中3生に英語のリスニングの強化方法を教えたのが5月。
英語のリスニングができるようになるポイントは、英語独特のリズムや発音に耳を慣らすことだ。耳を慣らすためには、毎日10分でも継続して英語を聞き続けなければいけない。大切なのは「継続して聞き続ける」ということであって、定期テスト直前や入試の直前に慌ててリスニングCDを聞きまくってもほとんど効果はない。そもそも、入試直前の忙しい時期に、悠長にリスニング対策に時間を充てられることができるかどうかは疑問だが。
少しの時間でも毎日継続して英語を聞き続けるための勉強として、古風な手法にはなるがラジオ教材がオススメ。最近はpodcastで聞ける英会話番組が多くあるが、大人向けのビジネス英会話だったりニュース英語などが多く、高校受験生にとって有益なものは多くないのが現実。
高校受験生にとっては、やはりNHKラジオの「基礎英語3」が一番勉強になるだろう。
基礎英語の良いところを列挙してみると、
中3生全員にNHK基礎英語3を紹介してみたが、意識の高い生徒は次の日から毎日休むことなく継続して聞き続けているとのこと。その生徒によると、「(ラジオを聞くために)早く起きる習慣が付くのが良い」らしい。
他の生徒、特に英語が苦手な生徒ほどやっていないんだろうな。同じことを同じように言っても、きちんと行動に移す子と移さない子がいる。勉強できる子は、もともと頭が良いからできるんじゃなくて、言われたことをしっかりと行動に移して人の倍勉強しているから勉強ができるというワケだろう。
基礎英語には基礎英語1や基礎英語2もあるので、受験生だけでなくても中1生・中2生でも聞くことができる。
1日たったの15分のプログラムだが、それを1週間に5日続けると1ヶ月で約300分。さらに1年間続けると約3600分にもなる。この3600分(=60時間)の差が、実力差となって現れるのは間違いない。是非今日からでも始めてみてはいかがでしょう。
ちなみに、中学生でなくても、英語を習っている小学生や英語を勉強し直したい大人の方にもオススメです。