本日、神奈川県公立入試の合格発表があり、慧真館13期生15名の全進路先が確定しましたのでご報告いたします。
【公立高校】厚木5名、小田原4名、平塚江南1名、横浜国際(IBコース)1名
【私立高校】山手学院(特進)1名、法政国際1名、日大藤沢1名、平塚学園(特進)1名
今年は私立専願の生徒を除き、公立高校を受験した生徒は全員特色検査実施校にチャレンジしました。
慧真館開校からこれまでの13年間の中で、間違いなく最もレベルの高かった学年でした。
それゆえ、最も厳しい受験になることはある程度予想していましたが、残念ながら第一志望全員合格とはなりませんでした。
不合格になったあなたへ
今、ものすごく落ち込んでいることだと思う。一生懸命やってきた分、志望校への思い入れが大きかった分、落ち込むのは当然のこと。今は、気が済むまで落ち込んで、気が済むまで泣いたらいい。
もし、心の余裕ができたら、この続きを読んで欲しい。
どんな受験でも、実は合格するのは誰でも簡単にできる。このご時世、レベルを落とせばいくらでも合格できる学校があるのだから。
不合格になったということは、最後まで挑み続けた証拠でもあるんだよ。楽に合格できる道をあえて選ばず、不合格のリスクを背負いながらも自分の意志を貫いて、最後まで挑戦した結果だ。
その挑戦する気持ち、最後まで諦めない意志、そして楽な道を選ばない覚悟。多くの人ができることじゃない。それをやり遂げたあなたは立派だ。合格した人が立派、不合格になった人がダメなんかじゃ決してない。最後まで挑み続けた人が立派なんだ。
誰の人生にでも良い時と悪い時は必ずあって、その人の真価が問われるのは実は悪い時だけなんだ。そして人が大きく成長できるのは、悪い時を経験した後だけなんだ。
良いときっていうのは、どんな生き方をしてきた人でも同じように楽しめる。その反面、思うようにいかなかった時の行動にはこれまでの全ての学びが問われるし、そしてこれからより大きく飛躍するためのヒントもたくさん転がっているんだよ。
挑み続けた結果手にする不合格は、合格に負けないほど、これからの人生を豊かにしてくれるものだということも、知っておいて欲しい。この経験は、あなたのこれからの人生に、間違いなくプラスにはたらくことになるから。
負けたときの悔しさを知っている人ほど、強い人はいない。
明日、今日より前を向けるように。
負けんなよ。
最後に、13期生へ
今だから、これまで一度も言ってこなかった本音を言います。
君たちが大好きでした。
箸が転んでも笑うように、よく笑い、よく学び、いろんなことに好奇心が旺盛で、それでいてとても素直で聡明な学年でした。
新型コロナウィルスが、君たちと一緒に過ごす時間を奪っていったことが悔しくて仕方がない。もっと、君たちが頑張る姿を見ていたかったし、もっと君たちと一緒に授業をしたかった。
それくらい、君たちが大好きでした。
最後に。
新型コロナウィルスの影響で、明日さえもどうなるか分からなかったこの1年間、世の中がどれだけ暗くても最高の笑顔で最高の頑張りを見せてくれた13期生、そして、オンライン授業、夏期講習の中止、合宿の中止等、弊塾の決断をいつも尊重してくださった保護者の皆様。
本当にありがとうございました。全員合格という形で最後を迎えられなかったことは、私自身の至らなさが原因です。本当に申し訳なく思います。今一度カリキュラムや指導方針を見直し、より強い塾を創っていきます。
それでも、公立私立含め、この15名が掴み取ったそれぞれの進学先は素晴らしく、誇らしいものだと思っています。
みんな、合格おめでとう。そしてありがとうございました。