5期生卒塾式を終えて

2013年3月12日

久しぶりの更新です。2月28日の合格発表の後、入試報告会の資料作成や卒塾式の準備、広告の作成、春期講習の準備等で、てんやわんやの1週間でなかなかブログまで手が回らない日々が続いていました。先週末、入試報告会と卒塾式を無事終えることができたので、ようやく少し一息つくことができるようになり、ブログをこそこそと更新しているワケでございます。

さて、うちの塾には卒業式ならぬ卒塾式というものがある。今年度も、3月10日に5期生の卒塾式を無事に執り行うことができた。式の内容を書いてしまうと、まだ卒塾式を経験していない中2生以下の学年にとってネタバレになってしまうので詳しくは書けないので残念だが、毎年涙あり笑いありの感動的な式になる(今年は涙の方が多かったが)。

「今年の卒塾式は絶対に泣かない!」と毎年自分に誓うのだが、その誓いを守ることができた年は、結局この5年間で一度もない。これまで一緒に頑張ってきた中3生たちとその保護者様が一同に会する場で、一人ひとりに卒塾証書を手渡す時、それぞれの生徒が入塾してきた頃からの思い出が走馬灯のように頭を巡り、嫌でも私の涙腺は破壊される。

今年は特にダメだった。今回卒塾していった5期生は、そのほとんどが小学生の頃から教え続けてきたメンバー。一番長い子だと、慧真館開校からずっと在籍してくれていた子たちだ。慧真館を開校させてから3月10日までの間、言わば私と一緒に慧真館を作り上げてきてくれたのが、5期生だった。開校からの5年間、ずっと一緒に頑張ってくれたのが、5期生だった。そんな5期生もこれで解散なのかと思うと、自然と色々な思いがこみ上げてきた。

彼らにとって、この塾はどんな場所だっただろうか。ここで何を学び、何を感じ、何を得ることができただろうか。卒塾式を迎えるたび、自問自答をする。結局答えは永遠に分からないのだけれど、卒塾式で生徒たちが涙を溜めながら「ありがとうございました」と言ってくれるだけで、「ここで塾をやっていて良かった」という気持ちになる。

5期生たち、卒塾おめでとう。
今まで本当にありがとう。