大手塾を経験してきた私が、塾生を教える上で大切にしている3つのこと。

大手塾から転塾してきた、あるいは大手塾を一度経験したことのある生徒や保護者の方から、「慧真館は大手塾とは違いますね。今までの塾でやってきたことが通用しません」とよく言われます。そう言われると「そうですか」と軽く返事をしつつも、心の中では「そりゃそうだよ」と思っています。

私は元大手塾講師です。その頃の経験から、大手塾の良い面も悪い面もたくさん知っています。うちの塾は、大手塾の良いところはそのまま取り入れ、悪いところはことごとく排除する手法を取っています。他の塾の先生方にも「慧真館ではどんなことをやっているのか知りたい」と言われる機会が多いので、今日はうちの塾が大切にしている3つのことを書いてみたいと思います。

うちの塾で大切にしていること3つ

勉強のやり方を教えています

うちの塾は、勉強のやり方を普段から細かく指導しています。つい最近行った中1の入塾面談にて、お母様が子どもに「こんな面倒くさいことを言ってくれる塾はあんまりないわよ」とおっしゃっていたのを聞いたとき、思わず「お母さん。その通りです。うちは非常に面倒くさい塾です。」と言ってしまいました。

たとえば宿題一つでも、きちんと途中の考え方を含めて書く、答え合わせをする、間違えた問題は復習してやり直すことを徹底しています。どれか一つでも適当にやったものなら、すぐに突き返して正しいやり方でやり直しをしてもらっています。特に間違い直しについては、小学生の頃からなぜ間違い直しが重要かという話をし、間違い直しをサボると思いっきり怒っています。

子どもにとっては、これほど面倒くさいことはありません。宿題なんて、適当にチャチャッと終わらせたいものです。ただ、そのような適当な表面上の勉強を積み重ねても、当然のことながら学力は正しく積み上がっていきません(小学生にはよく積み木に例えて話をしていますね)。

適当な勉強をするとすぐに指摘し、見過ごすことなくきちんとしたやり方でやり直しをさせることを繰り返していくと、いつしかそうすることが当たり前になっていきます。そうなると非常に強いです。正しく積み木を積んでいけば、頑丈な土台ができます。うちの塾生たちは、そうやって学力を伸ばしているのです。

新しく入塾してきた子は特に、「なんて面倒くさいことをイチイチ言われるんだ」と思うかもしれません。面倒くさくても何でも良いので、とにかく面倒なやり方を続けましょう。そうすれば、いずれそれが面倒ではなくなり、普通のことだと捉えられるようになります。それが、月並みな言葉で言うところの「正しい勉強習慣を身につける」ことです。

ちなみに、大手塾にいたときは、こんなに面倒くさい指導はしていませんでした。宿題をいちいちチェックして指導するのは、生徒にとっても面倒ですが、我々講師にとっても非常に面倒くさいことです。大手塾にいたとき、今の何倍もの塾生を抱えていました。そんな面倒なことをやっていたら、それこそ毎日徹夜になります。少人数だからできることです。

「できるまで」を徹底してます

うちの塾は「できるまでやる」を徹底しています。この徹底ぶり、自分で言うのもなんですが、半端ないです。このように保護者の方に説明すると、「とても良い取組みですね。親もそれを望んでいます。」とおっしゃるのですが、親はそう望んでいるかもしれませんが、子どもからしたらたまったもんじゃないです。英単語や漢字、理科社会の暗記物は、1問でもミスをしようなら全部再試になります。普通の子どもなら「1問くらい良いじゃないか」と思うことでしょう。

でも、暗記物のテストで「(1問くらい)間違えても良い」を認めてしまったら、「満点を取る勉強の仕方」を習得できなくなります。適当に勉強しても、暗記が得意な子なら1問ミスくらいで切り抜けることができるからです。満点合格にすることで、子どもは満点を取るにはどうすれば良いのかを考え、満点を取る勉強をするようになります。満点を取る勉強の仕方を応用すれば、定期テストでも普通に満点が取れるようになります。だから、定期テスト対策授業をしなくても、ウチの生徒は定期テストでよく満点を取ってくるのです。

数学はもっと悲惨です。毎回確認テスト(「10問テスト」と呼んでいます)をして、自力で全部やり直しができるまで帰宅できません。端から見れば、「自力でやり直しをさせないで、分からないところを教えてやったら早いじゃないか」と思われるかもしれません。確かに、間違えたところを全部教えた方が数倍速いですし、私も延々と生徒が終わるのを待つよりも断然早く帰宅できるので、そうしたいくらいです。

でも、自力でやり直しをするから、間違えたところを自分で復習する習慣が付くのです。また、こうでもないああでもないと一生懸命自分で考えたことは、すぐに教えてもらうよりもはるかに記憶に定着しやすいです。数学という科目は、人から教わって理解するだけじゃダメで、自分で考えて正解できないと、「できるようになった」とは言えません。体験生はだいたいこの10問テストができないのですが、それは今まで「人から教わってできた」ことで「分かった」と勘違いしてきた結果、自力で解けるようにはなっていないためです。

思いっきりテストが多いです

うちの塾は、他の塾と比べて思いっきりテストが多いです。テストを多くしている理由は次の3つです。

  • 塾生の理解度を細かく確認するため。
  • アウトプットする機会を多くすることで、記憶に深く刻み込むため。
  • 豊富な演習量を確保するため。
  • 要は「確認と演習」のためですね。

    大手塾時代に一番足りないと思っていたのが、ズバリこの部分です。授業だけやっていれば、子どもは無条件に伸びていくということはあり得ません。それだったら、そこら辺にありふれているネット授業で十分なはずです。テストで個人個人の理解度を常に正確にチェックし、授業に還元する。テストの出来具合から生徒の記憶力や素質を読み取り、その子に合った勉強法や入試の攻略法を考える。これをせずに授業のみをして満足しているだけでは、まず生徒は伸びていきません。これが「確認」の部分です。

    また、テストを繰り返すことで、アウトプット力を高めていく意味もあります。「分かっているんだけれどテストになるとできない」という人がよくいるのですが、それはアウトプット力が低いからです。繰り返しますが、分かっているだけではダメなのです。自分で解けないとダメなのです。これが「演習」の部分ですね。

    まとめ:「結局面倒くさい塾です」

    こういうことを繰り返すことで、いわゆる「普通の子」が、学校内で「できる子」と言われるように成長しています。うちの塾で実践していることを書いてみて改めて思ったのですが、うちの塾、本当に面倒くさい塾ですね(笑)。でも、勉強には面倒くさいことが付き物です。面倒くさいことをいかに大切にするかで、学力が変わってくるのだと思います。

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