中2生へのメッセージ ※心が弱い受験生は読まないでください

2016年2月4日

入試まであと僅かとなりました。今日は少し入試から離れて、中2生に向けた短めの記事を書きます。入試直前の受験生にとっては、耳の痛い話かもしれません。心が弱い受験生は、これから先は読まないでください。

最近よく授業中に中2生に話すことがあります。

「入試前に、一生懸命頑張っているのに偏差値が上がらないという愚痴をこぼす人がいる。入試前に一生懸命頑張るのは当たり前。自分だけではなく、ほとんどの受験生が必死で頑張っている。でも、入試前のちょっとの期間だけ必死で頑張ったからって、みるみる偏差値が上がるほど入試は甘くはない。そういう愚痴をこぼす人ほど、入試直前期に入る前までは適当な勉強しかしてこなかった。入試までの時間がたくさんある時期に、真剣に勉強と向き合ってこなかった。内申が大切だと分かっていながら、成績を良くするための努力をしてこなかった。結局入試とは、直前期の頑張りじゃなくて、それまでの勉強の積み重ねの結果でしかない。」

去年ビリギャル旋風が起こっていたころ、こんな記事を書きました。
参照:奇跡の合格や一発逆転なんて、夢見ちゃいけない。

奇跡の合格ももちろん素晴らしい。でも、記事にも書いたように、奇跡が起こらなければ合格できない状況に陥ることなく、中1中2の頃から志望校に向けた勉強に取組み、学校の授業を真面目に受けて内申点も確保し、直前になって慌てることなく万全の状態で合格を勝ち取る受験生の方がもっと素晴らしいと思うのです。

中2生は入試まであと1年間あります。あと1年後のちょうど今頃、どの高校に出願しているかは誰にも分かりません。しかし1つ言えることは、この1年間の君たちの勉強への向き合い方が1年後の出願校を決定するのです。中2生の今の時期なら、誰でも目標としている高校の1つや2つはあることでしょう。しかし、目標に対して何も努力もせず、行動もせず、ただ「行けたらいいな」くらいに思っているのなら、それはただの叶わぬ願望です。努力や行動を伴わない目標は、願望で終わってしまうのです。

まずは目の前の定期テストに向けて必死になりましょう。中2の最終成績から内申点に加わります。今中3生が入試の得点を1点でも上げるべく必死に勉強しています。中2の成績1つ分は、内申の割合が3割の高校でも入試の得点の2.2点分に相当します。つまり4をとるか5をとるかで、入試でとらなければいけない点数が2.2点分変わってくるということです。ちょうど1年後の今頃、たった2.2点でも喉から手が出るほどもぎ取りたい気持ちになるでしょう。それが、今目の前にいくつも転がっているのです。みすみす見逃すわけにはいきません。