次のテストで結果を出すために、定期テスト返却後にするべき4つのこと。

2014年6月17日

2期制の中学校では最初の定期テストが終わり、そろそろ各教科のテストが返却される頃だろう。返ってきた教科の点数を見て、ただ一喜一憂して終わりというだけでは、おそらく次のテストでもあまり成績が上がることはない。定期テスト返却後の行動が、次回の定期テストの成果を左右すると言っても過言ではありません。そこで今日は、定期テスト返却後にするべき4つのことを書いてみたいと思います。
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間違った問題の間違い直し

テストが返却されたら、必ず間違った問題のやり直しをしよう。テスト前は一生懸命やり直しをするが、テスト後は点数だけ確認した後に全くやり直しをしないという人が少なくないが、それでは全く次のテストに繋がりません。

スポーツに例えるのなら、事前の定期テスト勉強は「練習」で定期テストは「本番」。練習では振り返りはするけど、本番の振り返りは一切しないなどがありえないように、本番での振り返りこそ重要。この前のサッカーW杯でも、コートジボワールとの試合後に、香川と長友が徹夜で左サイドの反省会をしたという。定期テストでも同じように、例え結果が良くても悪くても、本番の反省から学べることはたくさんあるハズ。

間違った原因と対策法を考える

間違い直しの時、必ず「なぜ間違ったか」に着目するように。ケアレスミスで間違ったのか、そもそも知識不足(勉強不足)で間違ったのか、時間配分がうまくいかなかったのか、応用問題が出て対応できなかったのか。まず間違いの原因を一つ一つ明らかにしていこう。

間違った原因が分かったら、次は「どうすれば次に同じ間違いをしないか」を考えること。ケアレスミスによる間違いが多いのならば、どうしたらケアレスミスが防げるのかを考える。時間配分がうまくいかなかったのなら、どうすれば時間をもっと有効に使えたかを考える。知識不足が多かったのなら、勉強の仕方そのものを見直してみる。その対策法をじっくりと考えることが、次の定期テストに必ず繋がっていくだろう。

どこから出題されたのかを確認する

間違い直しが終わったら、どこから問題が出題されたかを確認しよう。学校の教科書の隅々から出題されたのか、授業中のプリントからなのか、ワークからなのか、もしくは授業で先生が話していたことからだったのかなどなど。どこから問題が出題されるかを知ることで、自分がやってきたテスト対策勉強とのズレを確認し、次のテストではどんな対策をすればよいかのヒントが見えてくるハズ。

どこから出題されたかを全ての科目で確認したら、それを必ずメモに残しておき、次のテストではそのメモをもとにして対策法を見直してみるとよいだろう。

収穫点を考える

テストでは、間違ったところなどの悪いところに着目することも大切だが、同時によかったところに着目することも重要。比較的点数が良かった科目や、前回より点数が伸びた科目があったら、「なぜ良い点数がとれたか」もしっかりと考えること。
定期テスト前にやってきた勉強を振り返り、こういう勉強法をしたから点数が取れたのではないかということを明らかにしておけば、次のテストでも自信をもって取り組むことができる。また、点数が伸び悩んだ科目でも、収穫があった勉強法を応用できるかもしれない。

まとめ

テストは、テスト前だけ一生懸命取り組めば良いというわけではない。むしろほとんどの人がスルーしているであろうテスト後の振返りが、次の定期テストの差を生むのだ。
これは勉強だけでなく、スポーツの世界でも仕事の世界でも同じこと。どんな結果であろうとも、その結果をしっかりと受け止め、次に繋げる対策を講じる。その積み重ねで、だんだんと成果が出やすい行動ができるようになっていくのです。