本日、神奈川県の公立入試の合格発表がありました。9期生全12名の進学先は以下の通りです(私立併願校合格先は省略します)。
【公立】湘南1名・厚木3名・小田原2名・秦野4名
【私立】日大藤沢1名・相洋(特進)1名
今年の中3生の受験校は全員秦野高校以上。これまでの9年間の中で、間違いなく最もレベルが高かった学年でした。それゆえ、これまでで一番厳しい戦いとなることはある程度予想していましたが、やはり残念ながら全員合格とはなりませんでした。
残念ながら不合格になった人へ。
今は泣いていいと思う。落ちた時は、思いっきり気が済むまで落ち込んでいいと思う。一生懸命やってきたのだったら、なかなか気持ちを切り替えられなくて当然だから。
言いたいことは、今日全部話した。ただ一つだけ付け加えるなら・・・。
誰の人生にでも良い時と悪い時は必ずあって、その人の真価というか、どう生きてきたかが問われるのは実は悪い時だけなんだ。そして、そこから大きく成長できるのも、人生に大きな変化をもたらすのも、悪い時を経験した後だけなんだ。調子のいい時って、どんな生き方をしてきた人でも同じように楽しめる。一方、思うようにいかなかった時の行動にはこれまでの全ての学びが問われるし、そしてこれからより大きく飛躍するためのヒントもたくさん転がっているんだよ。
辛いだろうに、報告しにきてくれてありがとう。涙を流しながらも、こうやって塾に足を運んでくれて、必死で前を向こうとして見せてくれた笑顔に、もの凄く成長を感じました。不合格という「悪い時」に、君たちのような行動はなかなかとれるものではありません。
決して下を向く必要はない。ちょっとずつで良いから前を向きなさい。負けた悔しさ、「悪い時」の対処法を知っている君たちは、合格して大騒ぎしている人よりも、きっと強いと思います。
負けんなよ。
合格した人へ。
合格おめでとう!合格した人は、今日くらい思いっきり喜びに浸りなさい。志望校への憧れが強かった人ほど、またこれまで大変な思いで勉強してきた人ほど、この合格の喜びもひとしおでしょう。
ただ、合格したから勉強も終わりだと思っている人。今終わったのはあなたの学歴です。高校受験は、ただの通過点です。何も終わってはいないし、むしろ始まってもいない。本当の勝負はここからです。
受験が終わってから今日までの間、自習室ですでに高校の予習を始めている3年生もいます。ひとしきり気が済むまで喜んだら、すぐに次の準備を淡々と始めましょう。
最後に
6年間連続全員合格で、自分でも気がつかないうちに気が緩んでいたのかもしれません。成長過程にいる生徒たちには、「結果よりも過程が大切」だと思っているし、そう教えています。しかし、プロとして、この仕事を生業にしている私自身に対しては、「結果が全て」だと思っています。
今回、全員合格という結果が出せなかったことは、私自身の至らなさが原因です。本当に申し訳なく思います。今一度カリキュラムや指導方針を見直し、より強い塾を創っていきます。
最後に9期生のみんなへ。
個性的で、ノリが良くて明るくて、そして聡明で、9期生は思い入れが強くて個人的に大好きな学年でした。3月11日、文字通り最後の最後にみんなで卒塾式をやろう。
保護者の方。結果はどうであれ、この厳しい塾で、途中で辞めることなく3年間頑張りぬいた9期生達の努力は、変わるものでもなくなるものでもありません。3月11日、彼らの塾での最後の姿を見てやってください。卒塾式、皆様のご参加をお待ちしております。
それが9期生の解散式です。