2020年度入試自己採点結果と受験生の感想

神奈川県公立入試第1日目の共通入試が終わりましたね。
とりあえず当塾の受験生全員分の自己採点結果が判明したので報告ブログです。

一つ断っておきますが、当塾は個人経営の非常に小さな塾です。大手塾のように何百人も何千人も生徒が受験生を抱える塾ではありません。また、超小規模集団ゆえに、各年によって偏差値にバラツキがあります。なので、あくまでも参考程度にしてください。

●2020年共通入試問題と解答はコチラからダウンロードできます。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-270648.html

塾生自己採点結果

年度 英語 数学 国語 理科 社会 合計
2020年度 76.9 73.9 80.9 81.9 82.7 396.3

今年度当塾から公立入試にチャレンジした生徒は10名(12期生のうちすでに沼津高専に1名、桐光学園に2名が推薦で合格しています)。10名の志望校は厚木・小田原・平塚江南・秦野で、1月の最終全県模試の平均偏差値は63.5でした。そのレベルでの結果だとお考えください。

2019年度の塾生の自己採点結果と比較してみましょう。
2019年度入試の自己採点結果と塾生の感想

2019年度の自己採点平均が399.4点だったので、今年度の396.3点は一見すると昨年度とほぼ変わらずですが、昨年の当塾の公立受験者は、横浜翠嵐・厚木・小田原・平塚江南で、1月の最終全県模試の平均偏差値は66だったので、今年の受験生の方が受験校のレベル・全県模試の偏差値でも昨年度よりも下回っています。

平均偏差値が2.5ポイントも下回っているにもかかわらず、自己採点結果がほぼ変わらないということは、今年は全体的に易化したと言えるでしょう。

ちなみに小田原・平塚江南の受験生で比較してみると、

・2020年度…407点くらい
・2019年度…375点くらい

と、同レベルであれば今年度の方が+30点も上回っていることがわかります。

全体的に見ると、上位校ほど得点のインフレ傾向が強いことが予想されます。

各教科の生徒たちの感想

私はまだ数学しか問題を解いていません。詳しい分析は、また後日落ち着いたときに改めてアップします。

とりあえず今日は、当塾の受験生の感想のみを紹介します。

英語

・リスニングが超ゆっくりでビックリした。
・前半の文法問題で崩れなかったのがよかった。
・問8の長文が読みづらかった。
・焦って長文が頭に入ってこなかった。

数学

・形式が変わって焦った。
・問3に証明があってテンパった。ヒストグラムは簡単だった。
・関数でとれたので良かった。大問の順番が変わったが、焦らず解けた。
・最後の立体で死んだ。

国語

・いつもよりできた。模試でもとったことのない点数がとれた。
・解答欄を間違えたかも…
・とりあえず漢字できて良かった。苦手な論説全部できて嬉しい!
・古文簡単だった。
・文章が全然読めなくて、読解が全然できなかった。

理科

・ゆっくりやりすぎた。
・あまり集中できなくて、よく問題を見てなくて×になったところが多かった。
・化学大問(問6)難しかった。
・思ったよりも点数低い。

社会

・いつも(例年)より簡単だった。
・いつもよりできた。
・点数がとれすぎて怖いです。
・いつもは全然解けなかったのに思ったよりできていた。

まとめ

塾生の意見をまとめると、

・英語→例年通り
・数学→傾向が変わったが例年通り
・国語→易化
・理科→例年通り〜やや易化
・社会→大幅に超易化

全体的な平均点は間違いなく上がると思います。特に上位層ほど平均点の上昇は顕著になるかなと予想しています。

受験生の皆さん、お疲れ様でした…と言いたいところですが、まだ試験は終わっていません。特に特色検査実施校を受験する人にとっては、1割の学校でまだあと1教科分、2割の学校だと2教科分に相当する入試が残っています。

特色検査校はボーダーライン上は、特色検査の得点が大きく合否を左右します。

うまくいった人も思うような点数をとれなかった人も、気持ちを切り替えて特色検査対策・面接の準備を始めましょう。