合格者が語る、一番役に立った受験勉強法とは

2013年3月13日

全員合格を成し遂げた5期生に、卒塾アンケートというものを実施した。アンケートでは、志望校に合格した今だから言える「役に立った受験勉強法」や、「これから受験を迎える後輩に対してのアドバイス」など、色々なことを書いてもらった。今日はその中でも、うちの塾の5期生達が後輩達に贈る、「役に立った受験勉強法」を紹介してみる。合格した生徒が実際に実践し、これで模試の成績を伸ばした勉強法ばかりだ。これから受験を迎える中2生には、特に参考にしてもらいたい。

ではいきます!

「役に立った受験勉強法」

・模試や問題集の「やり直しノート」を作ったこと。
この「やり直しノート」を役に立った受験勉強法に挙げた生徒が卒塾生の半数近くいた。うちの塾では、定期テスト勉強会のときから、やり直しノートを作成するように指導しているが、受験勉強のときも同じように、模試の度にやり直しノートに取り組むように指導してきた。「できなかったことをできるようにすること。」これが、勉強ができるようになるための単純明確な極意。定期テスト勉強でも受験勉強でも、間違えたところを丁寧にやり直しすることが、成績を伸ばす一番の近道だと言える。

・テキストを繰り返し解くこと。
「やり直しノート」の次に多かったのが、テキストや問題を繰り返し解くこと。テキストは、1度解いてハイ終わりではもったいないし、それだけで成績が伸びる子は余程の天才だろう。よく作り込まれたテキストなら、何度も繰り返し解く度に新たな発見や学びがあるものだ。うちの入試教材は他塾に比べて多くはないのだが、だからこそ塾生は同じテキストをボロボロになるまで解く。手当たり次第色んなテキストを解くよりも、1冊を何度も解いた方が実際効率が良い。

・全国入試問題をやり込むこと。
5期生全員に渡していたのが、旺文社の全国入試問題正解。47都道府県の公立入試問題と、いくつかの国私立の入試問題が掲載されている。実際の入試問題をたくさんこなすことで、自然と各教科の出題傾向や解法ポイントが分かる。全国入試問題を解き、間違えた問題をやり直しノートで復習する。正直、これに勝る受験勉強法は無いと言えるくらい、最強です。

・英語は基本文や文法から頭に叩き込んだこと。
英語を苦手としている生徒にアドバイスをしたのは、まず基本文をしっかりと英文に英訳できるようにすることと、単元別の文法テキストをやり込むこと。特に基本文を英文に英訳できるようにすることは、一番の英語攻略の近道です。これをちゃんと実践した生徒は、実践する前よりも飛躍的に英語の力が伸びました。

・歴史の年号暗記。
歴史の問題を解くには、歴史の流れが順番にちゃんと頭に入っていないといけない。うちの塾では、鬼の冬期合宿で歴史の年号テストを完璧になるまで繰り返しやることで、歴史の流れを整理させる。年号テストを完璧になるまでやると、歴史の問題が解きやすくなります。

・覚えられないものは、暗記プリントを作成して毎日見ること。
勉強法を良くわかっていて、かつ一番真面目に取り組んでいた生徒の勉強法。この他にも、単語帳を暗記帳として使用したりなど、それぞれ工夫を凝らしながらなんとか覚えようとしている生徒が多かった。

などなど。
5期生のほとんどが、上に挙げたもののどれかを「役に立った受験勉強法」として書いていた。さすが、うちの塾生!成績が伸びる勉強法を良く分かっている。5期生全員が志望校に合格したのも、そのうち9割が公立上位校に進学するのも頷ける。これだけ王道な受験勉強を実践していたなら、そりゃ成績は伸びます。

受験に成功する鍵は、「正しい受験勉強のやり方を知り、努力を惜しまないこと。」これに尽きる。これから受験を迎える中2生は、是非参考にしましょう。