秦野高校の誠実さと秦高生の真面目さに感動したという話。

今日の午前中は秦野高校の授業見学に行ってきたので、今日はそのレポートです。

塾の人間が公立高校の授業を見学させてもらえる機会なんて、まあ滅多にありません。それがなぜ今回授業見学が実現したかというと、前回の学校訪問のあとに、秦野の校長先生から「是非授業を見学してください」とのお誘いのお電話がかかってきたからです。

学校訪問の際に「今度授業見学にでも来てください」と言われることも多いのですが、まあそれはいわゆる社交辞令ってやつで、ほとんどの場合実現することはありません。

それが今回は、「是非いらしてください」と校長先生直々にお電話がかかってきた。なんて誠実な高校なんだろうと感動しました。外部から授業見学を受け入れるなんてことは、自信と誠実さがないとできることではありません。ましてや相手は授業の目利きができる塾の人間です。普通の高校は嫌がります。

そんな誠実なお誘い、断る理由があるわけない!ということで、2限目の授業を見学させてもらうべく、秦野高校に行ってきました。

2限目の前に今田校長から手渡されたのが、1年生〜3年生までのクラスの位置と2限目の授業内容が明記された地図です。「どうぞどこでも好きなところを自由に見てください」とのこと。研究授業のような、誰かに披露するために用意された見せかけの授業を見学するのかとばかり思っていたので、この提案には本当に驚きました。秦野高校のリアルをありのまま見せていただけるとのことです。

秦野高校、ホント懐が深すぎるよ。

そういうわけで、遠慮なく1年生から3年生までのすべての授業をぐるりと回って見学させていただきました。今回の見学で、特に印象に残ったのが次の2つです。

生徒の授業態度がとにかく真面目!

今回の授業見学で、一番強く印象に残ったのがコレ。秦高生の授業態度が、どのクラスも素晴らしく真面目だということです。もう感動レベルです。

どの学年のどのクラスでも、寝ている生徒や内職している生徒、雑談している生徒はほぼゼロで、みんな真面目に先生の話に耳を傾け、授業に取り組んでいました。

また、1年生の数学の授業で、スマホの電卓アプリを利用して計算するという場面がありましたが、みんなきちんと電卓の用途でしかスマホを使っていません。電卓を使っているフリしてTwitterやラインを見ていたり、ゲームをしている生徒は皆無です。

前回学校訪問に伺った際、ICT利活用が盛んな秦野高校ではあるけれど、スマホを使った授業中に、授業とは関係ないアプリとかを使っている生徒はいないのかを尋ねたところ、校長先生がキッパリと「そういう生徒はいません」とおっしゃった言葉は本当だったんですね。

他の公立高校や私立高校の授業を見学させていただいたこともありますが、秦高生の真面目さは、私が今まで見てきた他の高校とは比べ物にならないほどでした。

工夫された授業が多い!

秦野はICT教育推進校なので、様々なシーンで当たり前のようにスマホやPC、タブレットを使用した授業が展開されていました。

その中でも特に印象的だったのが、2年生の世界史Bの授業です。先生のiPadをプロジェクターに投影し、たくさんの資料を実際に見せながら展開される授業がとてもわかりやすく、見学という立場を忘れて思わずじーっと聞き入ってしまったほどです。

その他にも、地理の授業では、秦野の自慢のICTをフル活用して「試験対策アプリ」を生徒全員が作っていたり、オールイングリッシュで展開されていた英語の授業など、先生方の工夫が見られる授業が多いなという印象を受けました。

まとめ

正直なところ、秦野がこれだけ真面目でしっかりとした学校だとは思っていませんでした。前回の訪問の際、今田校長先生が「秦野は骨太な生徒が多い」とおっしゃっていた意味が、今回の授業見学で分かったような気がします。

うちの卒塾生にも数人会いましたが、皆真剣に、でもキラキラとした表情で授業を受けていました。もう、彼らの表情が全てを物語っていたと思っています。

秦野高校、派手さはありませんが、真面目に勉強したい人には本当にオススメの高校です。

11月23日(金)の勤労感謝の日に、2018年度最後の学校説明会があるとのこと。少しでも気になっている人は、是非実際に足を運んでみてください。

秦野高校webサイト:http://www.hadano-h.pen-kanagawa.ed.jp/