小田原・厚木・平塚江南志願者へ贈る特色検査の対策法「心構え編」

新入試制度施行から2年。これまでベールに覆われていた「特色検査」の正体がだんだんと明らかになってきた。
明らかになるにつれ、特色検査対策をきちんとしてくる受検生とそうでない受検生の得点差がだんだんと開いてきている。
そこで、慧真館ブログの読者が2015年度の入試を勝ち抜くために、小田原・厚木・平塚江南志願者へ贈る特色検査の対策法をシリーズ化して書いていくことにします。

ということで記念すべき第1回は、「心構え編」。

特色検査とは何か

特色検査と言ってもなかなかイメージが沸かないという人のために、特色検査ではどのような問題が出題されるのかを説明してみよう。
実は、神奈川県の特色検査には2つのタイプがある。1つ目は専門学科やコースなどで実施される実技検査。例えばスポーツ系のコースなら、スポーツの実技試験、美術系のコースならデッサンの実技試験など。これは簡単にイメージできる。
2つ目は、主に公立トップ校で実施される自己表現検査。実技検査と違って、“自己表現検査”なんていう非常にわかりにくいネーミングのせいで、どんな問題が出るかイメージしにくい。

基本的に自己表現検査の内容は、各高校に委ねられている。テーマを設定して受検生にスピーチや討論をさせたっていいし、作文を書かせたっていい。でも、実際にほとんどのトップ校で採用されている“自己表現検査”は、教科横断型の筆記試験です。

教科横断型って何?

“教科横断型”とは、普通の入試のように科目で分かれているのではなくて、1つの試験問題の中に英語数学国語理科社会が入り混じっているテストのこと。国語の問題かなと思って解いていると、いきなり社会の問題や英語の問題が出てきたり、問題の素材は理科なんだけれど、方程式を駆使して解かなければいけない問題だったりなど、1つの試験問題の中にいろんな種類の問題が次々と出題される。

これはまさに・・・
問題の総合デパートや〜

そう、まさに問題の総合デパートなのです。(画像が雑でスンマセン)
つまり、特色検査と言っても、何も正体不明の特殊な問題が出てくるわけではなく、英語数学国語理科社会が出題されるということだ。このことをしっかりと理解しておくことが、後々の特色検査の対策でとても大切になります。

学校ごとに異なる出題傾向

特色検査の問題は、それぞれの高校の先生が作成することになっている。これにより、それぞれの学校が求める生徒像・学力像により、その問題のレベルや内容が異なるのは言うまでもないが、県内で実施されている12校(2014年度時点)の特色検査の内容を見てみると、大まかに次の3つのタイプに分けることができる。

  • ・思考力重視型・・・論理的な思考力を強く要求した内容。
    (例)湘南、横浜翠嵐、横浜サイエンスなど
  • ・学力検査発展型・・・5科目の学力検査の延長のような内容。
    (例)厚木・小田原・平塚江南など
  • ・バランス型・・・思考力重視型と学力検査発展型の中間のような内容。
    (例)西湘(理数)・希望ヶ丘など

このように、一言で教科横断型の問題と言っても、その内容や求められる力は学校ごとに異なり、問題のタイプによって対策の方法ももちろん変わってくる。自分の志望する学校がどのタイプなのかを知ることがとても重要だ。

県教委からも自己表現検査の各高校の概要が発表されているので参考にして欲しい。

特色検査の点数によって合否が大きく左右される事実

公立入試における特色検査の割合は1〜2割。小田原・厚木・平塚江南の場合は2割に設定されている。
入試の割合をさらっとおさらいするが、小田原・厚木・平塚江南はどれも、3:5:2:2の割合を採用している。内申が300点満点+学力検査500点満点+面接200点満点+そして特色検査が200点満点だ。

「なんだ、特色検査なんてたった2割じゃん。そんなに合否に影響しないでしょ。」と軽く考えている受験生も多いが、この考え方は速攻改めた方がいい。

その理由は、入試の中で最も差がつくのが特色検査だからだ。

学力検査は500点満点だが、例えば2014年度でいうと、小田原高校の受検生はほぼ370点〜420点の得点にひしめき合っている。その幅は最大でも50点だ。同じ程度の学力層が受検しているのだから、実際は学力検査でそんなに差は開かない。
一方、特色検査となると話は別だ。全く対策していない受検生は、例え小田原高校の学力層でも200点満点中60点や70点程度しか取れないなんてザラにある。逆に、しっかりと対策してきた受検生は、それこそ160点や170点なんて取る人もたくさんいる。
特色検査60点の人と170点の人の差は、実に100点以上。学力検査では100点以上の差が開くことなんて滅多にないが、特色検査ともなると100点以上の差が開くということは大いにあり得るということだ。

特色検査実施校が、軒並み公立トップ校であることも同じ理由だろう。トップ校は内申・面接・学力検査だけでは順位の差が開きにくいから、特色検査を実施することによって受検生に差をつける。そうすることで、トップ校に見合った高学力の受検生を選別することができる。

まとめ

以上が、特色検査実施校を志望する人に贈る心構え編。一文でまとめると、

特色検査の正体を知り、自分の志望校の問題傾向を捉え、しっかりと対策をしましょう。

ということ。
では、どのように対策すればよいか。近日中に、「学力検査発展型」の小田原・厚木・平塚江南の対策法を具体的に書く予定です。乞うご期待!

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