受験生へ:時間をうまく使えるかどうかで合否が決まる。

受験は時間との戦いです。特に、中学内容をすべて履修し終えてからようやく受験勉強モードに入る高校受験は、中学受験や大学受験よりも短期決戦になるため、時間の使い方がダイレクトに合否に直結します。英語で”Time is money.”と言いますが、受験生にとっては「時は合格なり」です。時間を制するものが受験を制すると言っても過言ではありません。

だからまず、受験生の君たちには、時間の使い方を覚えてもらいたいと思っています。
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今この時間を無駄にすれば、大きな悔いが残る

これから受験までの4ヶ月間は、君たちの人生にとって大変重要な時期です。だから、声を大にして訴えたいと思います。この期間を有意義に使って欲しい。今、君たちがこの時間を無駄に過ごせば、その分だけ合格から確実に遠のいてしまいます。誰しも「あの時もっとああしていれば・・・」と後悔したことが1度や2度はあるでしょう。日常の些細なことであれば、その後悔は簡単にやり過ごしてしまえるかもしれません。しかし、受験となれば話は別です。不合格を突き付けられた瞬間、あるいは志望校を諦めなければいけなくなった瞬間、簡単にやり過ごしてしまうことのできない程、大きな後悔が残ります。

反対に有意義に過ごせば、過ごした時間が蓄積されて、あとあと大きな利子となって自分自身に返ってきます。無事高校に合格したあとも、受験勉強で培った時間に対する考え方は、君たちの人生の基盤となってくれるはずです。

とにかく、今この時間を無駄にしないこと。繰り返しますが、受験において合格できるかどうかは、ひたすら時間の使い方にかかっているのです。

「空き時間」を「空白の時間」にしない

「一円を笑うものは一円に泣く」と言います。わずかなお金を軽視する人は、わずかなお金に困ることになるという意味です。これと同じことが時間にもあてはまります。一分を笑うものは、一分、いや一秒に泣くのです。だから、10分でも15分でもおろそかにしないように。たった10分だからといっておろそかにしていると、一日に何時間も無駄にすることになってしまいます。それが、受験までの4ヶ月分になると、その損失はもうちょっとどころではありません。取り返しがつかないくらい、相当なものになります。

たとえば晩ご飯のあと、勉強をしようと考えているとします。ご飯を食べ終わったのが夜の6時40分としましょう。たいていの人はこう考えてしまいます。「6時40分だったらキリが悪いから、7時から勉強することにしよう。」

キリとはなんでしょうか。10分間休憩して、6時50分から勉強しても何の支障もないはずです。キリが良い悪いに捕われる理由など、どこにもないのです。キリを大切にするよりも、1分でも早く勉強し、その分だけ早く寝て睡眠時間を取った方がよほど有益な過ごし方です。

もう一つ、受験生が時間を無駄にする典型的な例を挙げましょう。たとえば夕方の5時からどこかに出かけなければならないとします。今4時40分です。たいていの人は、「何かを始めるには、ちょっと時間が足りないし・・・」などと言って、20分間だらだらと過ごしてしまいます。

こういう人は、たとえ時間が十分あっても、何かを始めることはありません。結局、何もしないで時間だけが無情に過ぎ去っていき、それについて恐怖さえ覚えることはない人です。残念な性格という以外ありません。きっとこういう人は、受験でも、その先の仕事でも、何においても成功することはないでしょう。

わずかな時間でやることを決めておく

時間を上手に使うためには、ちょっとした空き時間に何をするかを決めておくのです。たとえば、10分時間が空く時は歴史の年号を暗記する、20分時間が空く時は英単語やイディオムを覚える、30分時間が空く時は数学の問題を1問解くなどです。このように、短い時間で何をするかあらかじめ決めておき、短い時間でも勉強できるように勉強グッズを活用するのです。

たとえば、社会の年号を覚えるための暗記カードを作り、常にポケットに入れておけば、気がついたときにサッと取り出して覚えることができます。このようなカードがなければ、わざわざ分厚い教科書を開いて該当ページを探すはめになり、どうしても億劫になってしまいます。他にも、うちの塾の卒塾生の中には、各科目の要点や覚えなければいけないことをまとめたポケットサイズのメモ帳を作り、それをいつも持ち歩いて暇なときに眺めている子もいました。

わずかな時間でやることを決め、わずかな時間でも勉強しやすい工夫をする。これが、時間を上手に使うためのコツです。

短い休憩と長い休憩を使い分ける

一分一秒でも大切にしなさいと言っていますが、何も一日中ずっと机にかじりついていなさいという意味ではありません。当然人間ですから、勉強すれば疲れます。適度な休憩も必要です。ただし、休憩する時は必ず時間を決めること。時間を決めないでいると、いつまでもだらだら過ごしてしまいます。

時間を上手に使うためには、休憩時間と勉強時間をセットにした「ターム」を設定し、このタームを繰り返すようにしましょう。たとえば「50分勉強10分休憩」を1タームとし、3ターム繰り返したら45分のロング休憩、その後また3ターム繰り返すなど自分で決まりを作っておくと、とても勉強がしやすくなります。

まとめ

昨年も時間の使い方についての記事「勉強の成果が断然違う、受験生のための時間管理術。」を書いたので、こちらも合わせて参考にしてください。

このように書くと、「こんな余裕のない時間の使い方をしなければいけないのか」と、途方に暮れてしまう人もいるでしょう。しかし、余裕とは、上手に時間を使えてこそ生まれるものです。1分1秒をも無駄にしない時間の使い方が、勉強以外の休憩に充てるための時間や息抜きのためのリフレッシュの時間を生むのです。

これからの数ヶ月が、君たちの今後の人生にどれだけ大きな意味を持つか考えると、一瞬たりとも時間をおろそかにはできません。わずかな時間でも有効に利用すると、気がついた時には相当のことができています。しかし、わずかだからと何もしないでいると、あとで取り返そうと思ってもなかなかできません。

受験生になる第一歩は、時間の使い方を見直すことです。

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COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 3 )
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  1. posted by 藤井祐介

    岸本先生
    初めまして、私も学習塾の講師を勤めております。
    勝手ながら、常日頃より、岸本先生のブログを拝見し、自らの指導に活かしております。
    本日の記事、大変参考になりました。
    最近の中学生は、ほぼ全員スマホを持ち、触っています。
    授業の始まる五分前、貴重な時間でもスマホを触っています。
    岸本先生の塾では、スマホを持ち込み禁止にしていますか?
    本当に単純な質問で恐縮ですが、お答え頂けますと幸いです。

    • 藤井様

      コメントありがとうございます。
      弊塾は、スマホや携帯を保護者との連絡手段として教室に持ってくることは許容していますが、教室の中では講師の許可がない限り開いてはいけないことになっています。

  2. posted by 藤井祐介

    岸本先生
    ご返信ありがとうございます。
    禁止、は子供の判断力を損なう気がしていたので、やはり教室内禁止を徹底したいと思います。
    お忙しい中、ありがとうございました。

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