定期テストの勉強で絶対にやってはいけない7つのこと

2012年9月2日

夏期講習がやっとこさ終わったと思ったら、昨日から定期テスト対策勉強会(通称カンヅメ)に突入。本当にこの時期は息つく暇もありません。生徒たちも、夏期講習の疲れがまだまだ残っているだろうに、定期テスト勉強会で一日8時間の定期テスト対策勉強をせっせとこなしている。絶対口には出さないけれども、うちの塾の生徒はよく頑張るなーって思いながら見ているわけです。絶対口には出さないけどね。(←2回目。しつこい。)

定期テストの結果を待たなくとも、勉強会で生徒の勉強の仕方や様子を見ているだけで、その子が定期テストで高得点がとれるかどうかはある程度分かる。成績が良い子は、普段から勉強の仕方が良いからテストでも点数がとれる。成績が悪い子は、普段の勉強の仕方が悪いからテストでも点数が取れない。

ということで、今日は「定期テスト勉強で絶対にやってはいけない7つのこと」について書いてみることにする。

一つ、「ダラダラとノートをまとめる」
いざ定期テストの勉強を開始しようというとき、まずはノートまとめから取りかかる子がいる。色ペンをゴージャスに使い、なんだかカラフルなアートのようなノートに仕上がっているんだけれども、よくよくまとめたノートを見てみると、書いてあることは学校のノートや教科書がダラダラと丸写しされているだけってことはよくある。こういうタイプの子は、ほぼ間違いなく定期テストで点が取れない。定期テスト勉強において、ノートなんてまとめなくてもよろしい。ダラダラとまとめる時間があるのなら、その分の時間を暗記なり問題を解く時間に回そう。ノートってのは、試験前に綺麗にまとめるんじゃなくて、普段から綺麗なノートを取っておくべきです。(それができない人は、きれいなノートを書いている頭の良い友達に少し賄賂をわたして、ノートを貸してもらいましょう←私が高校生の時にやっていたワザです)

一つ、「皆で一緒に勉強する」
ファミレスなんかで中学生や高校生の集団が勉強している姿を見かけることがあるが、あれは絶対にいけません。どうせ親には「友達と勉強してくる」とか言って出かけたのだとは思うが、勉強なんてそっちのけで無駄話に花を咲かせているだけ。で、ちょこっと勉強しただけでとても勉強した気になるのだが、結局何も身に付いていない。基本的に、勉強は一人で黙々とやるものです。

一つ、「読むだけ」
教科書を一通り読んだだけで、理解しているかどうかチェックしない。マーカーで線を引きながら教科書を読むのはいいが、1分後には線を引いたところすら忘れている始末。線を引きながら教科書を読むだけで頭に入るのは、一部の天才だけですから。

一つ、「解くだけ」
問題集を解いただけで、やり直しをしない。間違えたところは赤ペンで解答を写すだけ。これじゃあ、問題集を100冊解いたところで意味がない。問題集を解くということの意義を分かっていないのだが、これをやってしまう子は実は少なくない。

一つ、 「暗記していない(理解していない)のに解く」
「まず暗記したり理解する→問題集を解く→間違えたところをやり直す(もしくは覚えなおす)」というサイクルが正しい勉強法なんだけれども、どういうワケか、まだ暗記も理解もしていないのにもかかわらず、いきなり問題集を解き出す子がいる。当然何もできるワケがなく、分からないまま時間だけが無駄に過ぎ去っていく。

一つ、「ヤマをはる」
範囲が狭い定期テストにもかかわらず、全部の範囲の勉強が終わらないヤツがはるヤマなんて、当たるわけがありません。そもそも試験範囲全部の勉強が終わっていないのだから、どこが大切でどこが出やすいかどうかの見極めもつかないのに。

一つ、「無計画」
綿密な計画表を立てる必要はないけれど、いついつまでに何ページを終わらせるとか、いついつまでにこの科目を仕上げるとか、アバウトな計画は必ず立てておくべき。それさえもない無計画な子は、いつも行き当たりばったりな勉強しかしない。行き当たりばったりな勉強だと、行き当たりばったりな点数しか取れないのも当然。

他にも挙げていけばキリがないけれども、この7つは絶対にやってはいけない基本中の基本です。この7つのいずれかをやっているうちは、定期テストで点数は取れません。心当たりがある場合は、速攻改めるべき。