受験まであと98日。諦めるにはまだまだ何もしていないんじゃない?

2016年11月9日

気が付けば神奈川県の公立入試まで、すでにあと100日を切りました。11月9日水曜日の今日の時点では、あと98日です。

今から98日前は8月3日

98日と言っても、それがどのくらいの期間なのか、長いのか短いのか、あまりピンとこない人も多いことでしょう。そんなときは98日前を考えてみてください。今日11月9日から98日前は8月3日です。8月3日から今日までの期間と全く同じだけの日数が残されています。そう考えると、結構時間がないことが実感できるでしょう。

かといって、今の時期から何かを諦めたり、自分には無理だと思う時期でもありません。というよりも、何かを諦められるほど、まだあなたは何も成し遂げてはいませんし、自分に無理だと悟る境地に至れるほど、あなたはまだ自分の能力をほとんど伸ばそうともしていません。

本当によくいるんですよね。本当は行きたい高校があるのに、もっと上を目指したいと思っているのに、「自分には無理です」とこの時期から簡単に言ってしまう子。無理って言うほど、アナタまだ何もしていませんよね?って突っ込みたくなってしまう。

高校受験生にとって、この時期というのはまだ何も始まっていないのです。というよりも、入試98日前の時点では、まだほとんどの人が「受験生」にすらなりきれていない。諦めるとか諦めないとか、無理とか無理じゃないとか言う前に、まずは受験生になることから始めましょう。

これからの受験勉強の方法については、2年前に書いた記事「入試まであと100日!この時期からの受験勉強法。」を参考にしてみてください。2年前の記事だけど、今でも十分この方法で通用します。

受験勉強は1週間タームで考えるとうまくいく

2年前の記事にひとつ付け足すと、受験勉強をするとき、できるだけ短いタームで区切って計画を立てた方が良いよということです。入試まであと98日ですが、じゃああと98日で何をやろうこれをやろうと計画を立てても、典型的な3日坊主になることが目に見えています。

受験勉強は1週間タームで計画を立てるようにすると、計画を立てるのも実行するのもフィードバックもやりやすくなります。98日を7で割ると14週です。入試まであと98日と考えるのではなく、入試まであと14週と考えるのです。

そして1週間単位でやることを決めていきます。どれだけ苦手な分野に取り組むときも、あまり週をまたがない方が良いです。週をまたぐとダラダラしてしまい、1週間でタームに区切る意味がありません。必ずその週以内で終わるように計画を立て、実行していきます。これを14回繰り返していきましょう。

毎年うちの塾の受験生に持たせている合格手帖も、1週間タームで予定を立てるような設計になっています。

合格手帖'
現厚木高校生が3年前に綴っていた「合格手帖」

まとめ

受験には根性も必要ですが、決して根性論だけに走らないこと。「一日10時間勉強する!」「一週間でこの問題集を全部終わらせる!」とか、根性論丸出しの非現実的な目標を立てても、どうせ実行できません。

また、一番ダメなのは、「頑張るっっっ!!!!!」という目標。頑張ろうとする気持ちは認めますが、「頑張るっっっ!!!!」ことは目標とはなりません。

受験は志望校に向けての熱い気持ちと、冷静に自己分析する冷めた頭脳の両方が必要です。逆に言うと、熱い気持ちと冷めた頭脳があれば、どんな逆境でもまだまだどうにかなる時期です。

どうにかなる時期の間のうちに、どうにかしましょう。どうにかするために、まず最初の一歩をすぐに踏み出しましょう。