3番手校対決!西湘VS大磯VS伊志田。

さて3校比較シリーズの最後は3番手校の西湘・大磯・伊志田です。

うちの塾の基準は「西湘以上の高校に進学すること」です。ある程度のレベルへの大学進学を考えた場合、西湘・大磯・伊志田のような3番手校以下になると、一気に厳しくなるというのが現実だからです。

ということで、進学校ギリギリのラインと言える3校西湘・大磯・伊志田の入り口出口を比較します。

【シリーズおさらい】

西湘VS大磯VS伊志田

2017年度入試合格者平均

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内申 学力 偏差値
西湘 108 341 54
大磯 108 334 54
伊志田 106 324 52

内申点平均は3校とも110弱とそんなに変わらず。学力テストは、毎年西湘と大磯が同じくらいもしくは大磯がわずかに下回る程度、伊志田は2校よりも約10点程度下となっています。

2017年度入試ボーダーライン比較

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一次 2次(97%) 2次最低値 倍率
西湘 542 315 299 1.09
大磯 548 312 306 1.23
伊志田 530 288 279 1.12
【表の見方】
1次というのは1次選考(募集定員の90%)のことで、内申+学力+面接によって合否を決定するものです。この3校は、内申:学力:面接比がいずれも4:4:2となります。上の表の数値は内申(400点満点換算)+学力(400点満点換算)のみを切り取って、800点満点で算出したものです。これで、自分の内申を考慮した上で、学力検査でどのくらい得点すればいいかの目安になります。

2次(97%)は2次募集(募集定員の10%)のことで、学力+面接によって合否を決定するものです。上の表は2次選考で合格したと見られる最低値、つまりボーダースレスレの学力検査の点数と、この点数がとれたら97%は合格しているという2次の中でも多少ゆとりをもったボーダーラインを示しています。

さて、合格者平均では僅かながら西湘が大磯を上回っていたわけですが、ボーダーラインとなると、やはり倍率が影響して点数が逆転し、大磯の方がやや高くなります。それでも、ボーダーライン・合格者平均どちらを見ても、入学時点で西湘と大磯にほとんど差はありません。

ただ、伊志田となると、その様子が異なってきます。2次選考のボーダーラインが300点を切ってしまっているので、2017年度の入試レベルで合計6割に届かない点数でも、伊志田に合格できてしまいます。

入学時点では西湘大磯が横並び、その下に伊志田が位置するという序列となっています。

大学進学実績比較

続いて出口の大学進学実績の比較です。各高校のウェブサイトで公表されている最新の進学実績をもとに、それぞれの大学への「現役合格」の人数を、卒業生数で割った割合を示しています。過年度生は含んでいません。

ソース:西湘/大磯/伊志田

※大磯高校のHPでは最新実績が発表されていないので、サンデー毎日の「高校の実力」からデータを使用。ただし、このデータには過年度生も含まれているので、現役での合格はこれよりも低くなると思われる。

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国公立 MARCH 日東駒専
西湘 5% 17% 18%
大磯 3% 13% 27%
伊志田 0% 5% 19%

西湘・大磯・伊志田レベルともなれば、国公立大や早慶上智はほんの数パーセントとなります。上位層は指定校推薦などでMARCH狙い、ボリュームゾーンは神奈川大学や東海大あたりとなります。

ちなみに今年度の実績をHP上でまだ公開していない大磯高校ですが、サンデー毎日の「高校の実力」の数値だけを見ると、今年はどうやらしょっぱい結果だったようです。近年の大磯高校の進路指導や面倒見の良さには定評があり、昨年度のMARCHの現役合格の割合が30%、2年前は22%と最近上り調子だっただけに、今年は大きくコケてしまっています(だから結果を公表していないのかな)

実質上3番手校の最大目標であるMARCHの実績から、これまでは人に「西湘と大磯どちらがオススメですか?」と聞かれたら、二つ返事で「大磯」と答えていたのですが、今年は西湘も大磯もどっこいどっこいですね。ただ、伝え聞くところ、大磯高校は進学面でテコ入れをしていくようです。まあ、3校のHPを見比べても、進学について一番やる気がありそうなのも大磯ですしね。

伊志田はやはり西湘・大磯よりもボリュームゾーンの大学ランクが一つ落ちてしまいます。MARCHは最上位数パーセントで、上位層は日東駒専を狙うのがやっとといったところでしょうか。

まとめ

去年西湘高校を訪問した際、校長先生が「どこどこの大学に何名とか、そういう数値目標を掲げるようなやり方はしていません。生徒が希望するところに行くことが大切だと考えています。」と仰っていました。(参考:理数コース・SSHの終了。新しい西湘高校の向かう先は。)一方、大磯高校はというと、前途のように進学面・学習面でテコ入れをしようとしている。

西湘・大磯・伊志田クラスは、やはり大多数が大学進学を目指します。ただその一方で、トップ層や2番手層と比べると、大学のレベルに強くこだわりがある生徒は多くはありません。そのような学力層は、学校が掲げる理念や進学に対する方向性に、最も左右されやすい層といえるでしょう。そう考えると、進学や学力面での取り組みで言えば、「お得感」はやはりまだ大磯に軍配が上がるでしょうか。

伊志田は、とりあえず秦野との差が開きすぎて、もはや秦野に行けなかった子の受け皿の役目をしていないようです。

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