「湘南は無謀!?」「社会で点数が取れない」「ブログに費やす時間は?」に答えてみた。

2017年12月19日

Twitterで「質問箱」というサービスが流行っているようで、私のタイムラインにもよく流れてきています。「流行に乗ろう!」ということではないのですが、ブログネタになりそう!と思い、慧真館のアカウントでも取り入れてみました。

目的がブログネタ探しメインなので、全ての質問に答えるつもりも、プライベートすぎる質問やくだらない質問等に付き合う時間もありませんが、ピンとくるものにはブログなりツイッターでぼちぼち答えていきたいと思います。質問してくださった方は気長にお待ちください。

早速10個以上の質問がすでにきていますが、今日のブログでは次の3つの質問を取り上げたいと思います。

文法特訓で満点がとれない!湘南高校は無謀か!?

まずはこちらの質問から。

文法特訓をご利用いただいているようで、ありがとうございます。12月は三者面談の時期でなかなか解説を書く時間がとれなかったので配信がNo.15でストップしていますが、今月末くらいにはいくつか追加で配信する予定です。

さて、文法特訓の満点が一つのみということですが、うちの塾生でも、まだこの時期は文法特訓で満点をとる生徒が1回のテストで1人いればいい方ですので、安心してください。ただ、湘南高校を受験するということであれば、英語はできて当然(昨年度の湘南合格者の英語の平均点は90点以上です)なので、40点満点の回ならば30点以上、29点満点の回であれば22点以上はとっておきたいところです。

また、文法特訓のどこで点数を落としているかもポイントです。問3の並び替えの問題は、総合的な英文法の力がないと点数を落としてしまいます。逆に言うと、並び替えの4つでほとんど点数を落としていないのであれば、総合的な英文法の力があるということです。

40点満点の文法特訓の場合、点数を落としやすいのが問4の和文英訳だと思いますが、問4の和文英作はどれも基本英文なので、間違えた問題はきちんと全文を書けるように練習しておいてください。文法問題や条件英作文問題への基礎力となります。

湘南高校受験が無謀かどうかを判断するのは、文法特訓で満点をとれるかとれないかではなく、模試の総合得点です。湘南を目指すのであれば、全県模試やW合格もぎレベルだと450点以上をとっておきたいところです。最低でも430点かな。400〜430までは本人の性質と伸び代にも寄りますが、ちょっとキツいかなと思います。

現時点で400点を切っているのであれば、明らかに「無謀」です。

思うように社会の点数が伸びません

次は緊急性の高そうなこの質問。

「用語は覚えている」ということですが、逆に一問一答的に用語しか覚えない単純暗記に終始していませんか?一問一答的な単純暗記は、定期テストでは効力を発揮しますが、入試問題ではほとんど役に立ちません。

まず社会でもなんでも、勉強の基本はインプットとアウトプットですが、社会の場合、インプットを一問一答的な「点」のみに終始するのではなく、点と点を線で結ぶようにインプットしていきましょう。

分かりにくいので、例を挙げて説明します。

いきなりですが質問です。

アメリカの南部で盛んな農業は何ですか?

勉強しているなら分かりますよね、そう、「綿花」です。「アメリカの南部で盛んな農業は?」「綿花」。これが一問一答的な勉強です。これをいくら繰り返しても、なかなか社会の点数は上がりません。

アメリカの南部で盛んな農業は?と問われたとき、「綿花」と答えるだけでなく、そこから関連事項を芋づる式に紐付けていきます。

たとえば気候。中国やインドでも綿花の栽培は盛んですよね。綿花の栽培に適した気候とは、どんな気候でしょうか。

たとえば歴史。かつて、綿花の栽培を黒人奴隷が担っていました。黒人奴隷に対する考え方の違いを理由の一つとして、南北戦争が勃発しました。今、「理由の一つとして」と言いましたが、南北戦争の起こった原因は他にもありますよね。「自由貿易と保護貿易」の違いです。では、自由貿易と保護貿易の主張の違いは何でしょうか。説明できますか。

これが、点と点を線で結ぶような、関連事項を芋づる式に紐付けていく勉強の仕方です。このように勉強することで、ただの知識が「使える知識」になります。うちの塾生でも、この勉強方法がきちんとできている子は、社会の点数をメキメキと伸ばしていますが、一問一答的な「点」の勉強に終始している人は、一生懸命用語を暗記しても「使えない知識」だけが増えていき、なかなか点数が上がりません。

これでインプットした後、きちんとアウトプットをしましょう。このブログを読んでくれているので、アウトプットは何かわかりますね?基本的な問題集で知識の確認をする→全国入試を解くという流れです。基本的な問題集は、一問一答的な問題が多いので、入試での得点力を付けたいなら全国入試でのアウトプットは欠かせません。

社会は、この芋づる式インプットからの全国入試単元別アウトプットでまだまだ点数が上がります。諦めずに頑張ってください!

ブログにかける時間

これは同業者の方でしょうか。

時間がかかる記事もあれば、サクッとかけるものもあるので、一つの記事にかける時間はまちまちですが、だいたい平均すると1時間程度です。最近は業務後ではなく、業務前にある程度書いて、仕上げを業務後に書いている感じです。

ちなみに一番時間がかかるのが、実は高校訪問の記事です。いろいろな方面に気を配らないといけない(どうぞお察しください)ので、いつも以上に表現や内容に慎重になります(笑)。あれは1つの記事を書き上げるのに、2時間以上はかかりますね。1日で書けない場合は2日かかる場合もあります。

まとめ

今日はこの3つの質問に答えました。質問がある方はTwitterの質問箱からどうぞ。毎回質問箱に関するブログ記事を書くわけにはいきませんが、週に1回くらいは定期的にブログで取り上げて答えていきます。

緊急性の高いものや、他の皆様の役に立てそうなものを優先していきます。個人的な質問はDMでお願いします。