最後に、受験当日のアドバイスをしておこうと思う。

2016年2月15日

いよいよ火曜日から公立高校の入試を迎えますね。試験当日の際に気をつけて欲しいことをまとめてみます。
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共通入試学力試験当日のアドバイス

ルーティン学習をいつも通り行う

試験当日だからと言って、特に変わった行動をとる必要はありません。ルーティン学習をいつも通り行いましょう。慧真館OBの小田高生のアドバイスにもあったように、毎朝NHKラジオの基礎英語を聞き続けてきた人は、試験当日も同じようにラジオを聞いて耳を慣らしておくこと。朝に数学の計算練習をしている人は、いつもと同じように計算をしてから試験会場に向かいましょう。

試験前にウォーミングアップを行う

試験会場には時間に余裕を持って到着するように。試験会場についてから試験が始まるまでの待ち時間、頭のウォーミングアップをしましょう。スポーツと同様に、人間の頭は急にフル回転することができません。ウォーミングアップとして意識したいことは、軽く頭を働かせることです。そのためには、「何かを解く」という行為が重要です。テキストやノートをただ眺めているだけでは頭はあまり働いてくれません。うちの塾生には、いつも数学の時間に解いている「10問テスト」を1枚持っていき、試験前にウォーミングアップとして取り組むように話をしています。

試験前にシャーペンの芯をチェック

試験前に必ずやっておきたいことは、シャーペンの芯のチェックです。試験中に、シャーペンの芯がなくなって何度もカチカチとやるような時間のロスを避けるためです。シャーペンの芯は新しいものに取り替えておきましょう。万が一シャーペンが壊れたときのために、鉛筆や替えのシャーペンを事前に用意しておくことも忘れずに。

試験中はとにかく焦らない、気負い過ぎない

入試は焦った者負けです。いつもと出題傾向が変わっていても、解けない問題があっても、平常心を保つこと。入試の条件は皆一緒です。自分ができない問題は隣の人もできないはず。出題傾向が変わってビックリしているのは自分だけではないはず。とにかく、何があっても焦らず、動じず、解ける問題から確実に解いていくことを心がけてください。

また、「高得点を取らなければ」と気負い過ぎないことも重要です。特に得意な科目でやってしまいがちなのですが、難しい問題に固執するあまり、結局そこで得点できず、しかも時間オーバーになってしまったり、焦りから易しい問題で落としてしまったりということがしょっちゅうあります。特にトップ校受験生は注意が必要です。難しい問題があれば、捨てるのも勇気の一つです。1つ捨てても、他の問題で正解すれば良いだけです。別に100点満点を取る必要はないので、1つの問題にこだわり過ぎないように。また、1つの科目にもこだわり過ぎないように。

終了した科目のことを引きずらない

慧真館OBの湘南生のアドバイスの1つに、「終わった科目のことは決して引きずらないこと」ということがありましたね。前の科目で思い通りにいかなくても、スパッと切り替えて次の科目に臨みましょう。引きずっても、解答用紙を提出してしまった後はもうどうすることもできません。入試は総合点での勝負です。1科目くらいできなくても、残りの科目で取り返せばいい。

また、これは毎年注意をしていますが、友人達と終わった科目の答え合わせをしないこと。もし、周りで答え合わせをしている人たちがいても、「バカなことをやっているな」と心の中で笑っておきましょう。決して話を聞いたりしないこと。

昼休み等の休み時間は心に余裕を持って過ごせ

小田高生のアドバイスに、「休み時間に、社会の超基本的なことを覚えている周りの受験生を見て、『今頃そんなことをやっているのか』と思っていた。そんな直前に新しいことを勉強しても意味がない。模試直しノートなどをチェックするだけで十分。」とありました。

彼女のアドバイス通り、休み時間はそれくらいの心の余裕が必要です。学校の定期テストじゃないんだから、最後の1分1秒までテキストにしがみついて勉強するよりも、今までやってきた直しノートや暗記カードを確認しておくだけで良いでしょう。最後にジタバタするよりも、お手洗いを済ませておいたり、少し体を動かしてストレッチしたりして、リラックスした状態を保ちましょう。

入試を楽しもう!

これが一番のアドバイス。入試を楽しみましょう。どんな問題が出るんだろうと不安になるんじゃなくて、ワクワクしましょう。楽しい気持ちでいる方が、アドレナリンがたくさん出るので頭が活発にはたらきます。難しい問題に遭遇したときや傾向が変わっていたも、「ヤバイ!落ちるんじゃないか」と思うのではなく、「さあ、この局面をどう乗り切ってやろうか」と困難な状況を楽しむようにしましょう。

ガチガチに緊張するんじゃなくて楽しめる余裕があった方が、良い結果が出ます。楽しむ余裕がなくなっているときは、無理にでも笑顔を作ろう。入試は楽しんだもん勝ちです。

まとめ

まとめは完全に自塾生に向けて書きます。

これまで綴ってきた合格手帖を見てください。今までどれだけ勉強してきたか、どれだけの問題を解いてきたか、どれだけこの1日のために努力をしてきたか、もう一度よく合格手帖を見てください。

各科目の全国入試をどれだけ解いてきたでしょうか。理社に至っては、全国制覇どころか2周も3周も解いている人もいるでしょう。中3の1年間で解いた数学の10問テストと英語の文法特訓は90枚です。1回解いて終わりにするのではなく、何回も解いて復習してきたでしょう。

これだけ頑張ってきたんです。あとはいつも通りやればなんとかなります。頑張った自分に胸を張れるよう、精一杯楽しんで試験に臨もう。