へ贈る特色検査の対策法「基礎編」でも書いたけれど、神奈川県の学力検査過去問やそれに即した入試模試で、各教科70点を下回るようだったら、ハッキリ言ってまだまだ特色検査を勉強するステージにない。特に厚木・小田原・平塚江南の場合、英語・数学・理科の基礎力がないと特色検査の問題に太刀打ちできないので、英数理の学力検査がまだまだという人は早く基礎を完成させること。

特色検査と学力検査の違いは

特色検査は「教科横断型」の試験といわれるように、複数の教科の知識や思考を用いて1つの問題を解いていくような形式の試験だ。教科別になっているテストとは違い、一見してどの科目の内容が問われているのかを捉えることが難しいとされているが、実際のところ、厚木・小田原・平塚江南の特色検査は、どの科目の内容が問われているのかが一見して分かる問題が多い。つまり、そこまで教科横断色は強くなく、大問ごとにどの科目がテーマの問題なのかが分かりやすくなっている。

では何が難しいかというと、学力検査でよく見られるような典型的な教科の問題とは違った形で出題されることだ。たとえば数学ならば、通常の学力検査でよく見られる計算問題・関数・図形の証明や空間図形などの問題がそのまま出題されることはない。理科も同じ。いわゆる理科の問題集に載っているような、よくある理科の問題がそのまま出題されることはまずない。「え、何コレはじめて見た」と思えるような、これまでに解いたことのない種類の問題が並ぶ。それが特色検査の難しいところ。

特色検査攻略のコツ

でも、表面上は「え、何コレはじめて見た」と思える問題でも、別に新しい知識を使わないと問題が解けないとか、高校レベルの学力を要するとかそんなことはまずない。当たり前だが、どの問題も中学生レベルの知識や思考で十分に解けるように設定してある。

「え、何コレはじめて見た」って問題でも、なんだか複雑そうな仮面の下に隠している素顔は、ただの連立方程式の問題だったり関数の問題だったり、あるいは理科の密度の問題だったりするワケで、その素顔をちゃんと見極められることができれば、なんてことないような簡単な問題だったりする。つまり、はじめて見るような問題に対して、今まで培ってきた知識や考え方のどれを応用すれば解けるのかを見抜けるかが、特色検査の攻略のポイントとなる。

仮面をはがす練習をしよう

複雑そうな仮面をはがして、その下に隠れている素顔をしっかりと見る練習をする。それが、厚木・小田原・平塚江南を目指す人たちに是非やって欲しい一歩進んだ勉強だ。通常の学力検査の問題であれば、ほとんどの問題は素顔がむき出しになっている。一目見ただけで、「ハイハイこれは方程式の問題でしょ」って見抜くことができてしまう。基礎力を構築するにはこういう問題は良いのだが、基礎力が構築された後はもう一歩踏み込んだ勉強が必要だ。

そこでオススメなのは、国私立高校入試の理社の問題。国私立高校の入試問題は、普通の公立高校の入試問題と違って「素顔」がむき出しになっている問題が少ない。もしくは、「素顔」がむき出しのフリをして、その下に実は別の「素顔」を隠しているような意地悪な問題もあったりする。理科の問題なのに、数学の方程式や関数を使わないと解けなかったりなんてザラ。そういう問題を練習しておくと、仮面の下に隠れている問題の素顔を見抜く力がついてくるよ。

では23日に!

まあそんな話を23日の講座でしようと思います。では特色検査講座を申し込んでいる人、23日に会いましょう。