ぼくらの愛すべき教材たち後編(理社+入試対策)

昨日の記事「ぼくらの愛すべき教材たち前編(英数国)」の続きです。今日は後編として、通常授業の理社教材と入試対策教材を紹介していきます。

理科


中2理科は、上のスライド通り、問題演習用として「中学実力錬成テキスト」と「実戦問題集」、授業はオリジナルの「授業ノート」に沿って行います。ちなみに中3理科は、昨年までは中2と同じ教材を使っていましたが、今年は授業ノートと中学実力錬成テキストをやめ、「新実力完成問題集」と「実戦問題集」の2点セットにしました。

「なんでスライドの画像が中3じゃなくて中2のヤツやねん」というツッコミが聞こえてきそうですが、今年は中3の理科のテキストを変えてみたものの、やっぱり去年までの「実力錬成テキスト」「授業ノート」「実戦問題集」の3点セットの方が良かったなとちょっと後悔しています。

新実力完成問題集というのがコレ↓

コイツの名誉のために言うと、コイツも決して悪いヤツではないんです。むしろ好きです。だから変えたんです。でも、やっぱり自分で作ったオリジナルの授業ノートには勝てない。あと、基本問題の類題にヒネリがなさすぎるというのも欠点の一つ。まあ完璧なテキストなんで無いんですけどね。

完璧なテキストはありませんが、黄色の方の「実戦問題集」だけは開校以来毎年使っています。めちゃくちゃ好きです実戦問題集。実戦問題集愛については、それこそ5時間…いや3時間は軽く語れます。

実戦問題集の一番良いところは、一言で表すと「しつこいこと」です。とにかくしつこいほど同じような問題が次から次へと何度も登場するんです。塾用テキストでも市販テキストでも、理科の問題集の一番の欠点は問題数の少なさです。理科の問題は、問題文が長かったり図表が多かったりで、大問1つでたくさんページを割いてしまいます。問題集1ページの中に問題がたった3つだけ、というのも珍しくありません。つまり、通常の理科の問題集は、1つの単元を習得するのには、圧倒的に問題数が少なすぎるのです。

実戦問題集は問題数が多いだけでなく、同じような問題が手を替え品を替え何度も登場します。しかも定期テストレベルの基礎から、入試レベルの問題まで幅広くカバーしている。実戦問題集を何周もすると、神奈川の難解な入試問題を解くための十分な基礎力が身につきます。

「実戦問題集からの全国入試問題を単元別」、という流れは、私が思う最強の入試対策です。

理科に熱くなりすぎましたね。次に行きます。

社会


社会は中2も中3も、シリウス+シリウスノートです。採用理由は、シリウスノートに書き込みながら授業ができるからです。うちの塾の理社の授業は週1回75分ずつしかありません。特に中3生は、週1の授業で全ての単元+入試対策までするとなると、効率よく授業をしないと間に合わないんですね。そういう事情があって、効率よく授業ができるノートが付いているシリウスにしています。

ただ、シリウスノートは普通に穴埋め形式で使っていってもほとんど身に付かない残念な作りになっているので、シリウスノートの穴を埋めるだけでなく、授業中に色々と補足しながら授業を進めています。

シリウス自体は問題数もほどほどで可もなく不可もなくです。市販教材よりは良いですね。別冊でシリウスプラスという冊子がオマケみたいについているのですが、実はこのオマケがなかなかの良問揃いです。なんで別冊にするのかなー使いづらいなーシリウス本体にくっ付けたらいいのになーと、いつも社会担当の相方が愚痴っていますがどうにかなりませんかね、育伸社さん。

入試対策編

全国入試問題正解(国理社)


うちの入試対策と言えば、もうお馴染みの「全国入試問題正解」です。このブログの過去記事を漁っていただければたくさんヒットするかとは思いますが、今の入試制度になった2013年度から全国入試を使い続けています。理科の問題がいきなり難しくなった2014年や、英語が難しくなった2016年、社会が劇的に難化した2018年でうちの塾生が耐えてこられたのも、全国入試問題で形式や難易度の違う多様な問題で実力を鍛え続けてきたからです。

そう言えば2019年度用の全国入試も発売されましたね。

うちの塾ではここ最近、国理社のみ全国入試問題正解を生徒に配布し、入試対策用教材として使用しています。英語と数学は完全にオリジナルプリントもしくはオリジナルの入試問題テキストを毎年作成しています。

英数2科目で全国入試問題正解を使用しない理由は色々とあるのですが、一番は、入試での英数の実力を伸ばすためには、単純な「量攻め」が効きにくいことです。もちろん「量」も大切ですが、特に上位層の入試対策としては、それ以上に「質」が大切になってきます。普通の問題をたくさんこなすよりも、良問1つを何通りもの解法で考えた方が、あるいは英語なら良質な読解問題1題を完璧に精読した方が、上位層には効果的なのです。

よって、英語と数学は、神奈川県の過去問や過去3年間の全国入試問題正解、そして特色検査の過去問の中から、その年の受験生のレベルに合わせて問題を厳選し、テキストを作成しています。

著作権の問題が絡んでくるので販売はできないんですよね。英語の文法特訓なら、ダウンロードマーケットで販売しています。

参考:文法特訓のダウンロード販売をはじめました。

これからテキスト作成のための良問選定の時期に入りますが、良問を見つけたら毎年ツイッターで呟いています。チェックしてみてください。うちはそういう事情で英数の全国入試は使っていませんが、塾なしで高校受験を目指すのであれば、むしろ英数の全国入試は必須です。独学なら、逆に国語の全国入試は必要ありません。上位を目指しているのなら、国語の全国入試の代わりに「特訓テキスト」に取り組むと良いと思います。

参考:受験の特効薬「全国入試問題正解」が効く人と効く科目。

その他

あとは、英数の入試対策の自宅学習用として神奈川県の県トレを配っています。ただ、今年は何やら育伸社から新発売予定の「極める神奈川」が熱いそうです。まだ発売されていないので何とも言えませんが、この前の小田原での教材研究会でもこのブログでもうすっかりお馴染みのすばる進学セミナーの中本先生が推していらしたし、横浜にある「イルム元町スクール」という塾の甲斐先生も今日Twitterでこのように呟いていらっしゃいました。

話は逸れますが、この甲斐先生の塾もめちゃくちゃユニークな塾です。ホームページをご覧いただけるとすぐに普通の塾ではないことがお分かり頂けるとは思いますが、独自の目線で色々なユニークな取り組みをされています。例えばコレとか→子どもホスピスプロジェクトに学ぶ「いのちの授業」。残念ながらもう満席で参加はできませんが、塾でこういう「教育」ができるって凄いですよね。甲斐先生とは同じ大手塾出身なのですが、先生の取り組みと行動力には頭が下がります。近くの方は是非一度尋ねてみてください。

話を教材に戻しましょう。今年の英数の自習用入試対策テキストは、もしかしたら県トレから極める神奈川に浮気するかもしれません。中本先生と甲斐先生が良いというのなら間違いないです。

まとめ

前編後編と2回に分けて、慧真館の通常授業と入試対策で使用している教材を紹介してきました。

教材は、料理に例えると食材です。全く同じ食材であっても、それを使う料理人の腕次第で全く違う料理が出来上がるように、全く同じ教材であっても、塾講師の力量や生徒の使い方次第で、その効果がまるで違ってきます。

また、教材は薬にも似ています。処方箋が必要な薬と市販薬であれば、もちろん処方箋が必要な薬の方が効き目はありますが、用法用量を間違えてしまうと、逆に毒にもなってしまいます。教材も同じ。市販のテキストよりも強力な分、塾用テキストは使う人と使い方を選びます。自分のレベルや目的に合ったものをきちんと吟味しないと、いくらやっても効果が出ないという状態になってしまう恐れもあります。

そのあたりをよく理解した上で、是非ご自分に(お子様に)ピッタリの一冊を探してみてください。

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