9月全県模試の団体偏差値は65.6でしたが、危険な匂いがプンプンしています。

台風24号が関東に接近した9月30日に実施された全県模試の結果が判明しましたので、今日はそのレポートです。塾生への帳票は、今週末に返却できる予定です。

3ヶ月間の偏差値推移のまとめ

まず結論からいうと、9月全県の5科目平均偏差値は65.6と、前回の8月全県模試より0.5ポイントのダウンでした。偏差値の推移を見るために、7月〜9月の3ヶ月間全県模試の塾生の平均偏差値を表にまとめてみます。

実施月 英語 数学 国語 理科 社会 5科
7月全県 62.3 68.9 59.3 65.6 57.8 64.8
8月全県 65.6 65.7 58.2 66.2 61.8 66.1
9月全県 63.6 66.9 57.3 67.2 62.0 65.6

うーん……これは非常に危険な匂いがプンプンする、と言うよりも危険な匂いしかしない偏差値の推移です。

理数はそんなに簡単じゃない問題

何が危険なのかというと、英国の偏差値が低く、数理の偏差値が高いことです。これ、実はかなり危険な兆候なんです。

一見すると、「あぁ、今年の慧真館の中3生は理数に強いのね」と思われるでしょう。しかしそうではありません。

理数の偏差値が良いのは、今の時期の全県模試の理数が、塾の授業で扱っているレベルよりも簡単だから点数がとれているだけです。

ところが実際の神奈川県の入試では、数学は県全体の正答率が2〜3%という問題も複数あったり、理科も今の全県のような簡単な問題ばかりではありません。

入試問題レベルになると、今の全県でとっているような点数はとれなくなるでしょう。つまり、中3生の頼みの綱、点数のとりどころである理数で簡単に点がとれなくなるということになります。

これが大問題なのです。

国語ができない問題

一番危険なのは、国語ができないことです。

国語ができない生徒の怖いところは、国語はまるでガン細胞のように、現在健康な他の科目にも影響をじわりじわりと及ぼしてくることです。数学や理科など国語以外だと、たとえその科目ができなくても他の科目にまで影響を及ぼすことはありませんが、国語となると話は違ってきます。

国語ができない人は、現段階で国語以外の科目がたとえ大丈夫であっても、ある段階になると伸び悩んでしまいます。まずは同じ言語の科目の英語ができなくなります。そしてだんだん社会や理科にも影響を及ぼします。

なぜ国語ができない人は、結果的に他の科目もできなくなるのか。

答えは簡単で、英語でも数学でも理科でも社会でも、何にせよ人間は言語を介して考え、思考を組み立てるからです。

国語力がある人は、思考の組み立ての際に言語を上手に操ることができます。一方で、国語ができない人は、言語の不自由さが邪魔をして、思考を論理的に組み立てることができません。

単純な一問一答のような、複雑な思考が必要ない問題であれば、国語ができないことが他の科目に影響しません。しかし、入試問題は一問一答のような問題ではありません。

神奈川県の場合は特にそうです。文章を読み解き、蓄えてきた知識を使いながら思考を組み立ていく必要がある問題ばかりです。そのような問題になると、一気に国語の力に影響を受けてしまいます。

これからの課題

国語という科目は実に厄介です。国語ができない理由は多岐に渡り(あえてここでは触れません)、またそれを一つひとつ治していくのに非常に長い時間がかかってしまう科目です。入試までの残り時間を考えると、これからあと数ヶ月でうなぎ上りに国語ができるようになるとは考えられません。

ただ、それでも受験はやってきます。指をくわえてじっとしていてもどうにもなりません。

前途のように国語ができない子は思考を組み立てることが苦手です。逆に国語ができる子は、「一を聞いて十を知る」というように、初めて見るような問題でも、今までの知識と経験と思考力を使って解くことができます。これがいわゆる応用力というやつです。応用力も、頑丈な国語力の上に成り立っています。

よって国語ができない子は、応用力に期待できません。「一を聞いて十を知る」どころか、「十を聞いて三、四を知る」レベルです。ということは、どの科目でもいろいろな出題パターンの問題を解き、それを徹底的に反復するということが必要になります。

それが国語のできない子の勉強の戦い方です。

科目別の詳しい勉強法についてはまた稿を改めます。

喉が痛くなってきたので今日はこの辺で。

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