勉強ができない人に共通するたった一つの問題点

勉強ができない人に共通するたった一つの問題点

2014年11月1日
教育論
塾長の教育論

辛口になるかもしれませんが。まぁいつも辛口なので今更ことわるのもなんですが。

勉強ができる人、できない人にはそれぞれ複数の共通点があるが、その中でも「勉強ができない人」のおそらく全員に共通する問題点はコレかと。

「アンテナの感度が低すぎる」

アンテナ感度の差

子どもの学力はアンテナの感度に比例すると思っている。

子どもの周りには、常に膨大な量の情報や新しい知識が飛び交っている。アンテナの感度が良い子は、何をしているときでも飛び交う情報や知識に敏感に反応し、たとえその情報が自分にとって有意義であろうとなかろうと、それらに興味を持ち吸収しようとする。一方アンテナの感度が鈍い子は、膨大な量の情報が飛び交っていても、それをキャッチできないでいる。たとえそれが自分の人生を左右するような情報が流れていても、その子のアンテナには引っかからない。

塾で授業をしていると、この違いをヒシヒシと感じる。

勉強のできない子は、総じてアンテナの感度が低い。重要なポイントの話をしていても、勉強のできない子は「それが重要だ」ということに気が付いていないらしく、下を向いたままノートを書いていたり、違う方向を見ていたりする。勉強のできる子は、重要なポイントの話をするとき、たとえ作業の途中であっても必ず前を向いている。常に視覚・聴覚・嗅覚などのアンテナを張り巡らせているので、先生の行動や声色などのいろいろな情報から、何が重要で何が重要ではないかを見抜いているからだ。

繰り返しになるが、勉強のできない子は、特に授業中のアンテナの感度が低すぎる。授業中のアンテナの感度が低すぎるということは、授業に対する吸収率も低いということ。たとえば10ある大切なポイントのうち、アンテナ感度が低いと3や4くらいしかその場で吸収できない。だから、勉強が分からなくなる。だから、家で復習しなければいけない状態になる。

もちろんアンテナ感度の高い子だって、家で復習することは重要だ。ただ、アンテナ感度が低い子と高い子では、復習の意味さえも違ってくる。アンテナ感度が高い子は、「授業で得た情報を定着させるために」復習をする。アンテナ感度が低い子は、「授業で取りこぼした情報を取り戻すために」復習をする。つまりは二度手間。しかも、ほぼ独学に近い状態で復習することになり、効率はめちゃくちゃ悪い。だから、同じ時間復習しても、とてもじゃないけれどアンテナ感度の高い子には追い付かない。

まずはアンテナ感度を高めることから

うちの塾生が復習テストで点数が取れていないと「復習したのか」と檄を飛ばす。そうすると、生徒は決まって「はい、しました。」と答える。その言葉にウソがないのだとすれば、復習の仕方云々という話よりも、まずは授業中のアンテナ感度を高めることから始めなければならない。

ではどうすればアンテナ感度を高めることができるのか。

1.いつも「何が大切か」を意識しながら授業を受ける。
2.先生の目を見て話を聞く。
3.先生の話にいちいちうなずく。

授業中のアンテナ感度を高めたいのなら、この3つを意識すると良い。いつも「何が大切か」を意識しながら授業を受けていると、重要なところと重要でないところが見極められるようになる。授業中に先生の目を離さず見る。目は口ほどにものを言う。先生の目力がハンパないとき、それはつまり超重要ということだ。そして、先生の話にいちいちうなずいてみる。うなずくということは、ちゃんとアンテナを張り巡らせて聞いている証拠。話を聞こうとしていない人は、絶対にうなずけない。

ちなみにアンテナ感度が低い、残念な人はこうなる。
1.いつも目的意識がないので授業が受身的。
2.先生の目どころか前すら向かない。
3.先生の話にうなずくどころか、自分のワールドに入っている。

日常のアンテナ感度を高めると情報量も増えていく

アンテナ感度が大切なのは、何も授業中に限った話ではない。授業以外の日常生活においても、常にアンテナ感度を高めておくと情報量も増えていく。たとえば、勉強のできる子は、時事問題にも強いことが多い。日頃テレビで流れているニュースに関心を持ち、よく聞いているからだろう。

情報量の差は知識の差になる。知っていることが多ければ多い方が、できることは確実に増えていく。いろんなところにアンテナを張り巡らせ、アンテナ感度を鍛えていこう。「これはどういう意味だろう」「これはどんなことだろう」「何が大切なんだろう」といちいち興味を持って生活すると、嫌でもアンテナ感度は高くなる。そうすれば、「勉強できない人に共通する問題点」から脱却することも可能だ。