2科目満点の生徒のこととか、中1生がしょっぱい出だしだったこととかいろいろ。

2014年6月18日

今年度1回目の定期テストが返却され始めた。まだ中2の結果が揃っていないので何とも言えないが、中3生はさすがの安定感。まだ全中学のテストが終わったわけではないが、今のところ中3生は全員5教科200点を超えていて、塾内平均点は225点と9割を超えている。今回が定期テスト初回となった中1生はまだまだといったところかな。

ただ、例年よりもメイン中の中1生のテスト問題がやや難しかった感じはする。特に、中1の初回の英語の定期テストは毎年満点が続出するくらい超簡単な問題だったんだけれど、今年は初回からかなりタフな問題構成となっていた。学校内の平均点も20点台だったということで、これは同中学の例年の平均点よりもかなり低い。ちなみに、定期テストの問題が難しくなることはむしろ好ましいことだと個人的には思う。生徒からしたら良い点数が取りにくくなるので嫌だとは思うが、テストの問題が難しくなるということは、結果的に個のレベルも上がっていくことに繋がるから。

昨日の記事で定期テスト返却後にやるべきことを書いたが、ややしょっぱい出だしとなった中1生にも同じことを話した。テスト後の行動と反省こそが、次の成長に繋がるということ。次に繋げるための反省の仕方とやり直しの仕方を細かく説明した。うんうんと頷きながら聞いていたが、中1生はこういう素直に人の話を聞けるところがこの学年の良いところだと思う。ただし、素直に聞けることと、聞いた話を行動に移せることはまた次元の違う話になる。聞いて納得しただけで終わってしまうか、それを実際に行動に移すことができるか。中1生の真価が問われるのは、むしろ2回目のテストになるだろう。

さて、中3生の中でも目覚ましい結果を出した生徒がいる。先週の記事の勉強できる子の定期テストノート大公開!で紹介したノートの持ち主だ。1回目のテストで、英語・理科の2科目で満点獲得。5教科合計も250点中240点をたたき出している。結果論になるかもしれないが、この生徒が定期テストで結果を出すことくらい、テストの前から分かっていた。勉強量、勉強の質、テストに対する意気込み、計画の進め方のどれをとっても他の塾生と全然違う。ずっと隣で勉強していた中1生に、「あの先輩の勉強するときの姿勢は、なんか怖いくらい凄かった」とも言わしめるほど。とにかく、勉強をしているときのオーラが凄い。

結果を出す子というのは、勉強しているときに人を近づけないようなオーラを出す。去年厚木に行ったORも強烈なオーラを放っていたし、同じく厚木に行ったCIもなんとなくオーラがあった。小田原に行ったMNも、何とも言えない独特なオーラを放っていた気がする。2年前に厚木に行ったNHも、もの凄いオーラを放ちながら勉強していて、周りの後輩達から「カンヅメ中のH様は恐ろしい」と陰でささやかれていたこともあったっけ。オーラというのは、勉強に没頭することから生じる。周りが見えなくなるほど没頭している子が、他の人を圧倒するオーラを放つのだ。

ちなみに先ほどの中3生。2教科満点で、250点中240点という結果でも、まだまだ本人は満足していない。その気持ちが、テストの振返りの言葉にもにじみ出ている。本人が書いたテストの振返りを紹介してみよう。

収穫点:「テスト終了までペンを置かない」作戦で、見直し&解き直しをした結果が、初めての2科目満点に繋がったんだと思う。

反省点:ケアレスミスは減ったのに、点数が上がらないということはつまり、分かっていなくてミスをしているということだから(特に社会)、理解が薄かったのだと思う。

次回の抱負:とにかく「テスト終了までペンを置かない」作戦で、ケアレスミスをゼロに近づけること。テスト期間前から勉強を始め、気持ち的には常に5科目満点を目指すこと。

現状に飽き足りることなく、さらに高みを目指す姿勢は目を見張るものがある。
他の塾生達、特に今回のテストが初めてとなった中1生は、どんな振返りを書いてくるか、楽しみにしておこう。