結果が出る人と出ない人の違い。結果が出る人に共通する3つのこと。

2018年7月18日

同じ塾に通い、同じ授業を受け、同じ課題やテストをこなしているにもかかわらず、不思議なもので結果が出る人と出ない人がいます。

今日は、結果が出る塾生に共通する3つのことについて書いてみます。

素直にすぐやる

授業中に生徒たちに大小いろいろなアドバイスをします。「ここはこう解いたほうがいい」「これはこう工夫した方がいい」「こういうところに線を引いた方がいい」という教科に関することから、「こういう勉強を取り入れたらいい」「この時期はこの勉強をした方がいい」という勉強法全般に関することまで、そのアドバイスは多岐に渡ります。

そして結果を出す子は、大小問わず、教わったアドバイスを素直に取り入れます。そこに一切の迷いもためらいもありません。すぐに行動に移します。

たとえば、毎年の受験生に対して、4月や5月くらいの初期の段階で、NHKラジオ講座「基礎英語3」と数学の10問テストを毎日の学習ルーティンに取り入れることをアドバイスします。今年の中3生に対しては、ラジオ講座と10問テスト以外に、学校の教科書を使った英語の精読も日々の学習に取り入れるようにアドバイスをしました。
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アドバイスするときは、みんなウンウンと頷きながら神妙な面持ちで聞いているんですね。でも、実際に行動に移している子はとても少ない。さらに、行動に移した子の中で、継続している子となると、本当にごくわずかです。

でもそのごくわずかの子が、伸びるんです。結果を出すんです。そして、同じようにアドバイスをもらっても行動に移せなかった子は、結果を出す子に対して「アイツはもともと頭が良いから」と言うんです。

違います。アドバイスを行動に移したかどうか。そしてそれを愚直に続けてきたかどうかの差なんです。生まれ持った能力の差ではないんです。

アドバイスをもらったら、すぐに行動に移す癖をつけましょう。やらない言い訳を探す前に、とにかくやってみる癖をつけましょう。その積み重ねが、結果を出す体質を作り出します。

know-howよりもknow-why

結果が出ない子ほどknow-how(ノウハウ)を知りたがります。「定期テストで高得点を取るコツ」「数学を短期間で克服する方法」などの「コツ」や「方法」に飛びつきます。

そしてそのノウハウの上辺だけ真似てみます。当然、上辺だけ真似てみたところでほとんど結果なんて出ません。そうすると、また別の「コツ」や「方法」を求めて旅に出ます。そしてまた新たなノウハウを仕入れてきて、上辺だけ真似てみる。結果が出ない。これの無限ループです。

世の中にはたくさんのノウハウであふれています。私もうちの塾で実践しているノウハウをブログに書いたりします。これだけたくさんのノウハウがあるにも関わらず、なぜ全員東大にいけないのでしょう。なぜ全員の学力が上がらないのでしょう。

理由は、なぜそれをやると良いのかの、根本的理解が伴っていないからです。

例えばうちの塾の定期テスト勉強会では、テストで高得点を目指すのであれば、一問一答を作りなさいという指示をします。一問一答はこう作りなさいという例も提示します。なぜ一問一答が必要なのか、なぜ通常のワークに付いている一問一答集ではダメなのか、という理由の理解なしに、ただ形だけ真似て一問一答集を作ったとしても、その人の成績は1ミリたりとも上がりません。

know-howは、なぜその方法が有効なのかという根本的な理解のknow-whyを伴ってはじめて効果が出るものなのです。

結果が出る子は、なぜその勉強が有効なのか、ということを必ず理解しています。理解した上で、勉強しています。だから結果が出ます。結果が出ない子は、なぜをすっ飛ばして、方法だけに執着する。だから結果が出ないのです。

結果が出るまでやり続ける

結果が出る子は、結果が出るまでやり続けます。至極当然のように聞こえますが、大概の子は、結果が出ないとすぐに諦めてしまいます。やめてしまうのだから、結果が出るはずがありません。

ちょっとやってすぐに結果が出るほど、勉強は簡単なものではありません。1回や2回で結果が出なくて当然です。3回や4回で結果が出ると超ラッキーです。5回や6回やってようやく目に見える形で結果が出るかどうかくらいのレベルです。それくらい、勉強で結果を出すということは大変なことなのです。

結果が出るまでやり抜く人が、結局結果を出すんです。

まとめ

まとめると、結果を出す人とは、「すぐに行動する人、方法よりもなぜにこだわる人、結果が出るまでやり続ける人」です。これは勉強だけでなく、ビジネスやスポーツでも同じです。

勉強の出来不出来は、もちろん両親からの遺伝による能力の影響を受けます。でも、この能力の部分は、行動力でいくらでもカバーすることができます。そして最終的に、行動力は能力をも凌駕します。

両親から良い頭を受け継いだけれど、本人の行動が伴わずに、結果勉強できなくなってしまうというパターンを嫌ほど見てきました。「やればできるやればできる」と周りから言われ続けた「やることすらできない子」はたくさんいます。

結果を出したいのなら、まずは行動です。

今すぐ行動しましょう。なぜにこだわりましょう。結果が出るまでやり抜きましょう。

必ず結果がついてきます。