ブログは結局「人」に着地する。ブログフェス2018を終えて。

昨日は名古屋で「塾ブログフェス2018」という催しを開催し、その後の懇親会で深夜0時まで呑んだくれ、先ほど神奈川に無事帰還しました。

正確には把握していませんが、塾ブログフェスで70人くらい、その後の懇親会でも60人くらいの参加があったように思います。

塾で保護者対象のセミナーや、進学相談会などで講演を依頼されて担当することはありましたが、今回のように同業者である塾の先生を対象に、自分でイベントを企画するという試みは私にとって初めてのことでした。

なので、このイベントを企画した当初は、國立先生に「イベントやりましょう!」と自分から言い出したものの、正直自分が企画して、果たして人が集まるのだろうか、蓋を開けてみたら10人くらいしかいませんでした、だったらどうしようと、チキンハートの私は内心ビクビクしていましたが、予想以上の人にお集まりいただき、ホッと安心したと同時に、今度は逆に「いやいやこの人数の前でしゃべんのかい」と、本番前は緊張でビクビクしっぱなしでした。 

これも共同開催者の國立先生の影響力と御尽力のお陰です。

終わってみて、感想を一言で表すと、「超楽しかった!」ということです。
普段は「国語力国語力」とか言いながら、小学生のダメダメな日記の典型的な例みたいな感想を書きましたが、楽しいという言葉以外に形容詞が見つからないくらい、最初から最後まで、楽しい時間を過ごさせていただきました。

参考: 「塾ブログフェス2018」&「塾長会@愛知」盛況レポ!

↑國立先生による、塾ブログフェス開催レポです。これ読んで泣きました。特に横井先生のコメント。さすが私の永遠の師匠です。

ブログは知ってもらうため

「ぼくがブログを書く理由」というタイトルで30分程度お話しさせてもらいましたが、今日はそこで伝えきれなかったことを書いておきます。

私はこうやってブログを書いていて、お陰様で多くの人に読んでいただけるブログになりましたが、私は自分のことを「ブロガー」だとは思っていません。私は、あくまでも「慧真館」の塾の先生であり、私の仕事は、目の前の生徒の学力を向上させること、志望校合格への手助けをすることで、ブログを書くことは本業ではありません。

「どうやったらこの子の学力が上がるのか」、「どうやって志望校合格まで導いていけばいいか」、そんなことばかり四六時中考えていて、「どうやったらブログのアクセス数が上がるか」ということはあまり考えていません。

それでも私がブログを書いている理由は、フェスでお話した通りです。

知ってもらうため、です。

うちの塾はこんなことをやっています。こんなことを考えながら授業をしています。この塾の塾長はこんなことを考えているヤツです。生徒はこんな風に勉強していて、その結果こうなっています。

そういう外からは見えにくくて、でも塾の根幹となる部分を、お客さんに知ってもらうためです。

塾で一番大切なことって、知名度があるとか外観がものすごくオシャレだとか、先生が若いとかカッコイイとか、実績がものすごくあるとか、そういう誰もが外から見える部分じゃないんですよね。もちろん知名度はあった方がいいし、外観は綺麗な方がいいし、先生も若くてカッコイイ方がいいし、実績だってある方がいい。

でも、塾の価値ってそこじゃない。

そして、本当の塾の価値は、外からはなかなか見えにくい。そこを極力オープンにするために、私はブログを書いています。

ネットは必ず「人」に着地する

最近はブログだったりTwitterだったりFacebookだったりと、ネットやSNSが発達し、簡単に、多くの人に情報を伝えやすくなりました。

「ネットが発達した社会では人と人とのつながりが薄くなる」みたいなことを専門家が偉そうに話しているのをよく耳にしますが、ネットの情報でも、それを発信しているのは「人」なんですよね。

人が頭の中で考えた超アナログな部分を、ネットというデジタルに乗っけているだけで、どれだけネットが発達したとしても、必ず最後は「人」に着地します。

フェスでも、「どうやったらアクセス数が上がるか」「一番効果があるSEOは何か」みたいな話がありましたが、私は、アクセス数もSEOも、最後は書いている人の教える技量や思想、魅力やカリスマ性に帰結するんじゃないかなと思っています。

その証拠に、ブログでアクセスを集めていらっしゃる先生って、教務力や人間性に長けた人たちばかりなんですよね。

パネルディスカッションにご参加いただいた学習塾WiLLの横井先生のカリスマがかった人間性、秋田キャンパス21の佐々木先生の行動力、札幌からお越しいただいた学びやむげんの鷹取先生の観察力、そして共同開催させていただいたさくら個別の國立先生の影響力と気配り。そういった人としての魅力があるから、ブログでもアクセスが伸びるんだと思います。

私は人間性はダメダメで人としての魅力は全くありませんが、こと神奈川の受験に関して、教務に関しては、人一倍研究していますし、誰にも負けないと思っています(調子乗ってごめんなさい、人間性ゼロですね笑)。

ブログやTwitterで情報発信して、塾を知ってもらうというのは、フェスでお伝えした通りめちゃくちゃ大切です。でも、それよりももっと大切なのは、その情報を書いている人の、思想だったり人間性だったり、その人自身の物語の部分だと思います。

神奈川で勉強会やりましょう

今回私がものすごく嬉しかったのは、同じ神奈川県の20代や30代前半の若い先生たちが、「勉強会してください!」と言ってきてくれたことです。「ブログのアクセスの伸ばし方教えてください」じゃないんですよね。

「どうやったら国語って伸びるんですか」
「10問テストってどうやってるんですか」
「全国入試ってどう活用しているんですか」
「読書会ってどうやるんですか」
「今年の社会はヤバイですよね」

私の大好物の、ゴリゴリの教務の部分でめちゃくちゃ喰いついてきてくれました。

すごいエネルギーだな、と思いました。

アラフォーになった私が、いつの間にか薄れてしまっていた、ものすごい情熱というかパワーというか、教えることへの向上心からくるエネルギーをビンビンに感じました。若い人って素晴らしいですね。

例えばこの人↓
HOME〜私の好きな塾という場所〜

「HOME〜私の好きな塾という場所〜」というブログタイトルがもうすでに青臭くて、私だったら赤面してしまって絶対にそんなタイトルつけられません(笑)でも、この青臭さからくる若いエネルギーとオーラ、未来への可能性は、嫉妬さえ覚えるほど凄まじいものがあります。

もうすぐ独立するそうですが、この方の塾、確実にすごい塾になりますよ。

こういう強烈なパワーのある先生が、教務力を身につけたら、めちゃくちゃ強力な塾になります。そして若手の個人塾の先生が力をつけていくことで、神奈川の個人塾全体が盛り上がっていくことにも繋がります。

若い先生の「教えてください」攻撃に根負けしたのと、自分も後進を育てる歳になってきたということで、神奈川県でも塾の先生対象の勉強会を開催しようと思います。

詳細は未定ですが、何か進展があったらお知らせします。