入試1日目が終わりました。もう少し早い段階で感想をブログ記事にアップする予定でしたが、面接練習や中1中2生の対応に追われこんな時間になってしまいました。
とりあえずの感想をダラダラと書いてみます。
ザーッと解いただけで、詳しく分析したわけではないので、超ザックリとした感想を書いておきます。塾としての見解は、ツイッターでつぶやいた通りです。
今日の共通入試について、とりあえずザックリとした感想をまとめると、
英語⇒やや難化
数学⇒難化(証明・関数が特に)問5は実は簡単
国語⇒易化(編隊書けた人は少ないはず。変態ではない。)
理科⇒易化(少なくとも去年・一昨年よりはかなり解きやすくなった)
社会⇒激易化— 慧真館 (@keishinkan) 2016, 2月 16
ちなみに生徒達の反応は、
- 英語⇒難しかった。
- 数学⇒難しかった。特に関数(ウ)と証明ができなかった。
- 国語⇒普通。模試よりは簡単。(注:うちの塾の中3生は国語が苦手なので、あまりアテになりません)
- 理科⇒去年・一昨年よりは簡単。
- 社会⇒簡単。かなりできた。
とのことでした。塾生と私とでは、英語の見解にかなりの温度差がありましたが、受験生の立場から考えたら難化したと言えるのではないでしょうか。
迷走している数学の問5は一次関数でしたね。予想が外れました。ただ、この一次関数は、出題傾向こそ新しいものですが、冷静に解けば全く難しくはありません。ちなみに今日の小6の算数の授業で6年生に(ア)と(イ)を解かせてみたところ、(ア)は全員正解(当たり前ですが)、(イ)でも3分の1くらい正解しています。
数学の問4は、2009年度の小田原高校独自とほぼ同じでした。
神奈川県公立入試数学の確率の問題。この既視感はなんだと思ったら、2009年度小田原高校独自の確率とほぼ一致。そして、コレ入試一週間前に授業で解いている。 pic.twitter.com/s2aZGm77Gl
— 慧真館 (@keishinkan) 2016, 2月 16
問3の関数の(ウ)と問7の証明は難化しましたね。その代わり問6の空間は簡単になりました。
数学全体的に言えることですが、昔の独自入試の頃の難易度に近づいてきています。昔であれば、小田原や平塚江南などのトップ層が要求されていた内容と同じレベルを、今は全受検生に等しく要求されているのです。仲良しの塾の先生とも話をしていましたが、「ますます学校の定期テストレベルとの乖離がヒドくなってきた」と言うことができるでしょう。中学校の授業レベルが変わらないのであれば、塾に通わなければ入試に太刀打ちできません。
理科は去年・一昨年と比べるとだいぶ丸くなった印象です。2年連続理科の平均点は30点代でしたが、今年は40点代に乗るでしょう。上手くいけば40点後半くらいになるかな。
国語・社会は私は解いていませんが、文系担当講師から言わせると、国語は過去3年間の中で最も簡単で、社会も今年はかなり簡単になっていたそうです。これは塾生の感想と講師の見解は一致しています。
県平均で考えると、英数で去年より平均点が下がり(特に英語は大幅に下がるかもしれません)、国語は平均点がややアップくらい、理科は10点近くアップし、社会も平均点が上がると見込んでいます。トータルでは、英語の平均点の落ち込み具合と社会の上がり具合に依るとは思いますが、去年・一昨年と同じくらいか、ややアップするのではと思っています。
特色検査が終わり、塾生全員の自己採点結果が出て落ち着いた後に、もう少し詳しい分析を記事にしたいと思います。ということで、今日はここまで。