とりあえずうちの塾生の全員分の自己採点結果が判明したので、ご報告します。
2018年度自己採点結果(2月14日時点)
年度 | 英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 社会 | 合計 |
2018年度 | 88.3 | 72.3 | 85.1 | 75.6 | 65.1 | 387.1 |
昨年度 | 84.3 | 77.3 | 82.3 | 70.5 | 77.1 | 391.5 |
2018年度の塾生の受験校は、厚木・平津江南・小田原・秦野・大磯です。昨年度は湘南・厚木・小田原・平塚江南・秦野だったので、昨年度よりも今年の方が団体偏差値が低いことを考えると、総合点は去年並みでした。
ちなみに、受験校の偏差値グループごとの平均点は、
・厚木組→440点くらい
・平塚江南小田原組→400点くらい
・秦野大磯組→350点くらい
でした。
少人数の塾なので、これが高いか低いかは分かりませんが、受験校ごとの得点を考えても、去年並みに取れていたのではないかと思います。
各教科の大雑把な感想
面接練習・特色検査対策、中1中2の定期テスト勉強会と忙しく、まだ全ての問題を解いてはいません。詳しい分析は、また落ち着いたときにでもブログにアップする予定です。
とりあえず生徒の感想と大まかな所見だけ。
英語
英語は簡単だったとの声がほとんどでした。毎年受検生を悩ましていたリスニングの最後の問題も単語1語を書き取るのみ、英作文も2問→1問に、並べ替えの問題も読解形式ではなく元通りになり、随分解きやすくなったのではないでしょうか。
「文法特訓でやった問題がそのまま出た」とのこと。そりゃ良かったよ。
数学
試験から帰ってきた生徒の第一声のほとんどが、「数学がヤバイ」というものでした。
何でも、小問集合と関数のウが難しかったようですが、数学だけは全部解きましたがそんなに難しいかなぁと言った印象です。関数のウは、高さの比でいけたよ。図形は解きやすくなりましたね。あと、証明問題も全証明がなくなり、証明が苦手な生徒にとってはラッキーでした。
国語
国語はまだ全く解いていないので、とりあえず生徒の感想だけ。
簡単だったという感想と、いつも通りという感想に分かれましたが、多数決をとると「簡単だった」が多かった印象です。漢字でやられた生徒が多かったかな。
理科
理科もまだ全ては解いていませんが、それまでよりかなり簡単になった2017年度と比べると、やや解きにくい問題が目立った印象です。ただ、解きにくい問題が「目立った」だけで、全体としては取りやすい問題の方が多く、「理科ヤバイ」と言っていたわりには、自己採点の平均点は昨年度よりも高くなりました。
社会
今年の目玉は社会ですね。社会が全体的にかなり難しくなりました。歴史から公民は高いレベルでの考える力、地理は知識が問われたようです。
2014年や2015年は「理科ショック」なんて言われた年で、理科がかなり解きにくくなりましたが、2018年度は「社会ショック」の年ですね。
難しさの質は、かつての理科のそれに近くなりました。知識があるのはもちろんのこと、その上で考える力が要求されます。
うちの塾では神奈川の過去問にはほとんど手をつけず、「全国入試問題正解」をコツコツ解いていくスタイルでの入試対策ですが、今回の社会の難しさの質は、国私立の入試に似た部分があります。これについてはまた改めて記事を書きます。
まとめ
間違いなく社会が話題になりそうな入試でしたが、実はうちの塾に限って言えば、社会で大きく失敗した生徒は少なかったです。もちろん社会で大失敗した塾生もいましたが、多くはいつもの模試の点数と同じくらいでした。全国入試問題にこだわってやってきたことが、功を奏したのかもしれません。
ただ、まだ入試は終わっていません。明日の特色検査や面接まで、合否に影響します。気を抜かず、最後の最後までしっかりとやり抜きましょう。