特色検査対策講座テキスト&練習模試が完成!添削指導開始します。

2015年6月9日

以前に書いた記事「特色検査を解くために必要な「能力リスト」を作成してみました。」でも少し告知していましたが、第1回目の特色検査対策用の教材がようやく完成しました。

じゃじゃーん!
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表紙ダサっ。

表紙ダサいです、スミマセン。表紙だけでなく中身もWordでのべた打ちで、センスのかけらもなくてスミマセン。表紙のデザインはダサいですが、愛情込めて作ったため、中身は自信があります。

特色検査対策講座テキストの構成

テーマごとに厳選した10題

この特色検査対策テキスト、毎回テーマを決めて作っています。今のところの予定ですが、毎回のテーマはこんな感じです。

第1号・・・情報処理系能力(情報整理中心)と、思考系能力(論理中心)
第2号・・・情報処理系能力(情報分析中心)
第3号・・・思考系能力(数的処理中心)
第4号・・・活用系能力(組み合せる力中心)、表現系能力
第5号・・・活用系能力全般1
第6号・・・活用系能力全般2

第1回は、情報処理系能力のうちの情報整理力と、論理的思考力の2つにテーマを絞り、このテーマに沿った能力が必要な問題を、各高校の特色検査や公立中高一貫校の適性検査から「これは!」と思うものを10題ピックアップしました。その10題を解きながら、1問ごとに思考法やポイントを学んでいくという構成にしています。

第1回の特色検査対策テキスト(上の表紙ダサいヤツ)は、10問の問題+解説と思考法のポイントで、40ページ以上あります。特色検査の勉強で大切なのは、過去問を解けるようにすることではありません。なぜなら、通常の5教科の学力検査とは違い、特色検査は、過去問と同じパターンの似たような問題に出会う確率は極めて低いからです。特色検査の勉強では、問題を解けるようにするということよりも、「どういう思考でどのように解いていくか。」という解き方や考え方の方が重要なのです。

なので、解説部分をなるべく詳しく書いたつもりです。ただ模範解答を書くだけでなく、どのように考えるのか、どんな図や表を使えば分かりやすいのかということまで解説を加えました。

練習模試で添削指導

先ほどの表紙ダサいテキストで勉強してもらった後に、学習の効果を測定するための練習模試を付けました。練習模試は、大問5題からの構成。5題とも、テキストの10題の類題で、情報整理力と論理的思考力のみが必要な、知識ゼロでも解ける問題です。ただし、類題と言っても、上で述べたように問題の形式が似ているというわけではありません。一見しただけでは、練習模試とテキストの10問が類題であるということには気が付かないくらい、問題の形式やジャンルは全く違いますが、思考法や解き方のプロセスが同じです(類題作成にめちゃくちゃ苦労しました)。

思考法や解き方のプロセスが分かっているかどうかを確認するために、練習模試は添削方式を取ります。あえて問題用紙と解答用紙を分けずに一緒にし、それらを提出してもらうことで、生徒が問題文中に残したメモや図や表、問題文の線の引き方を見ることで、解き方や思考プロセスをしっかりとマスターしているかどうかを確認しようと思っています。

つまりこの練習模試は、答えが合っているかどうかを確認するような『採点』を重視しているのではなく、あくまでも『添削』という位置付けで、正解にたどり着くまでのプロセスを重視して添削指導できるようにしました。

添削は大変だろうということは、折り込み済みです。でも、思考プロセスを重視しないと、本当の意味での特色検査対策にはなりませんから、やるしかないです。

情報整理力と論理的思考力を第1回目のテーマにした理由

これは、今回の特色検査対策講座テキストより抜粋します。

・・・ほとんどの高校の評価の観点に,『論理的思考力』,『情報活用力』とあります。これはどういうことでしょうか。
 
先ほども述べたように,特色検査では,従来のテストのような教科の区別がありません。教科の区別がない特色検査には,英語とも数学とも国語とも理科とも社会とも区別が付かないような,皆さんにとって今まで見たことも解いたこともない問題が並びます。見たことのない問題を解くためには,まずはきちんと問題文や与えられた資料を読み,必要な情報を収集して整理しなければいけません。時には,情報を整理した後,分析することも必要でしょう。これらの力が『情報活用力』です。
 
 また,特色検査では,学校の定期テストのように,問題文を読んだだけですぐに答えや解法が思い浮かぶという問題はほとんど出題されません。答えにたどり着くためには,物事を順序だてて一つひとつ考えていくという思考が必要になります。このような考え方を『論理的思考力』と呼びます。
 
 特色検査では,『論理的思考力』と『情報活用力』の2つが,考え方のベースとなります。この2つの力の上に,皆さんが中学校で勉強した各科目の知識を上手に組み合せていきながら問題を解くのです。

ここでも書いたように、特色検査の問題の多くは、『論理的思考力』と『情報活用力』の2つの力がベースになっています。この2つの上に、英数国理社の知識を上手く組み合せることができるようになると、特色検査は別に怖くはありません。

第1回目は、『情報活用力』の中で最も基本的かつ最も重要な『情報整理力』と『論理的思考力』をテーマにしたのは、この2つが特色検査では最重要な思考法だからです。

特色検査対策講座添削の実施要項

慧真館塾生は無料

慧真館塾生は、教材+添削については、受験対策指導の一貫としての位置付けなので、費用は一切かかりません。3月模試の時点で特色検査実施校を志望校としている人には、強制的に全員取り組んでもらいます。

塾生以外は有料での指導となります

基本的に塾生のための受験対策指導として作成しているものなので、塾生以外の方でテキスト+添削指導をご希望の方は、申し訳ございませんが有料とさせていただきます。

●対象・・・特色検査実施校を志望している中3生(ただし、横浜緑ヶ丘・横浜サイエンス・市立南志望者は、特色検査の問題タイプがかなり異なるため、対象外とします)

●難易度・・・練習模試の難易度はやや高めに設定してありますが、難問すぎて手がつけられないというレベルではありません。湘南や厚木、小田原レベル程度です。

●配布物・・・特色検査対策テキスト、練習模試の2点を郵送にてお届けします。

●受講料・・・1回3750円(税込)※ただし、答案提出にかかる送料(1回82円程度)は各自でご負担ください。

※添削は私が一人で全て担当します。時間がもの凄くかかると思われるため、あまり塾生以外の希望者が多くなると全て見きれなくなる可能性があります。人数が多くなりすぎると、募集を打ち切らせていただきます(現在既に2名のご予約があります)。

●お申込&お問い合わせ・・・こちらのお問い合わせページからお願いします。

※6/20追加・・・特色検査対策講座についてのよくある質問をまとめましたのでご参考になさってください。