早いもので今日から7月ですね。2014年もあと半分です。そうそう、7月ということで、思い切って髪を夏バージョンに変えてみました。テーマは「ダンディ」です。どうせ誰も気付かないだろうけど。
そんなことはどうでもいいですね。6月後半からホームページからのお問合せが増え、体験生が増えてきています。そのほとんどが、今まで通っていた塾を辞めてうちの塾に転塾することを考えられている方です。バカ正直に言ってしまうと、「最初からうちの塾に通ってくれていればよかったのに・・・!」感は拭いきれませんが、塾を変えて成功するパターンと塾を変えて失敗するパターンについて書いてみたいと思います。
転塾が成功するパターン
まずは、塾を変えて成功するパターンの子。ここで言う成功とは、「塾を変えた方が成績が上がった」と定義しようと思う。「塾を変えたから志望校に合格した」というのは、塾を変えなければ志望校に合格できなかったという検証ができないので、ここでは「転塾成功=成績が上がる」ということに特化することにする。
子どもの努力以外の要因での転塾
子どもの努力ではどうしようもないこと、つまり塾側の運営体制に問題があって成績が上がらない、もしくは勉強に身が入らない場合は、速攻で転塾することをオススメする。例えば、これまでの転塾理由の例をあげてみると、
などなど。
特にうちの塾に転塾してくる生徒は、「授業中、他の生徒の私語がうるさく、集中して授業が受けられない。」と「成績が上がらないことについて何度も相談したが、具体的な対策法を示してもらえない。」という理由が多い。
子どもの努力ではどうしようもない=子どもには塾で勉強して成績をあげようという気があるのに、何らかの原因でそれが阻害されている場合、阻害されている原因を取り除いてあげられる塾さえしっかりと選ぶことができれば、まず転塾して間違いないだろう。
転塾が失敗するパターン
次は、転塾をしても失敗するパターンの子。慧真館では、「この子は、もしうちの塾に転塾したとしても失敗するな」と感じるような体験生は、その理由をお話して丁重に入塾をお断りしている。
では、どのような転塾が失敗しやすいか。それはズバリ、「成績が上がらない問題が、塾側ではなく子ども側(もしくはご家庭側)にあるとき」だ。いくつか例をあげてみよう。
子ども側に成績が上がらない要因がある場合の例
このように、子ども側に成績が上がらない理由がある場合、その原因をまず取り除かない限り、塾だけ転々と変えても状況は一向に改善しない。
ちなみに、塾を辞める原因でよくありがちなことが、「成績が上がらないので辞めました」というもの。「○○塾に通っていましたが、何年かよっても成績が上がらないので辞めました。」という漠然とした理由で塾を変える場合、まず転塾に成功しないと言って良いだろう。
塾に通っていて成績が上がらないとはどういうことか。1+1=3とウソを教えている塾なら、そりゃ何年通っても成績は上がらないかもしれないが、ちゃんとマトモに授業を教えている塾に通っているのなら、なぜ成績が上がらないかをまず考えなければいけない。本人のやる気の問題なのか、復習や宿題を怠っているからなのか、ちゃんと授業が分かっていないまま進んでいるのか、授業自体が分かりにくいのか、集中できる環境ではないのか・・・など、何が原因で成績が上がらないのか、それを突き詰めることがまず何よりも重要。その上で、塾を変えるか変えないかという選択をしよう。
まとめ
毎年多くの体験生を見ているが、「なぜこうなる前にもっと早くうちの塾に通ってくれなかったんだ!」という生徒がいかに多いことか。転塾云々よりも、まずは最初に信頼できる塾をきちんと見極めて、なるべく転塾しないようにすることが一番ということをお忘れなく。