竹島や尖閣諸島について、今も昔もほとんど教育されていない

竹島や尖閣諸島について、今も昔もほとんど教育されていない

2012年9月29日
教育論
塾長の教育論

あまりブログに政治的な投稿はしない主義なんですが、あまりにも尖閣問題や竹島などの領土問題がエスカレートしてきたので、自分の思うことを書いてみようと思ったわけであります。

自分の思うことを書いてみようとは言ったものの、恥を忍んで正直に告白してしまいますと、

私、竹島や尖閣諸島の問題のことを、実はよく知らない!!

のですよ。なぜ韓国や中国が竹島や尖閣諸島を自分たちのものだと主張しているのかはもちろんのこと、日本がそれらの領土を日本固有の領土と主張している歴史的背景も理由も実は良く分からないんです。私が無知なだけなのかもしれません。実際、中学生や高校生の頃、社会はあまり得意な方ではなかったし、あまりにもつまらなくて社会の授業中に寝ていたこともあります(先生、ごめんなさい)。

でもね、ちょっと言い訳させてもらうと、

だって、学校とかで詳しく習ったことないし!!教科書とかにも書いてなかったし!!!

皆さんも同じではないですか?世間ではみんなワーワー言っているけれど、今ものすごく問題となっている領土問題に対して、歴史的背景を踏まえてこういう理由だから日本の固有の領土だってちゃんと説明できる人、実は少ないのではないですか?

韓国では竹島(むこうの表現では独島と言うらしいが)が韓国の領土であることや、そう主張する背景(事実かどうかはさておいて・・・)を小学生からみっちり教育をするそうです。だから、韓国ではみんな「独島は韓国の領土」って何の疑いもなく思っているのだとか。一方で日本では、私のように、竹島や尖閣諸島について、日本固有の領土であるという事実すら学校で教わったことがない人の方が多い。日本人は領土問題について、まったくと言っていいほど教育を受けてきていないんですね。

昔は教科書に領土問題を持ち込むべきではないという考え方が一般的で、教科書にすら領土問題についての記載がなかった。今の中学生が使っている教科書はというと、竹島や尖閣諸島についてこのように書かれています。

教育出版の教科書「中学歴史」の251ページ

『日本の領土をめぐって~北方領土と竹島、尖閣諸島』

現在、ロシア連邦により不法に占拠されている北方領土(北海道)については、日本への返還を求める交渉が続けられていますが、いまだに実現していません。また、北方領土とともに、竹島(島根県)や尖閣諸島(沖縄県)も日本固有に領土です。日本海に位置する竹島については、韓国との間に、その領有をめぐって主張に相違があり、未解決の問題となっています。一方、東シナ海に位置する尖閣諸島については、中国がその領有を主張しています。

 

教育出版の教科書「中学地理」の125ページ

『領域をめぐる問題』

日本と韓国との間にも、島根県の竹島をめぐる領土問題があります。竹島は日本固有の領土であり、1905年から島根県の一部としてきた島ですが、1952年以降、韓国政府が不当な占拠を続けています。

・・・たったこれだけ。

あんな分厚い教科書で、たった数行しか触れられていない。しかも、地理にしても歴史にしても、「領土問題がある」と述べるだけで、なぜ日本の領土と言えるのかという正しい根拠を全く掲載していない。

「日本固有の領土」と言い切っているのなら、その歴史的背景や事実を、もっと詳しく子どもに教えるべきなのでは。右翼的でもなく左翼的でもなく、「こういう理由で日本の領土には間違いないのだが、こういう理由で韓国や中国はその所有権を主張している」という事実をあるがままに教えることが必要な時代になってきているのじゃないかなと思っているのです。縄文時代の土器を教えるのも重要だと思うけれど、これからの日本を支える子どもたちには、縄文時代の土器よりも竹島や尖閣諸島が日本固有の領土である所以でしょう。